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↑ 神明神社(八百姫神社)について


この小浜にはもうひとつ注目すべきポイントがあります。それは市内青井地区にある神明神社です。

ここは境内にある八百姫神社が有名なのですが、案外地元では、神明神社の名も八百姫神社の名も知られていないようです。 この八百姫神社というのは、九州からこの地にやってきた高貴な姫君を祀ったものですが、後にこの地域の有名人である八百比丘尼(遠敷の根来の出身)と混同され、この神社も八百比丘尼を祭るものかと誤解された時期があったようです。
八百姫神社
八百姫に関する話は次のように伝えられています。

八百姫は九州に住んでいた皇室の血を引く姫で、建保元年(1213)に「船に乗りその船が着いた地に宮を建てなさい」という伊勢神宮のお告げを受け、菊池武弘というお供の者と一緒に玄界灘に船を出しました。

船は対馬海流に乗って日本海を北上しましたが、やがて小浜の青井の海岸に漂着。そしてそこに白い馬が現れ、一行を熊野山に案内しました。そして、その馬が指し示した岩の場所に宮を建てました。伝説では姫はこの岩の上で12人の子供を産んだとされ、伊勢の神とともに十二所権現をお祭りしました。
神明神社拝殿
船が漂着した場所に「大明神船留岩」が残り、姫が子供を産んだ岩は「産岩」が残されています。八百姫神社にこの八百姫の像が収められています。また神明神社は椿の大木でも有名なのだそうですが、この椿も八百姫が手植えしたものと伝えられています。かつてはひじょうに大きな神社であったようです。

神明神社(御祭神:天照皇大神・豊受皇大神)は鳥居を入ってから石段を登り、正面に神明神社の拝殿(右図)があり、右手に八百姫神社(上図)、そして左手に厳島神社(いつくしま,いわゆる弁天様,下図)があります。
厳島神社
かつてこの神明神社には大宝2年(702)創建の役行者(えんのぎょうじゃ)の祠もあったのですが、明治の廃仏毀釈の際に撤去され、現在は鵜の瀬の資料館の中に安置されています。


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