山地剥 bo Peeling-off
卦辞:剥、不利有攸往。
剥は往く所あるに利あらず。
23 = l:: ::: 山地剥 身ぐるみ剥される・分離・孤立・盗難・老化
正 | | 比 | 応 | | 6.山地剥   |
× |  | | | 上九。碩(おお)いなる果にして食われず。君子は輿を得る、小人は廬(いおり)を剥ぐ。 | 妻財 |  | 寅木 |
× |  | ○ | | 六五。魚を貫く。宮人をもって寵(ちょう)せらる。不利なし。 | 申子 子孫 |  | 子水 世 |
○ |  | × | | 六四。床を剥して膚におよぶ。凶。 | 父母 |  | 戌土 |
| | | 体=山(金) 用=地(金) 体用比和○ | | | |
× |  | × | ○ | 六三。之を剥す。咎なし。 | 妻財 |  | 卯木 |
○ |  | × | × | 六二。床を剥して弁におよぶ。貞を蔑す。凶。 | 官鬼 |  | 巳火 応 |
× |  | × | × | 初六。床を剥して足におよぶ。貞を蔑す。凶。 | 父母 |  | 未土 |
| | | 体=地(金) 用=山(金) 体用比和○ | | | |
.6=混乱の世。徳の高い人を頭にして全体をまとめよ。小人を使うと更に混乱。
.5=一族郎党引き連れて君に付き従えば、吉に転じる。
.4=災いは全体を覆い尽くし、自分の皮膚まで蝕んでいる。大変な危機。
.3=自分が正道を守る鍵を握っている。悪い関係を断ち切り、君と強力すれば吉。
.2=悪い因子の害がついに本体まで及んだ。しかし相手もまだ仲間が少ない。
.1=足元が崩れ掛けている。良くない因子が出来ている。正道の危機。
彖曰、剥剥也。柔變剛也。不利有攸往、小人長也。順而止之、觀象也。君子尚消息盈虚、天行也。
剥は剥ぐなり。柔の剛を変ずるなり。往く所あるに利あらず、小人の長ずるなり。順にして之を止む、象を観ればなり。君子の消息盈虚をたっとぶは天行なり。
象曰、山附於地剥。上以厚下安宅。
山の地に付すを剥という。上はもって下を厚くし宅を安んず。
上九。碩果不食。君子得輿、小人剥廬。
上九。碩(おお)いなる果にして食われず。君子は輿を得る、小人は廬(いおり)を剥ぐ。
象曰、君子得輿、民所載也。小人剥廬、終不可用也。
象曰、君子の輿を得るは、民の載る所なり。小人の廬を剥ぐは、終に用うるべからざるなり。
六五。貫魚。以宮人寵。无不利。
六五。魚を貫く。宮人をもって寵(ちょう)せらる。不利なし。
象曰、以宮人寵、終无尤也。
象曰、宮人をもって寵せらるは、終に尤(とが)めなきなり。
六四。剥牀以膚。凶。
六四。床を剥して膚におよぶ。凶。
象曰、剥牀以膚、切近災也。
象曰、床を剥して膚におよぶとは、切に災に近づけり。
六三。剥之。无咎。
六三。之を剥す。咎なし。
象曰、剥之、无咎、失上下也。
象曰、之を剥す、咎なしとは、上下を失えばなり。
六二。剥牀以辨。蔑貞。凶。
六二。床を剥して弁におよぶ。貞を蔑す。凶。
象曰、剥牀以辨、未有與也。
象曰、床を剥して弁におよぶとは、いまだ与あらざるなり。
初六。剥牀以足。蔑貞。凶。
初六。床を剥して足におよぶ。貞を蔑す。凶。
象曰、剥牀以足、以滅下也。
象曰、床を剥して足におよぶとは、下より滅すをもってなり。
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