天地否 pi Deny
卦辞:否之匪人。不利君子貞。大往小來。
否はこれ人にあらず。君子に貞しても利あらず。大きく往きて小さく来る。
12 = lll ::: 天地否 停滞・スランプ・不運・道は塞がれた
正 | | 比 | 応 | | 4.天地否 六合   |
× |  | | | 上九。否を傾く。先に否して後に喜ぶ。 | 父母 |  | 戌土 応 |
○ |  | × | | 九五。否を休む。大人は吉。其れ亡びなん其れ亡びなんとて、苞桑に繋(かか)る。 | 兄弟 |  | 申金 |
× |  | × | | 九四。命有りて咎なし。類の祉(さいわい)に離(つ)く。 | 官鬼 |  | 午火 |
| | | 体=天(金) 用=地(金) 体用比和○ | | | |
× |  | ○ | ○ | 六三。羞(はじ)を包む。 | 妻財 |  | 卯木 世 |
○ |  | × | ○ | 六二。承を包ぬ。小人は吉。大人は否にして享る。 | 官鬼 |  | 巳火 |
× |  | × | ○ | 初九。茅を拔くに茹たり。その彙(たぐい)を共にす。貞にして吉、亨る。 | 子子 父母 |  | 未土 |
| | | 体=地(金) 用=天(金) 体用比和○ | | | |
.6=最初は苦労するが、やがて問題は解決する。
.5=相当の準備と覚悟をし、最高の時を待って、困難にぶち当ることが必要。
.4=運命が味方してくれたら、道は開ける。その時は同士にも幸がある。
.3=君子の近く仕えているが心はその人に無い。葛藤はあるが軽はずみはしない。
.2=凡人は凡人らしく背伸びしなければ吉。包容されることも大切。
.1=悪い仲間に誘われやすい時。身を正しくして素直になれば運勢は転換する。
彖曰、否之匪人、不利君子貞、大往小來、則是天地不交而萬物不通也。上下不交而天下无邦也。内陰而外陽、内柔而外剛、内小人而外君子。小人道長、君子道消也。
否の人にあらざる、君子の貞に利なく、大く往きて小さく来る。則ち是れ天地の交わらずして万物は通じず。上下の交わらずして天下に邦なきなり。内の陰にして外の陽、内の柔にして外の剛、内の小人にして外の君子。小人の道は長じ、君子の道は消ゆるなり。
象曰、天地不交否。君子以儉徳辟難。不可榮以祿。
天地の交わらざるは否なり。君子はもって徳を倹し難を辟す。栄するに禄をもってするべからず。
上九。傾否。先否後喜。
上九。否を傾く。先に否して後に喜ぶ。
象曰、否終則傾、何可長也。
象曰、否は終れば則ち傾く、何ぞ長かるべけんや。
九五。休否。大人吉。其亡其亡、繋于苞桑。
九五。否を休む。大人は吉。其れ亡びなん其れ亡びなんとて、苞桑に繋(かか)る。
象曰、大人之吉、位正當也。
象曰、大人の吉は、位の正に当たればなり。
九四。有命无咎。疇離祉。
九四。命有りて咎なし。類の祉(さいわい)に離(つ)く。
象曰、有命无咎、志行也。
象曰、命有りて咎なし、志の行わるるなり。
六三。包羞。
六三。羞(はじ)を包む。
象曰、包羞、位不當也。
象曰、羞を包むとは、位の当たらざればなり。
六二。包承。小人吉。大人否享。
六二。承を包ぬ。小人は吉。大人は否にして享る。
象曰、大人否享、不亂群也。
象曰、大人の否にして享るとは、群を乱さざればなり。
初六。拔茅茹。以其彙。貞吉享。
初九。茅を拔くに茹たり。その彙(たぐい)を共にす。貞にして吉、亨る。
象曰、拔茅、貞吉、志在君也。
象曰、茅を拔きて貞にして吉とは、志の君に在ればなり。
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