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written by Lumi on 00/05/02 16:08.
賀茂に関して探求を始めるきっかけになったのは、実はこの神社です。 私は1996年12月に「神社仮想旅」で福島県の都々古別(つつこわけ)神社を 訪れました。 一般にはあまりなじみのない名前の神社かも知れませんが、福島県内にはこ の名前の神社がいくつかあるらしいです。その本拠地は八槻と馬場という説 が昔からあり、現在は両者を同格とすることで話が付いているようです。  馬場の都々古別神社 水郡線の磐城棚倉から歩いて15分  八槻の都々古別神社 同近津から歩いて10分 社殿自体は八槻のものの方が立派で、福島県の民俗文化財の指定を受けてお り、近津明神の名前でかなりの範囲の信仰を集めていたようです。 さて、この都々古別神社の御祭神が味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみ こと)と日本武尊(やまとたけるのみこと)です。 この時私はまだこの味耜高彦根命味鋤高彦根命とも)という神名を知らな くて、神様辞典で引いて、農業神・開拓神ということで理解していました。 都々古別神社の由来としては、日本武尊が東方遠征でこの地を訪れた時に、 この地に開拓の神として味耜高彦根神を祀り、後世その創設者である日本武 尊も一緒に合わせ祀られるようになったもののようです。だとすると1600年 ほどたっている古社ということになります。 しかし、私はこの神様の名前にその直後、もう一度出会うことになります。 同じ仮想旅の中での、高知県・土佐神社でした。 ここの御祭神は味鋤高彦根神一言主神(ひとことぬしのかみ)。 私はここにいたって、この神様がローカルな神様ではなかったことに気づき、 出自を調べてみました。 すると、この神が大国主神(おおくにぬしのかみ、=だいこく様)と 宗像三女神のひとり多岐理姫命との間の子供で、鳥取の倭文(しとり)神社 に祭られていた下照姫の同母兄であることがわかります。 そしてこの神様は奈良県の高鴨阿治須岐託彦根命神社(たかかもの・あじす きたかひこねのみこと・じんじゃ)という所にも祭られており、高鴨大明神 とも呼ばれているということを知ります。 ここに至って、私はこの神様がかなり重要な神様なのではないか、というこ とに思い至ったのでした。 しかしこの時点では、これ以上この神様に関して調べる、とっかかりはあり ませんでした。

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