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風水渙 huan Dispersion
卦辞:渙、亨。王假有廟。利渉大川。利貞。
渙は亨る。王は有廟に至る。大川を渡るに利あり。貞にして利あり。
59 = ll: :l: 風水渙 分散・散逸・通商再開・海外に出る・散漫

46.風水渙  山水蒙天水訟
×上九。其の血(いたみ)を渙す、去りて逖(とお)く出ず。咎なし。    父母卯木
×九五。渙のとき其の大号を汗にす。王居を渙すれば咎なし。    兄弟巳火 世
六四。其の群を渙す。元(おお)いに吉。渙して丘有り。夷の思う所にあらず。 酉妻 子孫未土
体=風(木) 用=水(水) 用生体○
××六三。其の身を渙す。悔なし。 亥官 兄弟午火
××九二。渙のとき其の机に奔(はし)る。悔亡ぶ。    子孫辰土 応
××初六。用って救う馬壮んならば吉。    父母寅木
体=水(水) 用=風(木) 体生用×

.6=障害のある所から散じて遠くにあれば被害は被らない。
.5=王が私財を散じて民衆を救う。結果、より大きなものが得られて吉。
.4=群れを分散させる。小さな党派を解散させればより大きな統合への道が開ける
.3=自分を分散させる。欲心を散じて世界の為に働けば悔いなし。積極的展開を。
.2=分散の折安寧な場所に来た。一息付けて心もすっきりする。
.1=馬を走らせて救う。強力な味方がいれば分散を食い止められて吉。
彖曰、渙、亨。剛來而不窮、柔得位乎外而上同。王假有廟、王乃在中也。利渉大川、乘木有功也。
渙は亨る。剛来たりて窮まらず、柔外に位を得て上同す。王有廟に假る、王乃ち中に在るなり。大川渉るに利あり、木に乗りて功有るなり。
象曰、風行水上渙。先王以亨于帝立廟。
風の水の上を行くは渙なり。先王は以て帝に亨し廟を立つ。

上九。渙其血、去逖出。无咎。
上九。其の血(いたみ)を渙す、去りて逖(とお)く出ず。咎なし。
象曰、渙其血、遠害也。
象曰、其の血を渙す、害に遠ざかるなり。

九五。渙汗其大號。渙王居无咎。
九五。渙のとき其の大号を汗にす。王居を渙すれば咎なし。
象曰、王居无咎、正位也。
象曰、王居の咎なしは、正位なればなり。

六四。渙其羣。元吉。渙有丘。匪夷所思。
六四。其の群を渙す。元(おお)いに吉。渙して丘有り。夷の思う所にあらず。
象曰、渙其羣、元吉、光大也。
象曰、其の群を渙す、元いに吉は、光大なればなり。

六三。渙其躬。无悔。
六三。其の身を渙す。悔なし。
象曰、渙其躬、志在外也。
象曰、其の身を渙す、志の外に在ればなり。

九二。渙奔其机。悔亡。
九二。渙のとき其の机に奔(はし)る。悔亡ぶ。
象曰、渙奔其机、得願也。
象曰、渙のとき其の机に奔るは、願を得るなり。

初六。用拯馬壯、吉。
初六。用って救う馬壮んならば吉。
象曰、初六之吉、順也。
象曰、初六の吉は、順えばなり。



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