艮爲山 Gen(Shan) Mountain
卦辞:艮其背不獲其身。行其庭不見其人、无咎。
艮はその背にありて、その身を獲えず。生きてその庭にその人を見ず。咎無し。
52 = l:: l:: 艮為山 静止・現状維持・休息・想像力・自分の事を考える
正 | | 比 | 応 | | 17.艮為山 六冲   |
× |  | | | 上九。艮むに敦し、吉。 | 官鬼 |  | 寅木 世 |
× |  | ○ | | 六五。其の輔に艮む。言に序有り。悔亡ぶ。 | 妻財 |  | 子水 |
○ |  | × | | 六四。其の身に艮む。咎なし。 | 兄弟 |  | 戌土 |
| | | 体=山(金) 用=山(金) 体用比和○ | | | |
○ |  | ○ | × | 九三。其の限(こし)に艮む。其の?(夤)を裂く。獅ォこと心を薫ぶ。 | 子孫 |  | 申金 応 |
○ |  | ○ | × | 六二。其の腓に艮む。救わずして其れ随う。其の心快ならず。 | 父母 |  | 午火 |
× |  | × | × | 初六。其の趾(あし)に艮む。咎なし。永く貞なるに利あり。 | 兄弟 |  | 辰土 |
| | | 体=山(金) 用=山(金) 体用比和○ | | | |
.6=留まるに手厚い。大吉。最後を奇麗に飾る。めでたい。
.5=顎に留まる。余計な事を言わない。言うことに秩序がある。言語を謹んで吉。
.4=胴に留まる。自己を守り盲動しない。静かにしていれば災いはない。
.3=腰に留まる。上下の人にも横の人にも背かれ著しく不安である。
.2=膝に留まる。上の人の間違いを指摘しても聞かず仕方無く従う。不愉快。
.1=足に留まる。未然に停止したので災いはない。しかし永続きするよう留意。
彖曰、艮、止也。時止則止、時行則行、動静不失其時、其道光明。艮其止、止其所也。上下敵應、不相與也。是以不獲其身、行其庭不見其人、无咎也。
艮は止なり。時止れば則ち止まり、時行かば則ち行く、動静其の時を失わざれば、其の道は光明なり。其の止に艮るは、其の所に止るなり。上下敵応して、相与せざるなり。是を以て其の身を獲ず、其の庭に行きて其の人を見ず、咎なきなり。
象曰、兼山艮。君子以思不出其位。
山を兼ねるは艮なり。君子は以て思うこと其の位を出ず。
上九。敦艮、吉。
上九。艮むに敦し、吉。
象曰、敦艮之吉、以厚終也。
象曰、艮むに敦しの吉は、終りに厚きを以ってなり。
六五。艮其輔。言有序。悔亡。
六五。其の輔に艮む。言に序有り。悔亡ぶ。
象曰、艮其輔、以中正也。
象曰、其の輔に艮む、中を以てなり。
六四。艮其身。无咎。
六四。其の身に艮む。咎なし。
象曰、艮其身、止諸躬也。
象曰、其の身に艮む、この躬に止まるなり。
九三。艮其限。列其?(夤)。詞O心。
九三。其の限(こし)に艮む。其の?(夤)を裂く。獅ォこと心を薫ぶ。
象曰、艮其限、危薫心也。
象曰、其の限に艮む、危きこと心を薫ぶなり。
六二。艮其腓。不拯其隨。其心不快。
六二。其の腓に艮む。救わずして其れ随う。其の心快ならず。
象曰、不拯其隨、未退聽也。
象曰、救わずして随う、未た退き聴かざるなり。
初六。艮其趾。无咎。利永貞。
初六。其の趾(あし)に艮む。咎なし。永く貞なるに利あり。
象曰、艮其趾、未失正也。
象曰、其の趾に艮む、未だ正を失わざるなり。
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