←↑→ タロット講座( 1)タロットとは?

  タロットは現在最も人気のあるカード占いです。日本では「タロット」と呼
  ぶ人と「タロー」と呼ぶ人がいますが、ここでは一般に流布している「タロ
  ット」の方を使っておきます。

  タロットは78枚のカードから成りますが、その内22枚が大アルカナ、56枚が
  小アルカナといい、小アルカナはトランプと似たような構成で、両者は起源
  が同じか、どちらかが変形してどちらかになったのではないかと思われます。

  大アルカナ(「アルカナ」とは秘儀という意味)は次の22枚です。

   1.魔術師   Magician        9.隠者     Hermit           17.星   Star
   2.女司祭長 High Priestess 10.運命の輪 Wheel of Fortune 18.月   Moon
   3.女帝     Empress        11.力       Strength         19.太陽 Sun
   4.皇帝     Emperor        12.吊され人 Hanged Man       20.審判 Judgement
   5.法王     Hierophant     13.死       Death            21.世界 World
   6.恋人     Lovers         14.節制     Temperence        0.愚者 Fool
   7.戦車     Chariot        15.悪魔     Devil
   8.正義     Justice        16.塔       Tower

  ここで、愚者には本来は番号が付いていませんが、多くの人が 0 として扱っ
  ています。また愚者をどこに並べるかについては、上記のように最後に並べる
  人、先頭に並べる人、20と21の間に並べる人がいます。

  また、上記は伝統的なタロットの配列ですが、「ライダー系」のデッキでは
  8と11が逆になっており、8.力、11.正義になっています。また日本語のカード
  名ですが、女司祭長を女教皇、力を剛毅、吊され人を吊し人、死を死神、塔
  を落雷の塔、とも言います。

 (「デッキ」とはタロットカードのひとそろいのことです)

  タロットの大アルカナにはそれぞれそのタイトルに合った絵が描かれていま
  す。タロットを扱う楽しみのひとつはこの絵を眺めることで、中には占いは
  せずに、絵を見るのが楽しくて、単にタロットの収集に走ってしまう人も多
  くいます。誰でも半年くらいで30個程度は揃います。FFORTUNEのタロット
  会議室にいくと30〜50個程度持っている人はザラで、中には100個とか
  2000個とか収集している方もあるようです。

  さて、小アルカナの方は56枚が更に4つの「スート」に分かれ、それぞれが
  14枚あります。スートは、棒(WAND)・聖杯(CUP)・剣(SWORD)・金貨(COIN,
  又はPENTACLE)で、トランプでいえばこの順にクラブ・ハート・スペード・
  ダイヤに相当します。この辺りの問題は後でもう少し詳しく説明します。

 14枚のカードについては2通りの流儀があります。

   (1) A, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, Page,Knight,Queen,King
   (2) A, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, Princess,Prince,Queen,King

  いづれも最後の4枚は人物が描かれていて「コートカード」と呼ばれます。
  コートカードになぜ2つの流儀があるのかと、トランプとの対応については、
  また後で説明します。

  小アルカナに関しては、それぞれのカードに絵が書いてあるものと、コート
  カードのみに絵があり、あとはいわゆる「数札」になっているものとがあり
  ます。使い方はいづれも同じですが、初心者の方は、全てのカードに絵が書
  いてあるものの方が、占いやすいと思います。




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