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小惑星
小惑星の多くは下記のように分類できる。
NEA (Near Earth Asteroid)
Apohele族遠日点が0.983au未満のもの
Atens族軌道長半径1au未満で遠日点が0.983以上のもの
Apollo族軌道長半径1au以上で近日点が1.017以下のもの
Amors族近日点が1.017〜1.3程度のもの
Amors族の近日点の上限は人によって微妙に違うが、だいたいそのくらいということでよいであろう。この4つは「地球に衝突する可能性のある」天体であり、特にAtensとApolloは地球の軌道(近日点0.983, 遠日点1.017)と重なるため危険度が高い。ApoheleやAmorsも他の天体からの摂動によって軌道が変わると危険領域に入ってくる。Amors族の代表はEros。巨大な小惑星(33×13×13km)で、こんなのは少々核ミサイルを撃ち込んでも破壊できない。
小惑星帯の小惑星2.2〜3.3au
おなじみのセレス・パラス・ジュノー・ヴェスタの「四大小惑星」など小惑星番号1〜10の小惑星は全てここにある。
ヒルダ(Hilda)群 3.7〜4.1au
木星(5.2au)の重力によって一定の空間に集められた小惑星である。その位置は木星の60度前後と木星とオポ(180度)の位置の3ヶ所(ラグランジュの位置)に固まっており、その3つのグループがきれいな正三角形を作っている。
トゥーレ(Thule)
ヒルダ群とトロヤ群の間は小惑星のほとんどない領域であるがその中にほぼ1個小惑星番号279番のThuleのみが125kmもの直径を持ち異彩を放っている。この領域には他にドン・キホーテ(3552)など約20個の小惑星が発見されているが他はみな直径10km程度以下である。
トロヤ(Trojans)群 5.05〜5.4au
木星(5.2au)とほぼ同じ軌道を周回する小惑星群で、その位置は木星の60度前と60度後とに集められている。ヒルダ群と同様木星の重力によるものであるが、こちらのほうがヒルダ群よりダイレクトに力を受け、ヒルダ群に見られるような木星とオポの位置には小惑星は見られない。その場所では軌道が安定できないのであろう。「トロヤ」はトロイ戦争になぞらえられており、木星の前を行くグループは Greek node と呼ばれ 588-Achilles, 1143-Odysseus などといった名前が付けられ、木星の後を行くグループは Trojan node と呼ばれ、884-Priamus, 1172-Aneas などの名前が付いている。但し 617-Patroclusはトロイ側、624-Hektorはギリシャ側と、この2個だけ逆に入れられている。これはこの2個がトロイとギリシャに分けて名前を付けるというルールが確立する前に名付けられたためである。
セントール(Centaur)群 近日点20au程度以内
キローンなどの長円形の軌道を持つ天体群。定義は人によってかなり曖昧だが、ここでは近日点が20au(ほぼ天王星の軌道)より内側まで来るものとしてみた。基本的には↓のKBOが木星〜海王星の引力に引き寄せられて内側に入り込んでしまった天体と考えられる。彗星との区別が曖昧な場合もある。
KBO (Kuiper Belt Object)
Triton
海王星の衛星。現在の所最大のKBO天体
Plutino族
冥王星及び同様な軌道を周回するもの。
Cubewano族
PersephoneなどKBO天体の中でも円に近い軌道を周回するもの
SKBO
彗星にも似た長円軌道を周回するもの
海王星より遠くの外部小惑星帯(エッジワース・カイパーベルト)に所属する天体。この領域で最初に見つかったのは 1992QB1 (Persephone) であるが、その後多数の天体が発見されている。これらの天体がトリトン・冥王星・カローンなどと似た物理的特性を示すことから、それまでに発見されたこれらの天体も実はエッジワース・カイパーベルト天体であったという見方が強くなっている。


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