血液型の話(02)
【ABO型の遺伝】
ABO型の血液型を決める遺伝子は9番染色体に記録されており、ここにA,
B,Oという3種類の遺伝子が作用します。その際、遺伝的にAとBには優劣
がなく、A・BともにOに対して優性なので、結果的に次のような表現になり
ます。
AB → AB型
AA・AO → A型
BB・BO → B型
OO → O型
そして、親と子の血液型の組み合わせは次のようになります。
\ AB A B O
AB A,B,AB A,B,AB A,B,AB A,B
A A,B,AB A,O A,B,AB,O A,O
B A,B,AB A,B,AB,O B,O B,O
O A,B A,O B,O O
つまり、A型とB型の両親からはA,B,AB,Oのいづれの子供も生まれる可能性が
あります。AB型とO型の両親からは『普通は』A,Bのいづれかが生まれます。
(例外は後述)
【ABO血液型のバリエーション】
日本人のA型の人はほとんどがA1型と呼ばれるものですが0.2%程度A2型と
いう型があります。(白人では20%がA2型)これは「弱いA型」です。更に
もっと弱いA3型というのもあります。細かく見ていくと更に微妙なバリエー
ションも存在し、A型だけでも10種類ほどが知られています。B型について
も同様のバリエーションがあるものと思われますが、まだ研究が進んでいない
ようです。
AB型のバリエーションとして有名なものにシスAB型があります。これは、
実際にはAB型とO型の両親からAB型の子供が産まれることがあることから
分かった血液型です。A抗原・B抗原の働きは一般的なAB型よりも弱いよう
です。またO型のバリエーションとして有名なものにボンベイ型があります。
これは一般の赤血球には必ず含まれるH抗原が存在せず、血清中に抗H抗体が
存在するため、一般的なO型の人の血液を誤って輸血すると大変なことになっ
てしまいます。
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