風水羅盤には何が書いてあるか( 2)


さて、やっと第2回目です。前回は羅盤の中心の天池を見ましたが、今回から いよいよ羅盤本体にかかれた目盛を見ていきます。

ということで、さて、羅経の磁石のすぐ外側には何が書かれているでしょう? はいはい、八卦が入ってますね。 え?上下が分からない? うふふ。この 八卦は中心部の方を上として見てみてくださいよ。するとどう並んでますか?
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   乾
  兌  巽
離     坎
  震    艮
   坤
という並びですね。(上が南) これは何でしょう? 普通の方位と 違うのでご存じない方もおられるかも知れませんが、伏義先天八卦方位図 というものです。風水の小道具の一つであります八卦鏡もこの先天八卦 方位図が書かれています。

この先天八卦というのは伏義の時代に川(栄河)から現れた龍馬の腹に 書かれていた図形(河図)が元になったというものですね。まぁ実際 に成立したのは宋代ではないか、とも聞きますが。

で、この河図は普通次のように書かれます。(縦の線は省略)

ここで黒丸の所は偶数(陰)、白丸の所は奇数(陽)になっています。 (例によって黒地白字環境の方は白黒逆です) 下のは見やすいように数字で表わしたものです。(5の回りの10は省略)

この河図の中で次の配置に注目します。

1→5→7
2→10→6
8→3→10
9→4→5

1→3→2
2→4→1
9→6→8
8→7→9


この各々の「向う先」を考えると、これらは順に 南 北 西 東、 南東 北西 北東 南西 を表わしていると考えられます。そしてこの数字 自体を、奇数は陽、偶数は陰、と見てみると、結局次のような表にまとまります。

1→5→7(南)陽陽陽=乾
2→10→6(北)陰陰陰=坤
8→3→10(西)陰陽陰=坎
9→4→5(東)陽陰陽=離

1→3→2(南東)陽陽陰=兌
2→4→1(北西)陰陰陽=艮
9→6→8(北東)陽陰陰=震
8→7→9(南西)陰陽陽=巽


これが先天八卦方位です。なお、この先天八卦が(実際に)成立した根拠 は易の説卦伝の「天地位を定め、山沢気を通じ、雷風相い薄り、水火相い 射わず、八卦相い錯わる」という文章だとされます。確かに先天八卦方位 では、天と地(乾坤)、山と沢(艮兌)、雷と風(震巽)、水と火(坎離) がちょうど相対していますね。

羅盤では、普通は次回に出てくる後天八卦を使うことが多いのですが、この 先天八卦を使うこともあります。
(1995/06/07 07:07)