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 コンピュータと音楽の融合によって誕生したものの代表がシンセサイザです。
 
 電気と音楽の結合の試みは1920年代頃から行われており、その大きな成果
 として歴史に残るのは「ハモンドオルガン」です。これはスピーカーを
 電力で回転させることにより音に独特の響きを持たせるというものでした。
 
 その後、1950年頃になって電子的に音を合成するタイプの「シンセサイザ」
 が生まれました。同様な楽器を作った人は何人かいるようですが、現代の
 流れにつながるものは、Robert Moog が作ったタイプです。(MoogはNASAの
 技術者であったとも聞いたように思うのですが、確認できませんでした)
 
 このMoogのシンセサイザを改良したのが、1960年代の Walther Carlosで、
 彼は Switched on Bach (スイッチド・オン・バッハ)その他の曲を発表して
 一時代を築き、彼の音楽に刺激されて、シンセサイザを使うアーチストが
 世界的に急増しました。
 
 なお、Walther Carlosは後に突如引退して驚かせますが、実は性転換手術を
 受けるためであったことを、数年後にプレイボーイ誌が写真付きでスクープ
 しました。彼女は現在は Wendy Carlosと名乗っています。
 
 1960年代・1970年代に使われたシンセサイザは色々な音源に各種のフィルタ
 ーを掛けて音を変形していくものだったのですが、「廉価版」でも60〜70万
 円、まともに演奏に使えそうなものになると数百万円という、ひじょうに高
 価なものであったようです。重さもだいたい数十キロから数百キロというも
 のであったようです。
 
 ここで1983年ヤマハが発売したDX-7は世界に衝撃を与えました。
 
 デジタル式に音を処理することにより、非常にコンパクトで安価な商品にし
 あげていました。当時100万円を越すシンセサイザでもやっと10音くらいしか
 出なかったのを、わずか248,000円で16音出ました。そして音作りに関しても
 格段の進歩を遂げていました。むろん重量もぐっと軽くなっていました。
 
 これは FM音源 のなせるわざです。
 
 Yellow Magic Orchestraの坂本龍一、カシオペアの向谷実、スティービー・
 ワンダーなどがこのDX-7を愛用しました。
 
 その後このFM音源はシンセサイザやその応用システムの標準装備となって
 いきます。そして更にはメモリーが安価になったことからPCM音源も普通の
 システムに搭載されるようになっていきます。


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