賀茂探求(47)御神名について

←↑
written by Lumi on 00/05/28 05:01.

今回出てきた御神名ですが、神名については異名や異字が多くあります。
慣れていない方には、同じ神なのか違う神なのか、よく分からないと思いま すので、ここにその一部をまとめておきたいと思います。

なお、学術的な立場の人の中には神名を全てカタカナで書く人がいますが、 それでは、はっきり言ってパッと見て、どの神様なのかよく分かりません。
そこで神様の御名前は原則として漢字で書いています。

また神様に関して私は基本的に敬語を使っています。学術的な立場の人の中 には、敬語を使わない人が多いのですが、やはりそれはその神様を信仰して いる人に対して失礼だと思います。この点、私も以前は敬語を使っていなか ったのですが、ご指摘をうけまして、もっともだと思いましたので、このよ うな方針に転換しました。

神様の名前を漢字で書く場合に、しばしばJISの第一水準・第二水準に入 ってない文字があります。その場合には次のように対処しています。

(1)別の一般的な書き方があり、そちらは第一水準・第二水準で書ける時 は、それを使用することもある。

(2)該当漢字に音(中国音)と意味が同じ漢字がある場合はそれで代替する。
   特に味鋤高彦根神の「鋤」の字はこの例であることを特記しておく。
   また、これと関係なく似た文字等で代用した場合がある。
   例:靈←孁 羊←咩

(3)代替が効かない時や、原文引用のため他の書き方をするわけにはいか ない場合、金且(鉏) のように、組字とunicodeタグを併記 するようにした。ただし組字は雨/龍(龗)のように、完全には 表現しきっていない場合もある。また、unicodeにもない文字の場合は 大漢和辞典の文字番号を付記したものもある。今回は大漢和辞典にも ない文字は幸い出てきていない。
   unicodeのタグはNetscapeの古いバージョンが16進方式に対応していな いので、全て10進方式で記述している。

※unicode,大漢和辞典番号を拾うのに文字鏡のフリーウェア版を使用 させてもらった。 http://www.mojikyo.gr.jp このソフトは製品版を買うと、文字の検索がとてもやりやすいらし いが、お金が無いので今回はフリーウェア版で頑張った。また製品 版を買った上で会員になると「こういう文字も登録してください」
    という要望を出せるそうです。

第三水準・第四水準に関してはまだ普及率が低いので(普及し始めたばかり だし)、今回は使用を見送っています。(第三水準・第四水準はWindows98を ご使用になっている方は、フォントファイルだけインストールすれば、すぐ 使えるようになります。システムの更新は必要ないことを付記しておきます)

なお、彦と日子・毘古、姫と媛・比売・日売、などの異同については、そこ まで書いていたら煩雑になるので省略しています。神と命・尊についても 同様とします。

【御神名対応表】tabで区切っていますのでExcelに読み込んで使用できます。

あめのみなかぬし 天御中主神 たかみむすび 高産霊神 高御産巣日神 高木神 かみむすび 神産霊神 神産巣日神 いざなぎ 伊邪那岐神 伊弉諾神 いざなみ 伊邪那美神 伊弉冉神 あまてらすおおみかみ 天照大神 天照皇大御神 大日靈(孁)尊 すさのおのかみ 素戔嗚神 (建速)須佐之男神 牛頭天王 (祇園神) くしいなだひめ 櫛稲田姫 櫛名田比売 奇稲田姫 稲田姫 たくはたちぢひめ 栲幡千々姫 萬幡豊秋津師比売命 栲幡千々姫万幡姫 天万栲幡千幡姫 天万杵幡千幡姫 玉依姫 あめのおしおみ 天忍穂耳命 正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命 天忍骨命 あめのほひ 天穂日命 天菩比命 天之菩卑能命 ににぎのみこと 迩迩芸命 瓊瓊杵尊 天津日子番能邇邇芸命 ほのあかり 火明命 天照国照彦火明命 ほてり 火照命 海幸彦 ほをり 火遠理命 山幸彦 天津日高日子穂穂手見命 彦火火出見命 うがやふきあえず 鵜葺屋葺不合命 彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊 おおやまづみ 大山祇神 大山津見神 大山積神 酒解神 かやのひめ 鹿屋野姫神 野椎(のづち)神 このはなさくやひめ 木花開耶姫 木花咲夜姫 木花之佐久夜毘売 神阿多都(あたつ)比売 天吾田津姫 鹿葦津姫 神吾田鹿葦津姫 酒解子神 いわながひめ 石長姫 磐長姫 おおどしがみ 大年神 大歳神 太歳神 御年神 おおやまくい 大山咋神 山末之大主神 松尾明神 うかのみたま 宇迦之御魂神 倉稲魂(うかのみたま)神 稲倉魂神 (お稲荷様) いちきしまひめ 市杵島姫命 宗像の中津島の神 たごりひめ 田心姫命 多紀理姫 宗像の沖津宮の神 たぎつひめ 湍津姫命 多岐都姫 瀛津嶋姫 田寸津姫 宗像の辺津宮の神 かみやたてひめ 神屋楯姫 高降姫 (上記湍津姫命と同神かも) おおくにぬしのかみ 大国主神 大己貴(おおなむぢ)神 大穴六道尊 大穴牟遅神 大汝神 八千矛(やちほこ)神 葦原色許男(しこお)神 たけみなかた 建御名方神 建南方神 (諏訪明神) あぢすきたかひこねのかみ 味鋤高彦根神 味耜高彦根命 阿遅志貴高日子根神 阿遅須伎高日子尼神 阿遅須枳高日子神 (賀茂大神) したてるひめ 下照姫 下光姫 高姫 阿加流姫 あめのわかひこ 天若彦 天稚彦命 やえのことしろぬしのかみ (八重)事代主神 たかてるひめ 高照姫 みしまのみぞくいのひめ 三島溝杭姫 溝咋玉櫛媛 活玉依姫 勢夜陀多良比売 ひめたたらいすずひめ (媛蹈鞴)五十鈴媛 比売多多良伊須気余理比売 すくなひこのかみ 少彦名神 少日子根神 少名毘古那神 須久奈比古神 ふつぬし 経津主神 普都(ふつ)大神 (香取の神) (鹿鳥の神) たけみかづち 建御雷之男神 建御雷神 武甕槌命 (鹿島の神) たけつのみ 武津之身命 建角身命 天八咫烏 かものたまよりひめ 鴨玉依姫 多多須玉依比売命 かものわけいかづち 賀茂別雷命 たかおかみ 高龗神 高淤加美神 くらおかみ 闇龗神 闇淤加美神 みずはのめ 罔象女神 水都波能売神 弥都波能売神 あめのうずめ 天宇受売神 天鈿女神 わたつみ 綿津見神 海津見神 海神 かぐつち 迦遇槌命 火之迦具土神 軻遇突智神 ふとだま 太玉命 布刀玉命 大麻比古命 くくりひめ 菊理姫 白山姫

※天火明命は邇邇芸命の兄と考えられるが、邇邇芸命の子である火照命と 同神とする説もある。
経津主神は一般に石上神宮に祭られている布都御魂神と同一視される。

神武天皇 橿原宮の天皇 神日本盤余彦尊 神倭伊波礼毘古命 綏靖天皇 高岳宮の天皇 神渟名川耳天皇 崇神天皇 御間城入彦五十瓊殖天皇 御間城天皇 日本武尊 倭建命 小碓(をうす)命 倭建天皇 神功皇后 息長帯比売命 気長足姫 大帯日売 神功天皇 応神天皇 誉田別命 品陀和気命 莵道稚郎子 宇遅能和紀郎子 宇治天皇 雄略天皇 幼武尊 大泊瀬の天皇 大泊瀬幼武天皇 倭王武 市辺押磐皇子 市辺忍歯王 市辺天皇 聖徳太子 厩戸皇子 豊聡耳皇子 豊聡耳法大王 上宮皇子 上宮天皇 皇極天皇 斉明天皇 宝姫 天智天皇 中大兄皇子 大津宮の天皇 天武天皇 大海人皇子 飛鳥浄御原宮の天皇 持統天皇 鵜野讃良(さらら)姫 孝謙天皇 称徳天皇 阿倍高野姫 高野の天皇

※古代には天皇の皇子で実際には皇位を継いでいない?人も「天皇」と後世 呼ばれているケースがある。実際即位したとする説があったのかも知れない。
 皇族以外で天皇と呼ばれたケースとしては、蘇我入鹿の例もある。
 なお「天皇(すめらみこと)」という名前は実際には天武天皇から始まったと 思われる。古代には「大王(おおきみ)」と呼ばれた。

※朝倉宮の天皇という場合、雄略の可能性と皇極の可能性がある。文脈で判断 が必要。

【複数柱の神】
宗像の神 市杵島姫 田心姫 多岐津島姫 八幡の神 応神天皇 姫大神 神功皇后 稲荷の神 宇迦之御魂大神 佐田彦大神 大宮能売大神 春日の神 武甕槌命 経津主命 天児屋根命 比売神 住吉の神 上筒之男神 中筒之男神 底筒之男神 綿津見神 上津綿津見神 中津綿津見神 底津綿津見神 淤加美神 高淤加美神 闇淤加美神 かまど神 奥津日子神 奥津比売神 大年神 熊野の神 家津御子神 速玉男神 夫須美神

※八幡神の姫大神は宗像の三女神という説もある。
※稲荷神には後に田中大神・四之大神の二座が加わった。
※住吉・綿積神の「上」は「表」とも書く。
※住吉神にはこの三柱神に神功皇后を加えることがよくある。

【複数の神が重なり合っている例】
三島明神 大山祇神 事代主神 日吉明神 大山咋神 大物主神 えびす様 事代主神 蛭子神 少彦名神 だいこく様 大国主神 大黒天 べんてん様 市杵島姫命 弁財天

※豊玉姫、玉依姫という名前は多数出てくるが、基本的には互いに無関係と 考えた方が良いでしょう。人間に同姓同名が多いように、神様にも同名は います。

Powered by 文字鏡
←↑


(C)copyright ffortune.net 1995-2016 produced by ffortune and Lumi.
お問い合わせはこちらから