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【カ】

カイト (kite)
凧型のアスペクト。ABCD4つの天体があり、ABCがグランドトラインを作り、DがAとオポジション、BCとセクスタイルの状態。このアスペクトは非常に快適でよく動いてもくれるのだが、この中でたいてい事足りるものでほかのことをしたがらない欠点がある。
 →ブーメラン


海王星 (neptune) 太陽の回りを164.8年で一周する外惑星。記号 海王星 ルヴリエとアダムスの予測計算に基づきベルリン天文台が1846年に発見した。占星術上では神秘的なもの・曖昧なものを表わす。魚サインの支配星
 
 ネプチューンは海の神でギリシャ神話ではポセイドンに相当する。また冥王星のプルートはギリシャ神話のハデスであり、ウラヌス(天王星)−クロノス(土星)−ゼウス(木星)が親子孫の関係であるのに対してハデス(冥王星)−ポセイドン(海王星)−ゼウス(木星)は兄弟である。
 
 海王星の記号 海王星はネプチューン神が持つ三叉の鉾の形とされる。

回帰サイン  「家に帰る」という意識が強く。家庭や家族を大事にする傾向のあるサイン。蟹・山羊。
 →サイン

カイパーベルト  →エッジワース・カイパーベルト

外部小惑星帯 (outer asteroid belt) =エッジワース・カイパーベルト

外惑星  地球より外側にある惑星のこと。火星木星土星天王星海王星冥王星。時々木星型惑星の意味で使用する人がいるがそれは誤用である。
 →内惑星

格式  =品位

下降 (fall) 天体がその場所で勢いを失うこと。減退と訳す人もいる。→品位

カジミ cazimi 太陽のすぐそばに水星など他の星がある時、太陽によってその星の意味が強調される作用。カジミが起きるのは0度17分以下で合(コンジャンクション)の場合である。
 →サンビーム

カスプ  (cusp) そのハウスを代表する点。多くのハウスシステムにおいてはそのハウスが始まる点であるが、キャンパナスハウスのように中心点がカスプになるものもある。その場合はカスプとカスプの中点、つまりミッドカスプがハウス境界になる。

火星  (mars) 太陽の回りを2.1年で回る外惑星。記号 火星 占星術上では積極性や闘争性を表わす。女性のチャートでは恋人を表わすこともある。牡羊サインの支配星。以前は蠍サインの支配星でもあった。この場合、牡羊の火星は昼に属し、蠍の火星は夜に属すと言われ、前者をpositive mars、後者をnegative marsと呼んだ。
 
 火星の記号♂は剣と楯を表すという説、男性性器の形であるとする説などがある。マルスはギリシャ神話ではアレスで神々の中の乱暴者として知られる。彼の息子の名前はデイモス・フォボスといい、火星の衛星の名前になっている。

風のサイン (かぜサイン,air signs) 双子・天秤・水瓶の各サインのこと。
 →エレメント

カタビバゾン (catabibazon) =ドラゴンテイル

ガティカー  インドで1日の60分の1の単位。

カーディナル (cardinal) 牡羊・蟹・天秤・山羊の各サインのこと。
 →クォリティ

蟹サイン (cancer sign) 黄道を12等分した中の4番目の30度を占めるサイン。記号 蟹 時期としては夏至から大暑までで、6月22日前後から7月22日前後まで。支配星性別は女性、クォリティは活動宮(cardinal)、エレメントは水。感受性が強く順応性があり同情心があるが自分の中にためてしまう性質を持つ。

カノープス  (canopus) 14蟹 南極老人星。インドではアガスティヤという。
 
 元々はアルゴ船(ArgoNavi)座α星だが、この星座が「解体」されてしまった為現在は竜骨(Carina)座α星である。シリウスに次ぐ明るさ(-0.7等)を誇る星であるが、東京や京都などの緯度では地平線ギリギリに見えるため(赤緯-74度だから緯度35度の場合、最高高度は4度)、この星を見ることができたら長寿を得るという伝説がある(沖縄に行って見るというのは多分反則)。七福神の寿老人と福禄寿は、この星の精である。また逆にある地方ではちょっとしか顔を出さないため「横着星」と呼ばれる。占星術上の星の意味は「旅行」、星自体の名前の由来はギリシャ神話に出てくる水夫の名前である。

カプス  多分カスプの誤り。

カペラ  (capella) 御者座α星。21 双子 にあって、開かれた心を表す。「小さな牝山羊」の意味。

カルミネイト (culminate) ホロスコープの最も高い位置に来る天体のこと。
 
 基本的には9室か10室の天体を言うが、9室・10室に天体が無い場合は、エレベートする天体の中で最も高い位置にあるものをカルミネイトとする。カルミネイトする天体はホロスコープ全体に強い影響を与える。カルミネイトする天体が無い場合は、MCにアスペクトする天体がその代行をすると考えられる。
 
 →エレベート, 表示体, オーバーロード

感受点  (sensitive point) いわゆる惑星。恒星である太陽、衛星である月、それにASCやノードなどの仮想の点も含めていうので、正確を期してこの言葉を使う。占星術では基本的に生まれた瞬間の感受点の位置により、その人の正確や運勢を鑑定する。主な感受点としては次のようなものがある。
 
 (1)実在の感受点
  太陽,,水星,金星,火星,木星,土星,天王星,海王星,冥王星,小惑星,恒星
 
 (2)天体の軌道上のポイント
  ドラゴンヘッド,ドラゴンテイル,リリス
 
 (3)個人的な感受点
  アセンダント,ディセンダント,MC,IC,イーストポイント,バーテックス
 
 (4)計算上のポイント
  アラビックパート,ミッドポイント
 
  感受点について詳しいことは感受点概要をご参照下さい。

【キ】

疑似天体 (imaginary planet) 実在の天体には対応しないが占星術上意味のある感受点のこと。ASCやドラゴン・リリス・アラビックパートなど。
 →感受点

季節 (season) 実態的な意味と象徴的な意味がある。
 実態的な季節とは、その場所での太陽の高度が生み出す環境である。太陽が高い時期を夏といい、太陽が低い時期を冬といい、夏から冬へ移行する時期を秋、冬から夏へ移行する時期を春という。夏のいちばん太陽が高い時が夏至(summer solstice), 冬の一番太陽が低い時が冬至(winter solstice)である。北半球が夏の時は南半球は冬、北半球が冬の時は南半球は夏であるが、便宜上南半球では北半球の用語を流用する。つまり南半球では夏至がいちばん太陽が低い時である。
 
 各季節の範囲は地域によって異なるが、日本ではだいたい3〜5月が春、6〜8月が夏、9〜11月が秋、12〜2月が冬になる。より正確に言えばだいたい春分〜立夏が春、〜芒種が初夏、〜小暑が梅雨、〜白露が夏、〜小雪が秋、〜秋分が冬という感じがだいたい関東〜九州北部の感覚である。占星術のサインでは牡羊・牡牛・双子が春(vernal,spring)、蟹・獅子・乙女が夏(estival,summer)、天秤・蠍・射手が秋(autumnal,harvest)、山羊・水瓶・魚が冬(hibernal,winter)のサインと分類されることが多い。ヨーロッパではこの感覚なのかも知れない。またハウスは12〜10ハウスが春、9〜7ハウスが夏、6〜4ハウスが秋、3〜1が冬のハウスに分類されているが、日周運動を区切るハウスと季節は本来直接結びつくものではないのでこれはほとんど記号的な対応である。

逆季 (contrantiscion) →対季

逆行 (retrograde) 天体は通常黄道上を東から西へと運行する(順行,direct)が、見掛け上西から東へと逆向きに動くこともあり、これを逆行という。逆行の時期の天体はその本来の性質をきれいに出すことができない。太陽と月は逆行はない。またドラゴン(ただしミーン)は常に逆行する。順行と逆行が切り替わるときに一時的に停止したかに見える時は留(stationary)という。
 
  詳しくは逆行についてのページを参照のこと。

キャデント (cadent house) 第3,6,9,12ハウス

キャンパナス (Campanus house) ハウスの分割方法のひとつで、純粋に方位を空間的に等分する美しい分割法。「立体分割」ともいう。具体的には地平線を基準にして、子午線と直交する大円(卯酉線)に沿って12等分する。キャンパナスの最大の特徴は他のハウスシステムのようにカスプの所でハウスを区切るのではなく、カスプはハウスの中央に置いて、ミッドカスプでハウスを分割するものである。この方法はGiovanni Campani Campanus (1233-1296)が考案した。現代占星術の旗手のひとりDane Rudhyar(1895-1995)もこのキャンパナスを愛用していた。これに似た分割方法にレギオモンタナスがある。

キューブワノ (Cubewano) 「キューブワン」こと1992QB1と同様の形の軌道をまわる小惑星。エッジワースカイパーベルトの小惑星の中で、比較的円に近い軌道をまわるもの。ただし海王星と公転周期が2:3程度(軌道半径40天文単位程度)のものはプルティーノと呼ばれる。

強天体 (superior planet) 火星・木星・土星のことを強天体(superior planet)という。また水星・金星・月のことを弱天体(inferior planet)という。

共表示体 (cosignificator) 表示体(significator)に合またはアスペクトを取って、その天体の働きを補佐する天体のこと。
 →表示体

凶暴 (feral) 荒々しいサイン。射手サインの後半と獅子サイン。

巨蟹宮 (きょかいきゅう) =蟹サイン

キローン  (chiron) 記号または 最初に発見されたセントール族の天体。非常に潰れた楕円状の軌道を持つ天体で、1977年に発見され、当初は小惑星と考えられたがその後、彗星とも考えられるようになった。しかし直径は180kmほどあると推定されており、彗星と考えるとかなり巨大である。そのためキローンについては小惑星番号と彗星番号の双方が付いている。この問題についてはセントールの項、参照。
 
キローンの軌道は一番内側に来た時は木星と土星の間、一番外に出た時は天王星の軌道近くまで離れる。扁平な軌道であるため摂動の計算が難しく、更に時々ガス噴出により不規則に軌道を変更する為、軌道計算は困難を極める。この星に関する天体位置は発見前のデータは天文暦に掲載されていても参考程度に考えた方が良いし、逆に未来の位置についてもあまり確実視しない方がよいであろう。占星術的にはかなり重要で、心の癒しに関わる星である。

銀河 (Galaxy) いわゆる「天の川」。夜空に川のように広がる星が密集した領域であるが、これは銀河系が広がっている方向である。

銀河系 (Galactic System) 我々の地球や太陽が所属している小宇宙。半径約5万光年の渦巻き状の集合体である。この銀河系の厚み方向は星がたくさんあるように見える。これが銀河(天の川)の正体である。

金牛宮 (きんぎゅうきゅう) =牡牛サイン

禁止 (prohibition,プロヒビション) 二つの天体が合になって特定の意味を形成しようとしている所に、動きの速い天体がやってきて、近付きつつある天体を追い越して近付かれつつある天体に先に合になってしまうケースを言う。結果的に動きの速い天体が作る合の意味が有効になってしまい、もとの2天体の合は無効或は遅延してしまう。これは例えば火星と木星が合になろうとしている所に太陽がやってきて邪魔するようなケースである。プロヒビションは合でなくてもアスペクトを取るケースでも起きる。
 
 →フラストレーション, リフリネイション

近日点  (perihelion) 惑星の軌道で太陽に最も近づく場所。地球が近日点を通過するのはだいたい1月4日頃である。これはだいたい小寒の頃ということになる。
 →遠日点, 近地点

金星 (venus) 地球のすぐ内側を回る内惑星。記号 金星 公転周期は224.7日。しかし内惑星なので結果的には天球上を太陽に連れられて1年で1周する。金星の記号♀については「手鏡」という説、エジプトのアンク十字に由来するという説、女性器の形であるとする説などがある。
 
天空上で太陽・月の次に明るい天体で、条件が良ければ昼間でも肉眼で見えることがあるという。占星術上は愛情や芸術、また金運を表わし、男性のチャートでは恋人を表わすこともある。牡牛サインと天秤サインの支配星。金星は太陽と48度以上離れることはない。
 
 英語名ビーナスはギリシャ神話のアフロディーテに相当する美の女神である。女神としてはかなり古くからの女神であり、ゼウスさえもアフロディーテには命令などをすることができない。源流はバビロニアの女神イシュタル(=イナンナ)に到達する。この女神はエジプトではイシスになり、ペルシャではアナーヒータ、インドではサラスヴァティ(弁財天)となり、日本では水の女神・市杵嶋姫(いちきしまひめ)と同一視される。また中世の悪魔アシュタルトも源流はやはりイシュタルである。そもそも、悪魔長のルシファーも明けの明星の精である。
 
 古来金星は朝方東の空に見えるものを「明けの明星」、夕方西の空に見えるものを「宵の明星」と呼んできた。地方によってはこの二つが同じ星であることに気がついていなかった所もあるとされる。西洋で明けの明星が悪魔ルシファーとみなされたのは、夜空(=闇)の世界で最も強く輝く星であり、また朝になっても最後まで輝いているので、神(=太陽)に対抗する存在と考えられたからである。

近地点  (perigee) 地球の衛星(月や人工衛星)の軌道で、地球に最も近くなる場所。
 →近日点, 遠地点

【ク】

クィンカンクス (quincunx) =インコンジャンクト 150度のアスペクトのこと。

クィンタイル (quintile) 72度のアスペクトのこと。

クォリティ (quality) サイン(星座)の3区分。下記のように分類される。
 
  cardinal (動or活動) 牡羊・蟹 ・天秤・山羊
  fixed  (静or不動) 牡牛・獅子・蠍 ・水瓶
  mutable (変or柔軟) 双子・乙女・射手・魚 
 
  これはエネルギー論的に言えば、火地風水の各元素がカーディナルサインで生まれ、フィクスドサインで集まり、ミュータブルサインで広まるのである。
 
   火の要素は牡羊で生まれ、牡牛で地を通して集まり、双子で風を通して広まる
   地の要素は山羊で生まれ、水瓶で風を通して集まり、魚で水を通して広まる
   風の要素は天秤で生まれ、蠍で水を通して集まり、 射手で火を通して広まる
   水の要素は蟹で生まれ、 獅子で火を通して集まり、乙女で地を通して広まる

くさび型  =バンドル

グラハ  インド占星術で、太陽・月・五惑星のこと。とらえるものという意味で元々子供にとりつく魔物をグラハと言った。紀元前後の本「ガルガ・サンヒター」では月・ラーフ・木星・金星・ケートゥ・土星・火星・水星・太陽と並んでいる。後に曜日の順序に並ぶのは3世紀頃でヨーロッパの影響。ラーフはパータともいい、太陽と月の軌道の交点であった。ケートゥは最初は彗星であった。1000ほどのケートゥが知られていた。しかしやがてヘレニズムの影響でドラゴン神話と結び付き、ラーフとケートゥはドラゴンの頭と尾になった。この九つを中国では九執という。

グランドクロス (grand cross)
4つの感受点が隣同士はスクェア(90゜)、向い同士はオポジション(180゜)になっている状態を言う。つまり4つの感受点が十字架状に並ぶ。
 
 この4つの感受点は多くの場合同じクォリティ(3区分)にある。そこでグランドクロスは活動のグランドクロス、不動のグランドクロス、柔軟のグランドクロスと分類される。
 
  活動(カーディナル)のグランドクロス=牡羊・蟹・天秤・山羊
  不動(フィクスド) のグランドクロス=牡牛・獅子・蠍・水瓶
  柔軟(ミュータブル)のグランドクロス=双子・乙女・射手・魚
 
 グランドクロスは各々動きすぎ・止まりすぎ・外れすぎ、という性質が強調され、それぞれに非常に高いハードルを表すものであるが、それを乗り越えると逆に大きなものが得られる。大成した人にはこのアスペクトを持つ人がよくいる。
 
 活動のグランドクロスは動きすぎなのでトラインなどで活動欲求をうまく逃がしてくれる天体がないと体力を消耗してしまう。不動のグランドクロスは計画・構築するのが好きだが、何をするかが問題なのでそこへ物事を持ち込む天体が欲しいところである。柔軟のグランドクロスは各天体が柔軟になりすぎて統一がとれなくなり行き詰まりがちなので、妥協を許す天体の作用で少し対象を絞る必要がある。
 
 1999年8月19日のグランドクロスは不動の大十字で、これに参加しないのは主要な天体では冥王星(射手)とペルセポネ(牡羊)のみである。この2つの天体は実は水星と合わせてグランドトラインを形成する。


グランドセクスタイル (grand sextile) 天体が60度ずつの角度で6つ並び、ダビデの星の形に並ぶこと。ヘキサグラムとも。

グランドトライン (grand trine) 
3つの感受点が互いにトライン(120゜)の関係にある場合をいう。この3つの感受点は多くの場合同じエレメント(4区分)にある。そこでグランドトラインはそのエレメントの名前をとって、火のグランドトライン、地のグランドトライン、風のグランドトライン、水のグランドトラインと分類される。
 
  火のGT=牡羊・獅子・射手 外向的性格・知覚力があり向上心が強く平凡を嫌う
  地のGT=牡牛・乙女・山羊 仕事熱心で現実的で物質的快適さを要求する。
  風のGT=双子・天秤・水瓶 理想主義で雄弁であり決まりきった仕事を嫌う。
  水のGT= 蟹 ・ 蠍 ・ 魚  直感的・創造的で慎重だがブレーキも効かない。
 
 グランド・トラインが幸運なアスペクトか不運なアスペクトかというのは意見の分かれる所である。元々快適なトラインが3つ集まっているのだから非常に快適なのだが、困ったことに快適すぎて、そこから出て発想することができないという面も出てくる。それにトラインにより特定のエレメントだけが強く強調されてしまうのも全体のバランスを崩すことになり、困り物である。ルディアは、グランド・トラインに対して、それを構成するどれかの天体にスクェアをなす天体があると、そこがグランドトラインによって閉じ込められてしまったエネルギーを解放するチャンネルになると述べている。


グリーク・ロッツ  (Greek Lots) =アラビック・パート

クリティカル・ディグリー  (critical degree) 天球上にある非常に感度のよいポイントで、これは黄道を28等分した点である。具体的には
 
   カーディナル(牡羊・蟹・天秤・山羊)では0度・13度・26度
   フィックスド(牡牛・獅子・蠍・水瓶)では9度・21度
   ミュータブル(双子・乙女・射手・魚)では4度・17度
 
 がクリティカル・ディグリーになる。

グリニッジ標準時 (Greenwich Mean Time) GMTと略す。昔の世界的な標準時刻。イギリスの旧グリニッジ天文台がその地点での観測にもとづいて定めていた時刻体系(地方平均太陽時)で、この天文台のあった場所が経度0度の基点となっていた。19世紀半ばに国際的な協定により、各国はこのグリニッジ時刻から整数時間だけずれた時刻を国内の標準時として使用することになり、日本ではグリニッジの場所から135度(9時間)ずれた明石の時刻を日本標準時と定めた。
 
 現在は国際的な標準時刻は原子時計により定められており世界時(Universal Time)が使用されている。基本的には世界時はグリニッジ標準時と連続していると考えてよい。

グレゴリウス暦  (Gregorian calendar) 現在世界的に行なわれている暦。太陽暦的数学暦で、365日の年(平年)と366日の年(閏年)とがあり、次のような規則でどちらにするか決定する。
 
   西暦の年数が400で割り切れる年は閏年
   西暦の年数が100で割り切れるが400では割り切れない年は平年
   西暦の年数が4で割り切れるが100では割り切れない年は閏年
   西暦の年数が4で割り切れない年は平年
 
 この暦では1年は365.2425日になるので、約3000年に1日のずれが起きる。
 
 グレゴリウス暦はそれまで使用されていたユリウス暦が季節とのずれがひどくなってきたことから、ローマ法王グレゴリウス13世が提唱し、ユリウス暦1852年の10月4日の翌日をグレゴリウス暦10月15日と定めた。この新暦はカトリック国ではすぐに採用されたが、当時カトリックと対立していた新教諸国や、またカトリックとは無関係の正教国では、かなり遅れて採用されたところもある。ギリシャのように結局全く違う制度の暦を採用した国もある(ただし当面の間、ギリシャの暦はグレゴリウス暦と一致する)
 
 →ユリウス暦, 太陽

クロノクレーター  =年齢域

クワドラント →象限

【ケ】

経過  (transit) 現在の星の位置。例えば1995.4.8の運気を読む場合はその1995.4.8の天体位置を見るのが経過である。この経過の天体の位置と出生時の天体位置とのアスペクトにより、色々なことが予測できる。雑誌などの星占いコーナーの記事はたいていトランジットで見ている。
 
 人の運勢を見る場合は、生まれた瞬間のチャート(出生図)、現在の内部の星の位置(進行図)とともに、今現在の現実の星の位置(経過図)を見る。出生図がその人の基本的な資質、進行が内部の状態を表わすのに対して経過は内部の状態が現実に反映するきっかけ・引きがねの役割を果たす。

経過図 (transit chart) 経過の感受点を記入したホロスコープ。

夏至  (summer solstice) 太陽の黄経が90度、つまり蟹0度になる瞬間のこと。太陽の赤緯は最も大きくなるので北半球では1年のうちもっとも太陽の高度が高い日であり、南半球では逆に最も低い日となる。

夏至図 (summer solstice chart) その年の夏至の瞬間(太陽が蟹0度になる瞬間)のホロスコープ。夏の間の
 社会的雰囲気を表わす。
 →春分図

月将  →節気

月食 (lunar eclipse) 地球が太陽と月を結ぶ直線上に来て、地球の影が月の上に映る。影が月の一部を覆うものを部分月食(partial eclipse), 影が月の全面を覆うものを皆既月食(かいきげっしょく,total eclipse)という。月食が起きる時は太陽と月が黄緯の近い状態で衝(オポジション)になっている。つまり月相でいえばであり、軌道的にいえば、黄道と白道の交点(ドラゴン)付近で起きることになる。従って日食と月食は半月の間に連続して起こりやすい。占星術的には月食の期間は月の働きが阻害される。
 →日食

月相 (moon phase) 月と太陽のなす角度 
 →月齢

月相再置図  月相のリターン図。つまり生まれた時と同じ月相が再現される時のチャート。1ヶ月に1回程度起きる。女性が月相再置の時は妊娠しやすいと言われる。

月齢 (lunar age) 新月()からの経過日数。しばしば月相と混同されるが精密には区別して考える必要がある。
 
 たとえば十五夜というのは、新月になった日を1日と数えて15日目のことである。これに対して満月というのは月相が180度になる時のことである。したがって十五夜が必ずしも満月とは限らない。
 
 →

ケプラー (Johannes Kepler, ヨハネス, 1571-1630) ドイツの天文学者・占星術師。惑星の運動に関するケプラーの法則の発見者。マイナーアスペクトの提唱者(?)。

ケプラーの法則 (Kepler's Laws) ケプラー(Johannes Kepler)が発見した惑星の運動に関する3つの法則。
 
 (1)惑星は太陽を焦点とする楕円の軌道を周回する
 (2)惑星の面積速度は一定である
 (3)太陽と惑星の平均距離の三乗とその惑星の公転周期の二乗の比はどの惑星についても同じである。
 
 ケプラーはこの法則をティコ・ブラーエ(Tycho Brahe, 1546-1601)の膨大な観測記録から導き出したが、のちにニュートン(Isac Newton,1642-1727)が「万有引力の法則」からこのケプラーの法則が導き出せることを証明し(この計算自体は現在では高校生の数学レベルなので興味のある人はニュートンの運動方程式を解いてみると良い)ケプラーの法則の正しさの根拠が確立するとともに、万有引力の法則が地上だけではなく、宇宙全体で成立しているとする見方が一般的となった。

減退  (fall) 惑星が居心地のよくないサインにいること。下降と訳す人もいる。
 →品位

【コ】

 (conjunction) =コンジャンクション

黄緯 (こうい,celestial latitude) 天球上での天体の位置から天の黄道へ降ろした垂線の大きさを角度で表わしたもの。
 →座標系

黄経 (こうけい,celestial longitude) 天球上での天体の位置から天の黄道へ降ろした垂線の足と春分点の位置との距離を角度で表わしたもの。占星術で「○○座の○度」といっているのは、黄経を表現したものである。黄道は牡羊サインから魚サインまで30度ずつ12等分されており、たとえば牡牛10度というのは、黄経40度のことである。
 →座標系

降交点 (descending node) ドラゴンテイルのこと。
 →ドラゴン

高尚  (exaltation) 惑星が居心地のよいサインにいること。高揚と訳す人もいる。
 →品位

恒星 (こうせい,Fixed Star) 惑星(Planet)に対する言葉で、天空上で他の星との位置関係を変えない星。実際には長い年月には少しずつ動いているが、惑星のように派手な動きはしない。
 
その多くは太陽と同じように自分で光っている星である。占星術上ではホロスコープの常に同じ場所にある訳ではあるが、太陽・月や惑星が、それとコンジャンクションになる時はそれなりの意味が出る。恒星はアスペクトは考慮しないというのが定説である。
 
  詳しいことは感受点概要の恒星の項を参照のこと。
 
 →ロイヤルスター

恒星月 (sidereal month) 月の公転周期だが自転周期とも完全に一致する。27.32日。
 →朔望月

恒星時 (sidereal time) 通常我々が使っている時間(太陽時)は太陽の1日の動き(=地球の自転運動)を元に作られた体系であるが、これに対して恒星の日周運動を元に作られた時刻体系を恒星時という。1太陽日で太陽が空の上の同じ方角に戻ってくるように、1恒星日で恒星は空の上の同じ方角に戻ってくる。太陽は地球の公転運動により、見掛け上黄道を1年で1周するため、恒星日は太陽日より4分(=24時間÷365.2422日)ほど短くなる。
 
 惑星などの占星術上の感受点の位置は恒星が固定された面つまり天球に対しての運動であるので、惑星の実際に見える方角を知る為には、その時の天球と実際に見える空とのずれの角度を知る必要がある。これを恒星時という。恒星時は言い替えると春分点時角である。

合成図 (composite chart) 複数の人のホロスコープを元に各天体の平均値を元に作成したホロスコープ。相性を見るために作成する。なおこの場合ASCやカスプの値はMCの平均値から算出する。ASC自体の平均を出してはならない。(それではハウスが構成できない)
 
 →リレーションチャート

恒星占星術  恒星を利用した占星術の一般的名称。

恒星日 (sidereal day)  地球の「本当の」自転周期。23時間56分04秒。地球の自転周期は1日=24時間だろうと思う人が多いのだが、それは太陽が同じ方向に見えるようになるまでの時間である。実際には地球は1日の間に公転軌道上を進んでいるので太陽の見える方位は変わっている。従って、本当は1日より少しだけ短い時間で1回転しているのである。
 →太陽日, 恒星年

恒星年 (sidereal year) 地球の「本当の」公転周期。365.2564日。1年の長さは365.2422日と思っている人がいるが、それは太陽が春分点から春分点まで1周してくるのにかかる時間(太陽年)である。しかしその春分点は歳差により移動しているので、実際には公転軌道の同じ場所まで戻ってくるにはそれより春分点の年移動の分だけ長い時間が必要になる。
 →太陽年, 恒星日

公転 (revolution) 天体がその母星のまわりを周回すること。地球や金星・木星などの惑星は太陽のまわりを公転している。衛星は惑星のまわりを公転している。地球が太陽のまわりを1周公転するのにかかる時間は365.2564日であり恒星年という。
 →自転

公転周期  (period of revolution) 1回公転するのにかかる時間。

黄道  (こうどう,ecliptic) 天球上での太陽の通り道。言い替えれば地球の公転軌道の投影とも言える。太陽は天球の上を365.2564日かけて一周する。しかしこの間に春分点が西に移動しているので春分点の所には365.2422日で戻ってくる。この差が歳差である。

黄道座標 (こうどうざひょう, ecliptic coordinate) 黄道を基準にした座標系。詳しくは座標系の項参照。

黄道傾斜角 (こうどうけいしゃかく, angle of the ecliptic) 黄道赤道となす角度。結果的に南北回帰線の緯度と一致する。約23度26分。

幸福の度数 (lucky zone) 分割調波における度数域で7度と8度のこと。この度数域にある天体はその天体の意味で幸福を与えるとされる。

高揚  (exaltation) 惑星が居心地のよいサインにいること。高尚と訳す人もいる。
 →品位

ゴークラン (Michel Gauquelin,1928-1991) フランスの占星術師。

コズミック・クロス (cosmic cross) =グランド・クロス

コスモダイン  =アストロダイン

コッホ  (Koch house) Walter Koch (1895-1970)が考案したハウスの分割法。時間分割の一種で出生地方式と呼ばれることもある。天空を時間で等分して作成したホロスコープのアングルをハウス境界とするもの。近年、プラシーダスに代わって人気となっている。プラシーダスでは、高緯度地方で日照時間が極端に短い時期や長い時期にハウスの大小が開きすぎて、事実上使えなくなってしまうのである。

古典占星術  アラン・レオ以降の現代占星術の体系を見直し、それ以前の占星術の技法を取り戻そうとする運動。ここ数年急速にその支持者が増えている。その場合の最も基本的な原典となるのはウィリアム・リリーの著作である。ただ、どこまで古い技法を復活させるのか、現代的な技法をどこまで残すのかについては、論者により様々である。

五芒星  =ペンタグラム

艮坤線 (ごんこんせん) 艮の方位(北東)と坤の方位(南西)を結んだ線。図は子午線などについての箇所参照。
 →子午線, 寅申線

コンジャンクション (conjunction) 合。0度のアスペクト。互いに強い影響を与え合う。
 
 →アスペクト, コンバスト

コンスタレーション (constellation) 天文学上の星座

コントラパラレル  (contraparallel) →パラレル

コンバスト  (combust) マスクとも。太陽に近い天体が太陽によって焼かれてしまい、本来の意味を出せない状態。天体によって影響度は違う。月・水星・金星は影響を受けやすい。火星は凶暴になる。木星は影響を受けない。土星は逆に太陽を制限する。海王星も逆に太陽を弱くする。冥王星は太陽を強大にする。
 
 →サンビーム, コンジャンクション

コンプリメント (complement) オポジション(180度)の位置にある天体が互いに補いあうことをいう。180度は対立になる場合もあるが正反対だけに補いあうこともあるのである。

コンプロマイズ (compromise) =調停

コンポジットチャート (composite chart) =合成図


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