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火風鼎 ding Cauldron
卦辞:鼎、元吉亨。
鼎は大いに吉にして亨る。
50 = l:l ll: 火風鼎 三本足は安定する・協力・義務の遂行・充実

43.火風鼎  火山旅火水未済
×上九。鼎に玉鉉あり。大いに吉にして不利なし。    兄弟巳火
×六五。鼎に黄耳あり金鉉あり。利にして貞し。    子孫未土 応
×九四。鼎の足を折る、公の?(餗)を覆す。其の形渥たり。凶。    妻財酉金
体=火(火) 用=風(木) 用生体○
××九三。鼎の耳革む、其れ行きて塞がる。雉の膏あれども食わず。方(ま)さに雨ふらんとして悔を欠く。終いには吉なり。    妻財酉金
××九二。鼎に実有り。我が仇に疾(やま)い有り。我に即(つ)く能わず。吉。    官鬼亥水 世
×初六。鼎の足を逆しまにする。否を出すに利あり。妾を得て其の子におよぶ。咎なし。 卯父 子孫丑土
体=風(木) 用=火(火) 体生用×

.6=剛と柔がよく調整されている。剛毅の中に暖かみがあったら吉。
.5=鼎の耳に立派な釣り輪がついている。正道を固守すれば利益がある。
.4=鼎の足が取れて中身がひっくり返る。力不足のことをして失敗する。
.3=鼎の耳が取れて持てない。道が塞がり禄は貰えないが、やがて吉がある。
.2=自分の才能を見極めて。悪い誘いに乗らず、自分の行くべき道を。
.1=失敗は成功の元。鼎をひっくり返して古いものを捨ててしまう。
彖曰、鼎、象也。以木巽火、亨?(飪)也。聖人亨以亨上帝、而大亨以養聖賢。巽而耳目聰明。柔進而上行、得中而應乎剛。是以元亨。
鼎は象なり。木を以て火に巽れ、亨?(飪)するなり。聖人亨して以て上帝に亨し、而して大いに亨して以て聖賢を養う。巽にして耳目聰明。柔進して上行す、中を得て剛に応ず。是を以て元いに亨る。
象曰、木上有火鼎。君子以正位凝命。
木の上に火有るは鼎なり。君子は以て位を正し命を凝る。

上九。鼎玉鉉。大吉无不利。
上九。鼎に玉鉉あり。大いに吉にして不利なし。
象曰、玉鉉在上、剛柔節也。
象曰、玉鉉の上に在る、剛柔節するなり。

六五。鼎黄耳金鉉。利貞。
六五。鼎に黄耳あり金鉉あり。利にして貞し。
象曰、鼎黄耳、中以為實也。
象曰、鼎に黄耳ある、中以て実と為すなり。

九四。鼎折足、覆公?(餗)。其形渥。凶。
九四。鼎の足を折る、公の?(餗)を覆す。其の形渥たり。凶。
象曰、覆公?(餗)、信如何也。
象曰、公の?(餗)を覆す、信如何(いかん)ぞや。

九三。鼎耳革、其行塞。雉膏不食。方雨虧悔。終吉。
九三。鼎の耳革む、其れ行きて塞がる。雉の膏あれども食わず。方(ま)さに雨ふらんとして悔を欠く。終いには吉なり。
象曰、鼎耳革、失其義也。
象曰、鼎の耳革む、其の義を失うなり。

九二。鼎有實。我仇有疾。不我能即。吉。
九二。鼎に実有り。我が仇に疾(やま)い有り。我に即(つ)く能わず。吉。
象曰、鼎有實、愼所之也。我仇有疾、終无尤也。
象曰、鼎に実有り、之(ゆ)く所を慎まんとするなり。我が仇に疾い有り、終には尤(とが)无(な)きなり。

初六。鼎?(顚)趾。利出否。得妾以其子。无咎。
初六。鼎の足を逆しまにする。否を出すに利あり。妾を得て其の子におよぶ。咎なし。
象曰、鼎?(顚)趾、未悖也。利出否、以從貴也。
象曰、鼎の足を逆しまにする、未だ悖(そむ)かざるなり。否を出すに利あり、以って貴に従うなり。



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