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綱引きさて、小正月あたりを中心にして、全国各地でいろいろな年占いが行われます。その中によくあるものの一つに「綱引き」があります。
綱引きは昔はオリンピックにもあったほど世界的なスポーツで、今年も来月の上旬に全国大会などもあるそうですが(^_^) 日本では神事としても多数行われているようです。
よくあるパターンは村人が丘組と浜組に分かれて、綱を引き合い、丘組が勝てば今年は豊作、浜組が勝てば今年は大漁、ということになっています。男組と女組に分かれて、女組が勝てば豊作というところもあるようです。この場合は必ず女組が勝たなければなりません。
なお正月に綱引きをするのは一般に東日本に多く、西日本では盆にする所が多いという研究結果もあるようです。また中秋の名月にするところもあるようです。
綱引きに似たもので1月14日大阪の四天王寺のどやどやもあります。これは東西に分かれた若者が柱を押し合い、勝った方が豊作とするものです。
これらと同様に村の中から西の大関と東の大関が出て相撲を取って、今年の作物の出来を占うという相撲神事もよく行われますが、これはどちらかというと盆に行うところが多いようです。
粥占い小正月の年占いとして、ポピュラーなものの一つは「粥(かゆ)占い」です。これには色々な流儀があるのですが、幾つか紹介すると
なお炊くのではなく炒めるところもあります。山口県由宇町の毘沙門天では糯籾を炒めて、その時の炒まり具合で豊凶を占います。また炊くのではないものとして山口県布施町の高松八幡宮では炒豆を水に落としてその沈み具合で豊凶の判断をします。
火に関連した占い粥占いも火を使った占いなのでしょうが、ほかにも各種の火に関連した占いがあります。
岩手県黒石町の黒石寺では旧暦の1月7日に蘇民祭りをします。ここでは火を燃やしてその燃え具合で作物の出来を占います。同じく旧暦の1月7日に愛知県幡豆町の神明社では逆円錐形の炭を燃やして、その燃え具合でやはり豊凶を占います。長野県野沢温泉の道祖神の祠では火を焚いて餅や小豆を燃やし、その燃え具合で豊凶を占います(野沢の火祭り)。
破魔弓その他正月風物のところでも触れたのですが、破魔弓を射て、当たり具合で豊凶を占うところもあるようです。宮崎県の宮崎神宮などがそれをやっています。
矢を射るといえば、鎌倉の鶴ヶ岡八幡の流鏑馬(やぶさめ)を連想する方が多いと思いますが、あれは中秋の名月の頃ですね。
弓関連では愛媛県北条市の河内神社では弓の神事のあと大飯を食い、きれいに食べてしまえたら豊作、ということになっています。
このほか熱田神宮では1月7日に世だめし神事が行われます。これは1年前に入れて置いた瓶の中の水の減り具合で豊凶を占うものです。
また旧暦の1月7日に青森県の岩木山神社では長さ3mほどの柳の枝にお札や種籾をたくさん付けたものを稲の穂に見立てて、これを床に突き立てた時に落ちた籾の数で豊凶を占います。
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