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カード各論( 0)愚者, The fool, Le Mat
【一般的な絵柄】
若い男が棒にくくりつけた荷物を持って歩いている。彼の足
元には子犬がじゃれついている。彼が歩く先は崖になっていてもう道が無い。
蝶々が飛んでいる場合もある。
【絵柄の秘密】
ライダー版の各カードには全て PCS (Pamela Colman Smith) という画家のサインが入っているが、なぜかこの愚者にだけは入っていない。
ソラブスカ版では愚者の髪の毛の光っている部分が22本、マルセイユ版では草の葉の数が合計22本、ライダー版では太陽の光条の数+愚者の服の星の数が合計22個で、いづれも大アルカナの数になっている。
【一般的な意味】
無垢, 自由, 旅立ち, 放浪, 修行, 愚行, 奇行, 浪費, 無駄, 不注意, 失業, 家出, 病気回復, 空想, 創造, 大胆, ...
【コメント】
その文脈によって良くも悪くも解釈できるカードですが、最も基本的な意味
は自由と愚行です。例えば恋愛の行く末を占ってこのカードが出たら、愚か
な恋と読んだり、別離と読んだりします。転職すきべきかどうか悩んでいる
時にこのカードなら間違いなく転職です。買い物をすべきかどうかで悩んで
いる時なら、やめておいた方がよいでしょう。
【象徴探求】
西洋の宮廷には道化(clown)と呼ばれる人がいて、王族や宮廷人を笑わせ、
またどんな無礼を働いてもよいことになっていました。日本でも、日本書紀
に俳優(わざびと)という言葉が出てきますので、似たような存在があったの
かも知れません。
この道化は心理学者やオカルティストたちが古くあった偽王の習慣と関連し
ているのではないかと指摘しています。この付近についてはフレーザーの
「金枝篇」に詳しいので、それを参照していただければと思います。
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