私はこのシステムの全体設計をやったのですが、人手が足りないので、各 端末のソフトのかなりの部分も書くことになりますが、なかでもファミコ ンのプログラムは、実に楽しいものでした。
京都の任天堂の本社(とてもきれい!!)におじゃまして、色々参考になる お話を聞くことができ、富士通のFMRを開発機にしてソフトを作成しました。
今までOS配下で動くソフトばかり組んでいたので、キー入力を受け付ける コンポーネント、画面に文字を表示するコンポーネント、などなどを作り 込んでいく作業は、古くからやっているおかげで作り方は知っていたもの の実際にやるのは初めてで、ひじょうにワクワクする体験でした。
最近のプログラマーは便利なソフト開発環境がある分、こういうドキドキ する体験ができないのではないかなと、ふと思ったりもしたものですが、 今考えてみると、最近 Linux がこんなに人気なのも、自分たちでOSの一部 を作っていけるからなのかも知れません。