賀茂探求(5)葵祭り

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written by Lumi on 00/05/01 06:04.

さて、5月は葵祭りの季節です。

葵祭りは京都賀茂神社(上賀茂神社・下鴨神社)の祭典で、京都三大祭りの ひとつに数えられています。三大祭(後2つは時代祭・祇園祭)の中でも最 も歴史の古いものです。元々は旧暦4月の2回目の酉の日に行われていました。

■起源

欽明天皇の時代(540-571)、暴風雨が続いて困っていた時、神様のお告げが あって、鈴を付けた馬に勅使をのせて賀茂神社の境内を走らせよとのことで した。そこで天皇がそのようにさせたところピタリと風雨が静まったといい ます。(風土記←秦氏本系帳←本朝月令)

そこで、その故事に基づいてこの時期に祭りを行うようになりました。なお その後、馬を走らせる行事と勅使の行列が分離し、後者が葵祭になります。
「葵祭」の名は行列に参加する牛車などに厄除けとして神社のシンボル葵の 模様を付けることに由来します。この葵は賀茂別雷神が生まれた山に、二葉 生えてきたものだといわれています。

なお、馬を走らせる方の行事は流鏑馬として、現在は5月3日に行われており、 これが葵祭りのスタートとなっています。

■祭りの日程

3日 流鏑馬 4日 斎王代の御禊儀(みそぎのぎ) 5日 歩射神事 12日 下鴨 :御蔭祭(みかげまつり) 上賀茂:御阿礼神事(みあれしんじ) 15日 葵祭

15日の葵祭り本体は、宮中儀・路頭儀・社頭儀の3つに分かれていますが、 現在宮中儀は省略され、大行列が行われる路頭儀と、下鴨・上賀茂両社に行 列が着いた時に行われる社頭儀のみが行われています。

葵祭りのシンボルである路頭儀の大行列は長さ1キロにも及ぶもので、次の 列で構成されます。

第1列 検非違使・山城使 第2列 御幣櫃・馬寮使・牛車 第3列 舞人・近衛使 第4列 陪従・内蔵使 斎王列 斎王・女人

賀茂神社は以前は伊勢の神宮に次ぐものとして、皇族から斎王が派遣されて いました。しかし現在はこの制度はなくなっており、代わって、京都在住の 女性が祭の時だけ選ばれて斎王代になることになっています。

源氏物語葵祭り

源氏物語の「葵」の帖では光源氏の正妻の葵の上の車と愛人の六条御息所の 車がぶつかり、どちらの随員も飲んでいることもあって喧嘩になってしまい ます。

しかし、当の源氏はその行列の日には出かけず、本祭の当日に若い紫の上を 伴って見物に出かけます。(全くなんて奴でしょうね....だから裏切られる んじゃないかって気もしますが)


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