風水羅盤には何が書いてあるか( 5)
さて今回紹介するのは、羅盤の中で最も重要な働きをする二十四山です。
これは360度を15度ずつ24等分したもので、次のようになります。
壬子癸丑艮寅甲卯乙辰巽巳丙午丁未坤申庚酉辛戌乾亥
むろん子が北です。これをひとつおきに読めば十二支になっていますね。
それから十干のうちの土系を除いた甲乙丙丁庚辛壬癸と、乾坤巽艮という
後天八卦の内四維に割り当てられた4つが使用されています。
分析すると
壬子癸丑艮寅甲卯乙辰巽巳丙午丁未坤申庚酉辛戌乾亥
十二支 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
十干 水 水 木 木 火 火 金 金
八卦 ○ ○ ○ ○
方位 N NE E SE S SW W NW
という訳で、ほんとにきれいに作ったものですね。美しすぎる配置です。
風水で玄関の向きを見る場合、例えば玄関が午の方角にあれば家は子の
方角にあるわけですから、これを「坐子向午」のように言います。親切
な言い方ですね。念のためまとめると
坐壬向丙
坐子向午
坐癸向丁
坐丑向未
坐艮向坤
坐寅向申
坐甲向庚
坐卯向酉
坐乙向辛
坐辰向戌
坐巽向乾
坐巳向亥
坐丙向壬
坐午向子
坐丁向癸
坐未向丑
坐坤向艮
坐申向寅
坐庚向甲
坐酉向卯
坐辛向乙
坐戌向辰
坐乾向巽
坐亥向巳
ということになります。
(著作権の関係でコメントは非表示−区切り方によっては、子・卯・午・酉が必ずしも四正を向かない場合もあることの指摘)
なるほど、松岡さん(^_^)
二十四山の2個をまとめたら、確かに子卯午酉の真ん中が四正を
さしてくれませんね。こういうのは気をつけておく必要がある
でしょうね。
羅盤というものを見ていると、この中に中国の色々な占術の要素が
ごった煮のように並べられているような気がしてきます。
(1995/06/13)