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written by Lumiere on 96/03/07 16:23


さて、断易で、易卦に十二支を振る方法は前回説明しましたが、これ
に更に六親を付け、また世爻・応爻を付け、最後に用神を定めます。
それでやっと占断の準備が整います。

そのやり方を説明する前に、易卦に通常の配列とは別の八宮に分類す
る並べ方を説明しておかなければなりません。これは8個の純卦から
出発して、それを変爻させて出来た卦はその宮に属するという考え方
で配列したものです。

例えば乾(lll)の宮の場合、首卦は無論乾為天(llllll)です。これの
初爻を変じた lllll: 天風女后を第1世といいます。続いて2爻も変
じて llll:: 天山遯が第2世、更に3爻を変じて lll::: 天地否で第
3世、更に4爻を変じた ll:::: 風地観が第4世、5爻まで変じた
 l::::: 山地剥が第5世です。

この次は上爻まで変じてしまうと坤為地になって別の純卦になってし
まうので、それは避けて今度は下に戻ります。 l:l::: 火地晋として、
これを遊魂卦といいます。そしてその次ですが、l:ll::とするとこれ
は離宮の第1世であり、更に変爻してl:lll:とすると同じく離宮第2
世なので結局l:llll火天大有まで来てしまいます。これを帰魂卦とい
います。この事情はどの宮でも起きますので、結局帰魂卦は遊魂卦の
下卦を全部反転させたものになります。

次に各宮から派生する卦の一覧を上げます。
   首卦      第1世     第2世     第3世
乾宮 llllll乾為天    lllll:天風女后  llll::天山遯    lll:::天地否
兌宮  :ll:ll兌為沢  :ll:l:沢水困  :ll:::沢地萃  :lll::沢山咸
離宮 l:ll:l離為火  l:ll::火山旅  l:lll:火風鼎    l:l:l:火水未済
震宮  ::l::l震為雷  ::l:::雷地豫  ::l:l:雷水解  ::lll:雷風恒
巽宮 ll:ll:巽為風  ll:lll風天小蓄 ll:l:l風火家人 ll:::l風雷益
坎宮 :l::l:坎為水  :l::ll水沢節  :l:::l水雷屯  :l:l:l水火既済
艮宮 l::l::艮為山  l::l:l山火賁  l::lll山天大畜 l:::ll山沢損
坤宮 ::::::坤為地  :::::l地雷復  ::::ll地沢臨  :::lll地天泰

   第4世     第5世     遊魂卦     帰魂卦
乾宮 ll::::風地観  l:::::山地剥  l:l:::火地晋  l:llll火天大有
兌宮 :l:l::水山蹇  :::l::地山謙  ::ll::雷山小過 ::l:ll雷沢帰妹
離宮 l:::l:山水蒙  ll::l:風水渙  lll:l:天水訟  llll:l天火同人
震宮 :::ll:地風升  :l:ll:水風井  :llll:沢風大過  :ll::l沢雷随
巽宮 lll::l天雷无妄 l:l::l火雷噬ロ盍 l::::l山雷頤  l::ll:山風蠱
坎宮 :lll:l沢火革  ::ll:l雷火豊  :::l:l地火明夷 ::::l:地水師
艮宮 l:l:ll火沢目癸 lll:ll天沢履  ll::ll風沢中孚 ll:l::風山漸
坤宮 ::llll雷天大壮 :lllll沢天夬  :l:lll水天需  :l::::水地比

この配列が定まると、自然に世爻・応爻が定まります。一般に世爻は自分
自身、応爻は相手を表わします。世爻はそれぞれの卦で変じた爻です。で
すから、第1世では初爻、第2世では2爻、第3世では3爻、第4世では
4爻、第5世では5爻、遊魂卦では4爻、帰魂卦では3爻です。首卦の場
合は上爻を世爻にします。

応爻は世爻と反対側にある爻です。つまり世爻が下卦の1番目(初爻)な
ら応爻は上卦の1番目(4爻)、下卦の2番目(2爻)なら上卦の2番目
(5爻)、下卦の3番目(3爻)なら上卦の3番目(上爻)、上卦の1番
目(4爻)なら下卦の1番目(初爻)、上卦の2番目(5爻)なら下卦の
2番目(2爻)、上卦の3番目(上爻)なら下卦の3番目(3爻)、とい
う配置になります。

なお、遊魂・帰魂の名称ですが、一般に第5爻を変じて純卦になる卦のこ
とを帰魂卦といいます。上記の表で、各宮の帰魂卦の5爻を変じるとその
宮の首卦に戻ることを確認して下さい。そして帰魂卦の下卦を全て変じた
ものを遊魂卦と言うのです。




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