雷風恆 heng Constancy
卦辞:恆、亨。无咎。利貞。利有攸往。
恆は亨る。咎なし。貞にして利あり。行くところあるに利あり。
32 = ::l ll: 雷風恒 持続する・平和・不変・忍耐・普段の生活
正 | | 比 | 応 | | 28.雷風恒   |
○ |  | | | 上六。振くこと恒なり。凶。 | 妻財 |  | 戌土 応 |
× |  | × | | 六五。その徳を恒にして貞し。婦人は吉、夫子は凶。 | 官鬼 |  | 申金 |
× |  | ○ | | 九四。狩りして禽なし。 | 子孫 |  | 午火 |
| | | 体=雷(木) 用=風(木) 体用比和○ | | | |
○ |  | × | ○ | 九三。その徳を恒にせざれば、或いは之が羞を承く。貞にして吝なり。 | 官鬼 |  | 酉金 世 |
× |  | × | ○ | 九二。悔亡ぶ。 | 寅兄 父母 |  | 亥水 |
× |  | ○ | ○ | 初六。恒に浚くする。貞にして凶なり。利する所なし。 | 妻財 |  | 丑土 |
| | | 体=風(木) 用=雷(木) 体用比和○ | | | |
.6=いつもふらふら動いている。それでは何も得られない。
.5=常に人に従っている状態。従なる人には吉。主なる人には凶。
.4=獲物がいない所にずっと居ても何も得られない。
.3=たとえ正しいことをしていても一貫性の無い人は信用されない。腰を据えて。
.2=中庸であれば後悔するように目にあわなくて済む。
.1=相手に深く関わって正義の押売をしがち。物には順序がある。凶。
彖曰、恆久也。剛上而柔下。雷風相與、巽而動、剛柔皆應恆。恆亨、无咎、利貞、久於其道也。天地之道、恆久而不已也。利有攸往、終則有始也。日月得天而能久照、四時變化而能久成、聖人久於其道而天下化成。觀其所恆而天地萬物之情可見矣。
恆は久しきなり。剛上にして柔下にあり。雷風相与す、巽にして動く、剛柔皆応ずるは恆なり。恆は亨る、咎なし、貞しきに利あるは、其の道に久しかるなり。天地の道は、恆久にして已まざるなり。往く攸あるに利あり、終らば則ち始まり有るなり。日月は天を得て能く久しく照らし、四時は変化して能く久しく成る、聖人は其の道に久しくして天下を化成す。其の恆しき所を観て天地萬物の情見るべし。
象曰、雷風恆。君子以立不易方。
雷風あるは恆なり。君子以て立つに方を易ず。
上六。振恆。凶。
上六。振くこと恒なり。凶。
象曰、振恆在上、大无功也。
象曰、振くこと恒にして上に在り、大いに功なきなり。
六五。恆其徳貞。婦人吉、夫子凶。
六五。その徳を恒にして貞し。婦人は吉、夫子は凶。
象曰、婦人貞吉、從一而終也。夫子制義、從婦凶也。
象曰、婦人の貞は吉、一に従いて終ればなり。夫子は義を制す、婦に従えば凶なり。
九四。田无禽。
九四。狩りして禽なし。
象曰、久非其位、安得禽也。
象曰、久しきもその位に非ず、安んぞ禽を得らん。
九三。不恆其徳。或承之羞。貞吝。
九三。その徳を恒にせざれば、或いは之が羞を承く。貞にして吝なり。
象曰、不恆其徳、无所容也。
象曰、その徳を恒にせざれば容るる所なきなり。
九二。悔亡。
九二。悔亡ぶ。
象曰、九二悔亡、能久中也。
象曰、九二の悔亡ぶは、能く中に久しければなり。
初六。浚恆。貞凶。无攸利。
初六。恒に浚くする。貞にして凶なり。利する所なし。
象曰、浚恆之凶、始求深也。
象曰、恒に浚くするの凶は、始めに求むるが深ければなり。
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