水天需 xu Waiting
卦辞:需、有孚。光亨。貞吉。利渉大川。
需はまことあり。おおいに亨(とお)る。貞にして吉。大川を渡るに利あり。
5 = :l: lll 水天需 待機・栄養補給・今は無理をしない
正 | | 比 | 応 | | 55.水天需   |
○ |  | | | 上六。穴に入る。招かれざるの客三人来るあり。これを敬わば終には吉なり。 | 妻財 |  | 子水 |
○ |  | ○ | | 九五。酒食にて需つ。貞にして吉。 | 兄弟 |  | 戌土 |
○ |  | ○ | | 六四。血(=血溜まり)にて需つ。穴より出づ。 | 子孫 |  | 申金 世 |
| | | 体=水(水) 用=天(金) 用生体○ | | | |
○ |  | ○ | ○ | 九三。泥(水の傍)にて需つ。寇の至るを致す。 | 兄弟 |  | 辰土 |
× |  | × | × | 九二。沙(岸の近く)にて需つ。少し言うことあり、終に吉なり。 | 巳父 官鬼 |  | 寅木 |
○ |  | × | ○ | 初九。郊(=郊外)にて需(ま)つ。恒を用うるに利あり。咎なし。 | 妻財 |  | 子水 応 |
| | | 体=天(金) 用=水(水) 体生用× | | | |
.6=危険が去るのを待っていたが向こうからやってきた。とにかく頑張ること。
.5=安全な場所にいる。お茶でも飲んでゆったりと待つのがよい。
.4=渦中に入ることになる。しかし抜け道から外に逃れることができる。
.3=近くまで寄って待つ。外敵があるが謹んで事に当れば勝つことができる。
.2=水辺で、中庸を守って待つ。小言を貰うことがある。急進しないこと。
.1=離れて待ち、自分を忘れないように。平常心を。
彖曰、需須也。險在前也。剛健而不陷、其義不困窮矣。需有孚、光亨、貞吉、位乎天位、以正中也。利渉大川、往有功也。
需は須なり。険しきもの前にあるなり。剛健にして陥らず。その義困窮せず。需は孚(まこと)あり、おおいに亨る。貞にして吉。天位に位す。正中をもってなり。大川を渉るに利あり。往かば功あるなり。
象曰、雲上於天需。君子飲食宴樂。
雲の天にのぼるは需なり。君子は飲食宴楽す。
上六。入于穴。有不速之客三人來。敬之終吉。
上六。穴に入る。招かれざるの客三人来るあり。これを敬わば終には吉なり。
象曰、不速之客來、敬之終吉、雖不當位、未大失也。
象曰、招かれざるの客来り、これを敬わば終には吉なりとは、位当たらずといえども、未だ大いに失わざればなり。
九五。需于酒食。貞吉。
九五。酒食にて需つ。貞にして吉。
象曰、酒食貞吉、以中正也。
象曰、酒食の貞にして吉なるは、中正をもってなり。
六四。需于血。出自穴。
六四。血(=血溜まり)にて需つ。穴より出づ。
象曰、需于血、順以聽也。
象曰、血にて需つは、順にしてもって聴うなり。
九三。需于泥。致寇至。
九三。泥(水の傍)にて需つ。寇の至るを致す。
象曰、需于泥、災在外也。自我致寇、敬愼不敗也。
象曰、泥にて需つとは災の外にあるなり。我より寇を致すは、敬慎すれば敗れざるなり。
九二。需于沙。小有言、終吉。
九二。沙(岸の近く)にて需つ。少し言うことあり、終に吉なり。
象曰、需于沙、衍在中也。雖小有言、以終吉也。
象曰、沙にて需つは、ゆたかに中にあらんなり。少し言うことありといえども、もって終には吉なり。
初九。需于郊。利用恆。无咎。
初九。郊(=郊外)にて需(ま)つ。恒を用うるに利あり。咎なし。
象曰、需于郊、不犯難行也。利用恆、无咎、未失常也。
象曰、郊にて需つとは難を犯して行かざるなり。恒を用うるに利あり咎なしとは未だ常を失わざるなり。
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