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カード型の易占いの道具のこと。「イーチン」とは英語で易のことです。

西洋人と易

易は今や中国・日本だけでなく世界の占いになっています。ヨーロッパに紹介されたのは1681年にさかのぼります。1736年にはイエズス会の宣教師レギが易経の全文をラテン語に翻訳しました。ライプニッツはこの易経を2進数や彼の宇宙論「モナド論」と結びつけました。

1924年にはR.ウィルヘルムが分かりやすい解説付きのドイツ語訳を出版、それは彼の親友の心理学者ユングに影響を与え、彼の無意識の理論の構築の上で指針の一つとなったとされます。

英文の易の解説書で有名なのは、「マーフィーの黄金の法則」で有名なジョセフ・マーフィーの「易の秘密(Secrets of Iching)」です。彼はこの本の中で易の解説に聖書の言葉を多数引用しており、非常にユニークな易解説書になっています。これは一時期完全訳が日本でも出ていたのですがその本は現在絶版になってしまっており、産能大出版局から出ている改訳「マーフィーの易占い」は非常に残念なことにその聖書の言葉を日本人に馴染みがないからといって全てカットしてしまっています。完全訳版の復刻を望みたいところです。

易卦の構成

易の卦は陰(yin)及び陽(yang)を表す‥及び―が3本組み合わされた小成卦(trigram)が基本になります。小成卦は次のように8種類あるので「八卦」とも言われます。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の八卦です。

             

通常使用される大成卦(hexagram)は、この小成卦を上下2個組み合わせたものです。その数は8×8=64個になります。詳しくは電子易経のコーナーを参照して下さい。

イーチンタロットの構成

イーチンタロットの構成は様々です。次のようなものがあるようです。

また中には立卦用のコイン3枚セットやサイコロなどを一緒に組み合わせたパッケージなどもあるようです。

イーチンタロットの使い方

コインやサイコロなどを併用する場合は、コインやサイコロで卦を立てて、その出た卦のカードを並べて使用すればよいでしょう。

しかしカードになっているというメリットを最大限に使うには、タロットのようにシャフルして任意にカードを抜き出し、その出たカードの卦で占うという方法があります。これは非常に簡単でお勧めです。この場合は64枚の大成卦のカードのみを使用すればよい訳です。

八卦のカード4セットというパッケージの場合は、この32枚をシャッフルして、2枚ひいて一つの大成卦にして使用します。この場合最初に引いたものを下卦、次に引いたものを上卦とします。之卦も求める場合は4枚引くことになります。例えば、水、沢、天、沢、と4枚引いた場合は、沢水困の沢天夬に之くと読めばよいことになります。

64卦のカードと8卦のカードを組み合わせた高度な使い方もあります。

8卦のカードが2セット、4セットある場合はそちらをシャフルして2枚引き、大成卦を求めてそのカードを64枚セットの中から抜き出して使用します。

8卦のカードが1セットの場合は、これを利用して本筮をする方法もあります。むろん2セット、4セットのものでやっても構いません。これは次のように行います。

  1. シャフルして1枚ひき、爻(line)をひとつ求める。この時、得られた卦が
     天 なら老陽
     沢 なら少陰
     火 なら少陰
     雷 なら少陽
     風 なら少陰
     水 なら少陽
     山 なら少陽
     地 なら老陰
    とします。
  2. これを6回繰り返して、本卦が求まります。
  3. 本卦の中の老陽・老陰の部分を変爻させることにより之卦が求まります。


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