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易の基礎(3) 変爻について
易は基本的には2進法ということで説明するのですが、正確にいうと実は 4進法であったりします。 大成卦は6本の陰または陽の線の組合せで表現されますが、実は陰にも少陰 と老陰があり、陽にも少陽と老陽があります。そして「陽極まりて陰に変 ず、陰極まりて陽に変ず」といって、老陽は陰に、老陰は陽に変じやすい ものと考えます。 「易」とはそもそも「変わる」という意味であり、故に易の正典である 「易経」は英語で Book of Change といいます。 陽極まりて陰というのは、たとえばヤクザさんの世界でもその道を極めた人 はものすごくまっとうな生き方をしていたり、たとえば市民運動の代表をし ていた人を国会に送り込んだら、いつの間にか市民に敵対するようなことば かりやっていたりする社会の状況など見ていただくと、少しは雰囲気がわか るのではないかと思います。 この結果、例えば ― ― ― ― ― ― ――― ――― ――― という卦の下から2番目の陽が実は老陽で、4番目の陰が実は老陰であった りした場合、この卦は ― ― ― ― ――― ――― ― ― ――― という卦に変化しやすいということになります。この変化した卦のことを 之卦(ゆくか,しか)といいます。この場合最初に書いた卦は地天泰という卦 で、後のは雷火豊という卦ですので、「地天泰の雷火豊に之く(ゆく)」と いいます。そしてこの変化する爻のことを変爻(moving line)といいます。