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火澤目癸 kui Opposition
卦辞:目癸、小事吉。
目癸は小さき事に吉。[目癸(睽)は unicode x777d]
38 = l:l :ll 火沢(目癸) 対立・違い・内部抗争・違っているからこそ調和へ進展

21.火沢目癸  山沢損天沢履
×上九。そむいて孤りなり。豕の塗を負うを見る、鬼を載すること一車。先には之れが弓を張り、後には之れが弓をはずす。寇するにあらず婚媾せんとす。往きて雨に遇わば則ち吉なり。    父母巳火
×六五。悔亡ぶ。その宗膚を噛む。往くとして何の咎あらん。 子妻 兄弟未土
×九四。そむいて孤(ひと)りなり。元の夫と遇う、交りても孚(まこと)あり。獅、けれど咎なし。    子孫酉金 世
体=火(火) 用=沢(金) 体剋用○
×六三。輿を曳くを見る。其の牛掣(とどめ)らる。其の人天せられ且つ鼻切らる。初めなくして終り有り。    兄弟丑土
×九二。主に巷に遇(あ)う。咎なし。    官鬼卯木
××初九。悔亡ぶ。馬を喪えども遂わずして自ら復る。悪人を見るに咎なし。    父母巳火 応
体=沢(金) 用=火(火) 用剋体×

.6=豚の背中の泥、鬼の乗った車。怪しげでも実は仲間である。疑いを捨てよ。
.5=苦しい時だが強力な応援がある。心配ないから進むによし。
.4=ばったりと昔別れた人に会う。信頼すれば危険だが問題は解決に向う
.3=人に邪魔され無実の罪で罰せられる。しかし最後には誤解も解け望みも叶う。
.2=一心に求めるものを探すと、なかなか見つからないが結局意外な所で出会う。
.1=馬を失っても勝手に戻ってくる。悪人とも面会を。意外な人からの引立て。
彖曰、目癸、火動而上、澤動而下。二女同居、其志不同行。説而麗乎明、柔進而上行、得中而應乎剛。是以小事吉。天地目癸而其事同也。男女目癸而其志通也。萬物目癸而其事類也。目癸之時用、大矣哉。
目癸は、火動いて上り、沢動いて下る。二女同居して其の志し同行ならず。説んで明に麗く、柔進して上行す、中を得て剛に応ず。是を以て小事は吉なり。天地{目癸}きて其の事同じなり。男女{目癸}きて其の志し通ずるなり。萬物{目癸}きて其の事類なり。{目癸}の時用、大いなるかな。
象曰、上火下澤目癸。君子以同而異。
上に火あり下に沢あるは目癸なり。君子は以て同じくして異なり。

上九。目癸狐。見豕負塗、載鬼一車。先張之弧。後説之弧。匪寇婚媾。往遇雨則吉。
上九。そむいて孤りなり。豕の塗を負うを見る、鬼を載すること一車。先には之れが弓を張り、後には之れが弓をはずす。寇するにあらず婚媾せんとす。往きて雨に遇わば則ち吉なり。
象曰、遇雨之吉、羣疑亡也。
象曰、雨に遇うの吉は、群疑亡ぶればなり。

六五。悔亡。厥宗噬膚。往何咎。
六五。悔亡ぶ。その宗膚を噛む。往くとして何の咎あらん。
象曰、厥宗噬膚、往有慶也。
象曰、その宗膚を噛む、往きて慶び有るなり。

九四。目癸狐。遇元夫、交孚。持ル咎。
九四。そむいて孤(ひと)りなり。元の夫と遇う、交りても孚(まこと)あり。獅、けれど咎なし。
象曰、交孚、无咎、志行也。
象曰、交りても孚あり咎なしは、志の行わるるなり。

六三。見輿曳。其牛掣。其人天且?(5293)。无初有終。
六三。輿を曳くを見る。其の牛掣(とどめ)らる。其の人天せられ且つ鼻切らる。初めなくして終り有り。
象曰、見輿曳、以不當也。无初有終、遇剛也。
象曰、輿を曳くを見るは、以って不当なり。初めなくして終り有りとは、剛に遇えばなり。

九二。遇主于巷。无咎。
九二。主に巷に遇(あ)う。咎なし。
象曰、遇主于巷、未失道也。
象曰、主に巷に遇うとは、未だ道の失わざればなり。

初九。悔亡。喪馬勿遂、自復。見惡人无咎。
初九。悔亡ぶ。馬を喪えども遂わずして自ら復る。悪人を見るに咎なし。
象曰、見惡人、以辟咎也。
象曰、悪人を見るは、以って咎を避けんとするなり。



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