山雷頤 yi Nourishment
卦辞:頤、貞吉。觀頤自求口實。
頤は貞にして吉なり。頤(あご)を観(み)ておのずから口は実を求む。
27 = l:: ::l 山雷頤 滋養・自己鍛錬・食べるとき・努力
正 | | 比 | 応 | | 39.山雷頤   |
× |  | | | 上九。由って頤わる。危うくして吉。大川を渉るに利あり。 | 兄弟 |  | 寅木 |
× |  | ○ | | 六五。経(つね)に払(もと)れり。貞に居れば吉。大川を渉るべからず。 | 巳子 父母 |  | 子水 |
○ |  | × | | 六四。さかしまに頤わるるも吉なり。虎視眈眈たり、其の欲は遂遂たり、咎なし。 | 妻財 |  | 戌土 世 |
| | | 体=山(金) 用=雷(木) 体剋用○ | | | |
× |  | × | ○ | 六三。頤(やしな)わるに払(もと)れり。貞にして凶。十年用いるなかれ。利する所なし。 | 酉官 妻財 |  | 辰土 |
○ |  | × | × | 六二。さかしまに頤(やしな)わる。経(つね)に払(もと)れり。丘において頤わる。征きて凶。 | 兄弟 |  | 寅木 |
○ |  | ○ | ○ | 初九。汝の霊亀を捨てて、我を観て頤を垂る。凶。 | 父母 |  | 子水 応 |
| | | 体=雷(木) 用=山(金) 用剋体× | | | |
.6=人に代って大任を引き受ける。慎重に頑張って吉。
.5=上の立場なのに他人に頼らないと下のものを養えない。人に任せて吉。
.4=上の立場なのに下の者から養なわれる状態。力のある人を取立てて吉。
.3=食う為にはどんな悪いことでもしよう、という状態。動けば利無し。
.2=下の者に養って貰うのは道に反する。上へ行っても助けてくれない。
.1=隣の人の食べ物がおいしそうに見える。むしろ自分の長所を見つけるべき
彖曰、頤貞吉、養正則吉也。觀頤、觀其所養也。自求口實、觀其自養也。天地養萬物、聖人養賢以及萬民。頤之時大矣哉。
頤は貞にして吉とは、正を養えば則ち吉なるなり。頤を観るとは、其の養う所を観るなり。自ら口の実を求むとは、其の自ら養うを観るなり。天地は万物を養う、聖人は賢を養いてもって万民に及ぼす。頤の時、大いなるかな。
象曰、山下有雷頤。君子以愼言語、節飮食。
山の下に雷あるは頤なり。君子もって言語を慎み、飲食を節す。
上九。由頤。(厲)吉。利渉大川。
上九。由って頤わる。危うくして吉。大川を渉るに利あり。
象曰、由頤、(厲)吉、大有慶也。
象曰、由って頤われ、危うくして吉とは、大いに慶びの有るなり。
六五。拂經。居貞吉。不可渉大川。
六五。経(つね)に払(もと)れり。貞に居れば吉。大川を渉るべからず。
象曰、居貞之吉、順以從上也。
象曰、貞に居るの吉は、順にしてもって上に従うなり。
六四。顛頤吉。虎視眈眈、其欲遂遂、无咎。
六四。さかしまに頤わるるも吉なり。虎視眈眈たり、其の欲は遂遂たり、咎なし。
象曰、顛頤之吉、上施光也。
象曰、さかしまに頤わるるの吉は、上の施しの光(おお)いなるなり。
六三。拂頤、貞凶。十年勿用。无攸利。
六三。頤(やしな)わるに払(もと)れり。貞にして凶。十年用いるなかれ。利する所なし。
象曰、十年勿用、道大悖也。
象曰、十年用いるなかれとは、道の大いに悖(もと)れるなり。
六二。顛頤。拂經。于丘頤。征凶。
六二。さかしまに頤(やしな)わる。経(つね)に払(もと)れり。丘において頤わる。征きて凶。
象曰、六二征凶、行失類也。
象曰、六二の征きて凶は、行きて類を失うなり。
初九。舎爾靈龜、觀我朶頤。凶。
初九。汝の霊亀を捨てて、我を観て頤を垂る。凶。
象曰、觀我朶頤、亦不足貴也。
象曰、我を観て頤を垂るは、また貴ぶに足らざるなり。
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