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↑ ベルバラの日


 1974年8月29日に大ヒットとなった「ベルサイユのバラ」が宝塚歌劇月組で
 初演されたのを記念したものです。

 池田理代子が1972年(当時25歳)から「マーガレット」に連載した力作を舞台
 化したもので、演出はなんと長谷川一夫!! 出演は初風諄(マリー・アントワ
 ネット)・大滝子(フェルゼン)・榛名由梨(オスカル)・麻生薫(アンドレ)
 などでした。

 この物語は1789年のフランス革命を背景にしたものですが、初期の上演では
 実はフランス王妃マリー・アントワネットとスペイン貴族フェルゼンとの愛
 が主たるテーマとなっていました。私がテレビ中継で見た時もそういう筋
 でした。しかし何と言っても観客の人気を集めたのが男装の麗人(?)オスカル
 という存在で、後の公演ではむしろオスカルとアンドレの愛が中心になって
 いきます。

 初演以来、月組以外の雪、星、花といった各組でも取り上げられ、雪組では
 汀夏子、星組では鳳蘭、花組では安奈淳が初期のオスカルを演じています。
 現在でもしばしば上演されており、総観客動員数は最初の3年間だけで140万人
 を越えたそうです。テレビ中継やビデオで見た人まで入れたらものすごい数に
 なるのではないかと思います。

 オスカルというのは男装はしていても女性な訳ですから、女役の人が演じて
 も良かったのでしょうが、男役の人に演じさせたのが、このシリーズの成功
 の要因のひとつではないかという意見もあるようです。普段男性の動きばかり
 演じている人故に自然にオスカルの動きが表現できる一方で、その男装の下に
 見え隠れする女らしい情感をやや破綻気味に演じさせた所が、非常に真に
 迫ったものになったという意見です。面白い分析だと思います。


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