←→ カード各論(21)世界 The World, Le Monde
【一般的な絵柄】
中央に女神が裸体で立っており、その回りには楕円形のリ ボンあるいはリースのようなものがある。女神の腰のところにはリボンが あって、陰部は隠れている。カードの4隅にはいわゆる黙示録の4獣、鷲、 獅子、牛、人間(天使)の顔がある。女神は両手(片手のことも)にバトンを 持っており、片足を曲げている。この折り方は吊され人の足の折り方と同 じである。
【一般的な意味】
完成。完全。達成。実現。幸せな結婚。旅立ち。死。海外旅行。留学。出 張。解放。長寿。恋愛の成就。新しいことが始まる。(逆位置の場合)挫折 ・失敗。
【コメント・象徴探求】
大アルカナ22枚の最後のカードで全てが完了したことを表す最良のカード。 ただし「人生が完了した」ということで「あの世への旅立ち」を表す場合 もあるので注意。病気などを占っていて、星なら回復するが世界は危険で ある。また「世界」というのをそのままに海外に出かけることを表す場合 もある。

黙示録の第四章第6節には次のように書いてある。(新共同訳)

この玉座の中央とその周りに四つの生き物がいたが、前にも後ろにも 一面に目があった。第一の生き物は獅子のようであり、第二の生き物 は若い雄牛のようで、第三の生き物は人間のような顔を持ち、第四の 生き物は空を飛ぶ鷲のようであった。この四つの生き物にはそれぞれ 六つの翼があり、その周りにも内側にも一面に目があった。
6枚の翼を持つということは熾天使(セラフィム)なのであろう。最上級 の天使で神の最もそばに使える存在である。このあと4人の天使は大地の 四隅で風を抑えている。このあたりがこのカードのイメージにつながって いるのであろう。つまり「世界」は最後の「審判」のあとに来るものであ って、ここにあるのは新世界なのである。従って古い価値観は消滅し、ま た新しく全てが始まるのである。

なお、このカードは「宇宙(universe or cosmos)」になっているものもあ る。また、世界のカードの次に宇宙のカードがあって23枚構成になってい るデッキもある。



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