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【血液型と輸血】
血液型は輸血の技術の確立とともに発見されました。現在でも最も重要視され
るABO式の血液型が1901年オーストリアの医師ランドシュタイナーによって
発見され、これによって輸血による事故が大幅に減りました。この発見により
A→O,B→O,AB→A,AB→B,AB→O,A→B,B→Aという輸血
は血液を凝固させるためしてはいけないことが分かったのです。

(それまでは血液型というものが知られていない状態でノーチェックで輸血さ
 れていた訳で、現代の感覚で考えると、とっても怖い^^;ですね。なお実際
 には現在では同じ血液型同士しか輸血は行ないません)

輸血に関する記事はローマ帝国時代から記録されていますが、その時期は直接
血管の中に入れるという方法が知られておらず、飲ませて(^^;いたようです。
西洋で最初に血管の中に血液を注入した記録は1667年フランスのドニスで実は
この時は輸血したのは人間の血ではなく、羊の血でした(-_-; しかし、それで
もかなりの治療効果をあげていたようです。人間の血を最初に輸血したのは、
1818年のイギリスのブランデルでした。

【ABO式血液型】
さて、この最も重要視されている血液型であるABO式血液型というのは、血
液の中に含まれる抗原・抗体の種類によって判定するものです。

         赤血球中の抗原  血清中の抗体
   AB型    A&B&H     なし
   A型      A&H      抗B
   B型      B&H      抗A
   O型       H     抗A&抗B

検査方法としては、上記に見るように赤血球内の抗原と血清中の抗体の両方で
チェック(表試験・裏試験といいます)し、通常は両者が一致しますが、まれ
に不一致の人もいます。少なくとも日本国内での献血・輸血の際は当然両方の
型がチェックされます。

O型の人は抗原がないので、他の血液型の人に輸血しても凝固させることはあ
りません。A型の人はA抗原があるので、抗A抗体のあるB型・O型の人には
輸血できません。B型の人も同様。AB型の人はA・B両方の抗原を持ってい
るので他の血液型の人には輸血できません。H抗原はいづれの血液型の赤血球
にも存在しており、血清中にはいづれの血液型でも抗Hの抗体はありません。
(例外は後述)

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