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易の基礎(9) 周易と五行易
現在国内で行われている易は主として、周易の流れと五行易の流れに分かれ ます。 周易は昨日述べたような易経の文章や、卦の形から出てくる意味などを中心 に、必要な時に筮竹やサイコロ・コインなどで卦を立て、そこから物事を 判断するもので、一般の書店で入手できる易の文献のほとんどは、これに 関する解説です。 五行易は、この易と中国の伝統的な哲学である五行を結びつけるもので、易 卦の各爻に十干十二支を割り振り、五行・十干・十二支の強弱・相互関係 などから、状況を分析し、決断のための材料を得ます。周易に比べて、より 明確な回答が出やすく実践的ですが、文献は少なく、身につけている占い師 も少数です。これは昨日述べた象数易の系統に属します。大別して断易と 梅花心易に分かれます。 梅花心易という美しい名前は創始者の邵康節が、ある時、梅の木に雀が二羽 停まってケンカをしていたのを見て、翌日の夕方に少女が来て花を折ろうと して怪我する、ということを占ったという故事から付けられました。 基本的には体と用を重視した占術なのですが、上記のエピソードなどから、 現実の事象から卦を立てる、いわゆる無筮立卦の手法のことと理解している 人も多いようです。無筮立卦は別に梅花心易でなくても行います。私も何か を見た瞬間にひとつの卦が浮かぶことがあります。