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地火明夷 ming-yi Vanishing-Light
卦辞:明夷、利艱貞。
明夷は艱(くるし)みて貞なるに利あり。[艱難辛苦の艱]
36 = ::: l:l 地火明夷 光が消える・日没・闇夜・罠に落ちる・誤解

15.地火明夷  雷火豊地水師
上六。不明にして晦(くら)し。初め天に登り、後に地に入る。    父母酉金
××六五。箕子の明夷。貞しきに利あり。    兄弟亥水
×六四。左腹に入る、明夷の心を獲たり、行きて門庭を出ず。    官鬼丑土 世
体=地(金) 用=火(火) 用剋体×
九三。明夷、南に行きて狩し、其の大首を得る。疾く貞すべからず。 午妻 兄弟亥水
×六二。明夷、左の股を破る。用って救う馬壮んならば吉。    官鬼丑土
初九。明夷行き飛びて其の翼を垂る。君子行き行く、三日食わず。攸往く所あらば、主人言うこと有り。    子孫卯木 応
体=火(火) 用=地(金) 体剋用○

.6=悪いことばかりしていた報いが来て、倒されて埋められる。
.5=暗黒な時代は逃げ出すより馬鹿の真似をしても正しさを守るのがよい。
.4=暴君に対しては隠れずに相手のふところに飛び込んで身を守るのがよい。
.3=巨悪を討つことができる。これは革命である。軽々しく行なうべからず。
.2=ひどく傷ついて難儀になるが迅速に収拾すればかえって吉となる。
.1=旅に出ると3日ほど飯が食えない。泊めて貰うと主人がぶつぶつ言う。
彖曰、明入地中明夷。内文明而外柔順、以蒙大難。文王以之。利艱貞、晦其明也。内難而能正其志。箕子以之。
明地中に入るは明夷なり。内文明にして外柔順、以て大難を蒙る。文王之を以てす。艱みて貞なるに利ありとは、其の明を晦くするなり。内難ありて能く其の志を正しくす。箕子之を以てす。
象曰、明入地中明夷。君子以莅衆、用晦而明。
明の地中に入るは明夷なり。君子は以て衆に臨むに、晦を用てなお明らかなり。

上六。不明晦。初登于天、後入于地。
上六。不明にして晦(くら)し。初め天に登り、後に地に入る。
象曰、初登于天、照四國也。後入于地、失則也。
象曰、初め天に登るは四国を照すなり。後に地に入るは、則(のり)を失うなり。

六五。箕子之明夷。利貞。
六五。箕子の明夷。貞しきに利あり。
象曰、箕子之貞、明不可息也。
象曰、箕子の貞は、明息(や)むべからざるなり。

六四。入于左腹、獲明夷之心、于出門庭。
六四。左腹に入る、明夷の心を獲たり、行きて門庭を出ず。
象曰、入于左腹、獲心意也。
象曰、左腹に入るは、心意を獲るなり。

九三。明夷、于南狩、得其大首。不可疾貞。
九三。明夷、南に行きて狩し、其の大首を得る。疾く貞すべからず。
象曰、南狩之志、乃得大也。
象曰、南にこれを狩るは志の乃ち大いに得るなり。

六二。明夷、夷于左股。用拯馬壯、吉。
六二。明夷、左の股を破る。用って救う馬壮んならば吉。
象曰、六二之吉、順以則也。
象曰、六二の吉は、順いて以って則(のり)あればなり。

初九。明夷、于飛垂其翼。君子于行、三日不食。有攸往、主人有言。
初九。明夷行き飛びて其の翼を垂る。君子行き行く、三日食わず。攸往く所あらば、主人言うこと有り。
象曰、君子于行、義不食也。
象曰、君子行き行きて、義食わざるなり。



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