音楽データ (おんがく-, music data) 音楽をデジタル形式で記録したデータ。  基本的にMIDIのような「演奏」の情報を記録したものと、MP3/Wave/  Aiff/Real Audio/ADPCM/CD-DAなどのように、音自体を量子化  してデジタルデータとしたものに分けられる。  演奏の記録というのは、例えば3番の音でドの音を2分音符の長さ演奏した後  ミの音を4分音符、ソの音を4分音符、などといったことを記録するものであ  る。一般にマルチトラックで作成され、音符データと共に音色や音量の設定  ・変更のデータなどが記録される。全体の演奏速度なども別途記録される。  各トラックの1本1本がポリフォニックといい複数の音を同時に発音させ  ることができるようになっている。音色に関してはGMのような標準音色の  番号を指定するか、エンベロープアルゴリズムを指定して合成した  ものなども使用される。    この形式で作成されたデータは音色をトラック単位または部分的に変更した  り、全体の速度を音程の変更無しで変えたりすることが容易である。  一方、量子化したデータというのは、音の大きさの量を短い時間ごとに  測定して多段階で記録したものである。例えば音楽CD(CD-DA)の場合は、  44.1KHz 16bit という規格になっており、1秒間に44100回測定して、その  音量を 2の16乗=65536段階で記録したものである。この場合、計算上、  90dB(デシベル)のダイナミックレンジの音が記録できることになる。    この形式のデータというのはテープレコーダで音を記録するのと同様で  全ての音がごっちゃになって記録されていて音色の変更のような操作は  できないが、人の歌声や会話音のようにMIDIでの記録が困難なものも容易  に記録できる利点がある。実際の音楽CDの制作では楽器毎に別々に録音  しておき、それをミックスダウンして1本のマスターデータにまとめ  あげることが多い。
音楽配信 (music delivery service) 音楽を有償または無償で配信する  サービス。BGMや着メロ用にMIDI形式のデータを配信するタイプと、  CD販売のオルターナティブとしてMP3などのデータを配信するタイプと  がある。近年この分野ではiPod/iTuneが大きな勢力となり、この  サービスを創始したアップル社は、不振のマッキントッシュ事業に  代わる大きな事業の柱を得たといえる。
音響カプラー (acoustic coupler) データを音声用の電話回線で送信する  ために音の列に変換して送受信する装置。電話機の受話器にはめて使用  する。通信速度はだいたい 300bps 程度で、モデムによるデータ通信  が普及する以前、1970〜1980年代の通信の主役として活躍した。
オングストローム (angstrom) 長さの単位。100pm。水素原子の大きさ  がだいたい1オングストロームである。最近ではあまり使用しない。
音源 (tone generator) シンセサイザの音のもと。1970年代頃までは  正弦波・ノコギリ波などの電気的な音を重ねたりフィルターしたりして  音を作っていたが、1980年代頃からFM音源が普及してより自然に近い  音が電子楽器でも出せるようになり、更に電子技術の発展により生楽器  の音を録音したPCM音源も使われるようになって、普通に聞いたのでは  生楽器の演奏か電子楽器の演奏か分からないことも多くなった。
音源モジュール (tone generator module) シンセサイザの音を出して  いるモジュール。パソコンの場合はソフト的に実現しているものもある。  一般にGM規格に準拠しているが、その中でも様々な規格が乱立している。
オンサイト・サービス (onsite service) 出張サービス。
オンサイトサポート (onsite support) 異常が起きたらサービス担当者が  現地に出向いて調査し、可能ならその場で修理するサポート。
オンザフライ (On the Fly) CD-RDVD-Rなどにデータを書き込む時に、  書き込み用のイメージを作成しながら同時にメディアに書き込むこと。    いったん書き込み用イメージをハードディスク上に作成してからそれを  コピーするより、全体の作業時間を短縮することができるが、高負荷の  処理を2つ同時にすることになり、CPUのパワーやリソースが不足すると  エラーが起きて、結局全部やり直しになる。途中まで書き込まれた  メディアは使い物にならないので破棄するしかない。  よほど急いでいるのでない限り、あまり推奨できない方法である。  トラブルを減らし、メディアの無駄を出さないようにするには、  オンザフライは適用しない方がよい。
オンショア (onshore) オフショアに対することばで、通常の国内法が  適用される地域だが、海外居住者にも各種の金融サービスを解放しており  世界的に多くの資金が集まっているような場所。オーストラリア、ハワイ、  アイルランド、デンマークなどはその例。オフショア以上に政治的な  安定性が求められる。
音色 (おんしょく,timbre) 音の特徴、音の種類。一般に連想する楽器の音で  表現されるが、FM音源を複雑なアルゴリズムでいじっている場合、何とも  表現しがたい音などもある。
オン・スクリーン・ガイド (on screen guide) テレビの番組情報を画面上  で見ることが出来るシステム。
オンスクリーン機能 (on screen function) CRTディスプレイの輝度や投影幅  などを画面上でデジタル的におこなう方法。以前はCRT自体の調整ツマミ等  でするのが普通だった。
音声応答 (おんせいおうとう,audio response) プッシュホンとコンピュータの  音声ガイドによる自動応答で、各種の情報サービスや注文などを処理する  システム。NTTが製作した「アンサー」(ANSER)が有名なので、この手のシス  テム自体を普通名詞的に「アンサー」と呼ぶ人もいる。  電話による注文が普及した1980年代の末期頃から一部の企業で多数の電話  回線を少ないコストで運用する方法として導入しはじめ、1990年代末期に  インターネットによる注文が一般的となるまでの約10年ほど盛んに使われた。    1回線あたりの導入コストは正社員を1人数ヶ月雇うくらいの費用がかかっ  ていたが、いったん導入してしまえばその後はメンテナンス費用と回線費用  だけでいけるので数年で元が取れるシステムであった。特に注文を受ける側  の企業では、新しいカタログをリリースした直後、テレビCMの直後、注目  の商品が発売になった直後などの、電話が集中する時に、従来なら大量に  電話受付のバイトを雇っていたのが、そういう必要がなくなる事が手間の上  でも費用の上でも、大きかった。    そもそもバイトを雇うにも、受付自体は2時間程度で済む場合でも時給を考え  ると2時間分の手当の額では人が集まらないので電話受付以外にも雑用的な  ことまでしてもらって4〜5時間くらいの仕事にして募集する必要があり、  その点でも「その都度バイトを集める」というのは非効率的であった。    なお、利用する側はプッシュ音の出る電話機が必要である。ダイヤル音でも  認識します、とメーカーがうたっている音声応答装置もあったが、実際には  認識率が極端に悪く実用に耐えなかったので、多くの企業は「プッシュホン  かプッシュ音の出る電話機を使ってください」と広報していた。
音声合成 (おんせいごうせい,speech synthesize) 人が話すような言葉を  コンピュータを中核にした機械システムで作成し発音させること。この用語  には、声自体から作り出すシステムと、声は人間のものを要素単位で録音して  おいてそれを組み合わせて出すシステムの双方を指すが、多くの場合利用され  ているのは後者である。    声自体を作り出すケースとしては、肖像画などしか残っていない昔の人物の  声を再現するというもので、聖徳太子の声を再現したものなどは聞いたこと  のある人も多いであろう。    人間の声を要素単位で録音したものを普通の文章の形に組み立てて発音する  場合、イントネーションの付け方はひじょうに難しく、自然な感じになって  きたのは1990年代以降である。初期の頃の発音はまさに「マシンボイス」と  いう感じであったのが、やがて外国人が読んでいるからのようなイントネー  ションになり、やがて子供が読んでいるかのようなイントネーションになり  最近ではかなり自然な感じのものになってきた。    なお音声応答システムや電車の車内・駅でのアナウンスなどの場合は単語  単位で録音したものを単純にシステムで並べて再生しているだけであり、  音声合成の技術は使用されていない。
音声入力 (おんせいにゅうりょく) →音声認識