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return コンピュータの分類


概観
  現在販売されているコンピュータの主力は下記のように分類できます。

  ・スーパーコンピュータ
  ・パソコン・ワークステーション
  ・電子手帳・電卓・ワープロ・家庭用ゲーム機

  ただし、これらの境目は必ずしも明確なものではなく、どちらに分類した
  らいいのか判断が難しいものもあります。

  スーパーコンピュータは常にその当時の最高級の技術を、費用を気にせず
  につぎ込んで作ったコンピュータです。自動車でいえばF1のようなもの。

  パソコンやワークステーションが狭い意味でのコンピュータと言うことが
  できます。この細分はまた後日。自動車でいえば乗用車のようなもの。

  最後の分類は自動車でいえばバイク・原付・自転車・ローラースケートな
  どに相当するもので、手軽さや機動力が強みになります。詳細は後ほど。

  また、上記の分類に洩れているもの(汎用機,オフコン等)についても後ほど
  触れます。

パソコン・ワークステーション
  歴史的にはいろいろあるのですが、現在はインテルのPentium系のCPU
  又はその互換CPU、またはモトローラ等で製作しているPowerPC を搭載
  したマシンをパソコンと呼び、SPARC, Alpha, R などのCPUを搭載した
  マシンをワークステーションと呼んでいます。
  
  (若干この分類で行かないものもあります)

  これらで動作しているOSは、大きく、UNIX, Windows, MacOS に分類され
  ます。UNIXは元々ATTで開発され、その後多くのバリエーションが作られま
  した。WindowsやMacOSもUNIXから多くのものを学んでおり、特に Windows-
  NT やMacOS-X などは中身がほとんどUNIXといっていいほどのものがありま
  す。最近はパソコン用のLinuxが大きく勢力を伸ばしつつあります。MacOS
  はMacinosh上で動作するOSで、グラフィカルなユーザーインターフェース
  を普及させる役割を果たしました。コンピュータの知識の無い人でも簡単
  に使えるマシンという考え方を最初に取ったコンピュータです。Windowsは
  そのMacintoshに対抗してMicrosoftが開発したOSで、Macが切り開いた
  グラフィカルな世界を完全にすみずみまで普及させる役割を果たしました。
  
  なお、パソコン・ワークステーションで動作しているほかのOSとしては、
  OS2とネットウェアがありますが、前者は既に開発が事実上終了しています。

ゲーム機,ワープロ,電子手帳など
  これも歴史的には色々あるのですが、基本的にはコンピュータの一部の機能
  を固定化して専用化したものといえます。

  電子手帳は電卓の技術の延長線上に、システム手帳の電子化という指導原
  理で発達したものですが、現在は事実上、シャープのザウルスの独擅場に
  なっています。

  ワープロはコンピュータを使った編集システムから発達しました。1970年
  代に朝日新聞が先行して導入し話題になったものですが、日本ではその後
  パソコンよりも手軽に通信を楽しむツールとして、思わぬ発達をしました。

  電卓は、まさにコンピュータのメインストリートにあるものといえます。
  言ってみれば、現在のパソコンやスーパーコンピュータなどの方が、電卓
  から見れば亜流になるのかも知れません。1974頃から急速に普及して、あ
  っという間にそろばんを伝統工芸品(に指定されてるんですよね)に追い
  やってしまいましたが、その電卓自体、パソコンの普及で現在あまり使わ
  れなくなりつつあります。

  ゲーム機はコンピュータの性能を画像関係に集中的に使用したマシンで、
  一般にその画像処理能力は同時代の中型コンピュータの性能をはるかに
  しのいでいます。色々な所から色々なものが出ていましたが、現在は事実
  上、ソニーとセガの戦いです。しかしこの分野はいつ新興勢力が突如とし
  て出てきて、大逆転をするとも限らないジャンルです。

汎用機・オフコン
  私の記憶のはっきりしている範囲で、1973年頃は、一般にコンピュータを
  その能力によって、大型機・中型機・小型機に分類していました。しかし
  その小型機より下に当時、ミニコンが生まれ、小型機でも高くて買えない
  ような中企業の間に普及し始めていました(当時は電卓が数万円していた
  時代。小企業はむろん全て、ソロバンで経理をしていた)

  1980年代に入った頃から、日本ではオフコンと呼ばれる機械が中小企業を
  ターゲットに販売されるようになります。これはレンジ的にはミニコンな
  のですが、日本では主として科学技術計算に使用するものをミニコン、事
  務計算に使用するものをオフコンと呼び分けていました。両者は開発言語
  も異なっており、ミニコンはFORTRANの世界、オフコンはCOBOL
  の世界でした。この頃はもうパソコンも登場して来ているのですが、まだ
  力不足で、「コンピュータ」を扱う技術者たちからみると「端末」でしか
  ありえませんでした。そのころから「汎用機」という名前を聞くようにな
  ったような気がします。これは従来「コンピュータ」と単に呼んでいたも
  のを、ミニコン・オフコン・パソコンなどと区別するために呼んでいるよ
  うな感じでした。

  1983年頃、日本電気の汎用機は3階級に分かれており、それぞれ別のOS
  が動いていました。まさに、大型機・中型機・小型機の世界だった訳です。
  他のメーカーも同様の事情だったように思います。で、当時の大型機の
  メモリーがどのくらいあったかというと、1Mくらい。6〜7年前のパソ
  コンのメモリと同じですね(^^;で処理速度もその程度だったように思います。

  こういった、汎用機やミニコン・オフコンは1990年代に入ると、パソコン
  やワークステーションの急速な成長により、現役引退を強いられることに
  なり、これを『ダウンサイジング』と呼びました。

  これはそれまで何千万円もする機械を売って、それで利益をあげていた、
  コンピュータ関連の会社が、いきなり何十万円のマシンで商売をしなけれ
  ばならなくなったことを意味し、このため、1990年代前半には多数のコン
  ピュータ販売店が倒産しました。

 現在ではオフコンはほとんど稼動しておらず、汎用機は大企業の中枢シス
 テムで、ミニコンは大手のインターネット・プロバイダのホストとしての
 み稼動しているものと思われます。



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