風水羅盤には何が書いてあるか(12)


前回、天元連山卦、人元周易卦というのが出てきました。すると何か足りない ですね、おなじみのものが。はい。地が足りませんし、帰蔵が足りませんね。 ということで、地元帰蔵卦もちゃんとあります。これは実は24分割です。

  北      東      南      西   
  坎      震      離      兌   
初九六六九上 初六六九六上 初六九九六上 初九六九九上
六二三四五六 九二三四五六 九二三四五九 九二三四五六

戊戊戊戊戊戊 庚庚庚庚庚庚 己己己己己己 丁丁丁丁丁丁
寅辰午申戌子 子寅辰午申戌 卯丑亥酉未巳 巳卯丑亥酉未
二十四節気
立小大冬小大|立雨啓春清穀|立小芒夏小大|立処白秋寒霜
冬雪雪至寒寒|春水蟄分明雨|夏満種至暑暑|秋暑露分露降

二十四山
乾亥壬子癸丑|艮寅甲卯乙辰|巽巳丙午丁未|坤申庚酉辛戌


しかし、これはどういう配置でしょうね。よく分かりません。なお、各変爻 からの之卦はこうなります。

節比井困師渙|予帰豊復随噬|旅有噬賁同豊|困随夬節帰履

なお、易に詳しくない方の為に、連山・帰蔵・周易について述べておきますと 現在日本で主に行なわれている易は周易と呼ばれ、周の創始者の文王が確立 したという伝説になっているのですが、その前に夏の帰蔵易、殷の連山易と いうのがあったという伝説がある訳です。各々の六十四方位というのは私も 不勉強で知りませんが、八卦方位なら次のようなものです。参考までに周易の 先天八卦と後天八卦も書いておきます。(いづれも南が上)
帰蔵易      

   坤     
 艮 | 震   
  \|/    
坎−− −−離  
  /|\    
 巽 | 兌   
   乾     

連山易      

   艮     
 坤 | 離   
  \|/    
巽−− −−震  
  /|\    
 坎 | 乾   
   兌     

周易(先天)   

   乾    
 兌 | 巽  
  \|/   
離−− −−坎 
  /|\   
 震 | 艮  
   坤    

周易(後天)

   離   
 巽 | 坤 
  \|/  
震−− −−兌
  /|\  
 艮 | 乾 
   坎   
(1995/06/27 06:54)