ウィルスのルーツ (beginning of virus) 次項参照。
ウィルスの歴史 (history of Virus)  ウィルスは1987年頃から社会問題となってきたがルーツは1960年代初頭に  一部で流行ったメモリーバトルではないかという説もある。  この頃はまだパソコンなどはなく、大きな会社や大学の電算センターなどに  大型のコンピュータが設置されていた時代である。しかもそのホストマシン  が今のように24時間稼働しているわけではなく、夜になれば落としていた。    その頃一部の技術者や学生などがいったん落としたコンピュータを夜中に起動  させ、各々自作のメモリー内で増殖するプログラムを持ち寄り、いっせいに  スタートさせて誰のプログラムが他のプログラムに勝ってコンピュータのメモ  リを全部占有するかといった陣取り合戦のようなことをして遊んでいたらしい。    ウィルスの自己増殖機能や寄生機能というのは、この時代のバトルプログラム  にルーツがあるのではないか、という説もある。  ウィルスが認識されはじめたのは1960年代の末期である。当時はまだVirusと  いう言葉はなく rabbit(うさぎ)と呼ばれていた。当時最も有名なrabbitは  Univacで動作したPervading AnimalとIBMマシンで動作したChristmas Tree  というものである。この当時のものはまだ他のコンピュータに感染していく  ような動作は無かった。  1970年代に入ると初めてネットワーク経由で感染するウィルスが出てくる。  Creeper(潜入者)と呼ばれるウィルスがTenexマシン同士のネットワークを  通って感染が広がり、これを駆除するためReaper(刈り入れ者)という  ウィルス対策ソフトが開発された。  1980年代になると有名なウィルスBrainが登場する。パキスタンで生まれた  ウィルスでフロッピーに感染するタイプであった。1987年12月にエルサレム  大学で大規模な感染が発生したウィルス(通称エルサレム・ウィルス)は世間  に「コンピュータ・ウィルス」というものが存在することを知らしめた。  そして1988年にCascadeが登場する。画面が滝のように落ちていく動作が  特徴的で、かなり後までテレビでウィルスを紹介するのによく使用されていた。  夕方5時になると「Yankee-Doodle(アルプス一万尺)」を演奏するYankeeDoodle  ウィルスは1989年。3月6日に発病するMichelangeloが1992年である。  1990年前後になるとウィルス対策ソフトを入れる人が増えてきて、ウィルス  作者もそれに対抗してステルス(活動が目立たない)型,ポリモルフィズム型  (コードが多様化していて単純なパターン比較では検出できない),反撃型  (ウィルス対策ソフトをダウンさせる)などといったウィルスが出てくる。  またファイルに感染するのではなく単独で動作してネットなどを通して  広がるワームも確認されるようになる。この当時「ネットからソフトを  ダウンロードしたら必ずウィルスチェックしろ」とよく言われたが実際の  感染源のほとんどは外部から持ち込んだフロッピーであった。    1990年代後半に多く出現したのはマクロウィルスである。特にMicrosoft  のVisual BASIC for AP を使用するものは、Excel, Wordなどに感染した  し、Windows/Macintoshに共通で感染した。当時これらの製品ではこの  ウィルスの活動を防止することができなかったためマイクロソフトは何度  かにわたって、これらの製品のマクロ機能を改訂し、結果的にマクロの  使い勝手がひじょうに悪くなってしまった。手軽に誰でもソフトを組める  ツールというのは、つまり誰でも悪意で他人のシステムを破壊できるツール  でもあった。  マクロウィルスとして最凶の名を与えてよいのが1999年に猛威をふるった  Melissaである。このウィルスはHTMLメール上で動作するスクリプトを使用  しており、感染したマシンのアドレス帳を見て大量に自分自身をメールした  ため、凄まじい感染被害が発生した。作者のDavid Smithは逮捕され1年8ヶ月  の禁固刑に処せられた。    そしてこのメリッサを境に、ウィルスの主役はメールを媒介に広まる  ワームへと移った。2000年5月にはラブレターが猛威をふるい、従来に  ないヘビーな攻撃を仕掛けてきたため、これを機会にウィルス対策ソフト  以前にスパム防止ソフトでウィルスメールを削除してからメールは受信  するという人が増え出す。ここでメールはとても自動受信できないものと  なりユーガッタメールの世界が崩壊した。    2001年10月に発見されたKlezはメール型のウィルスで送信者を擬装する  ため、送りつけられて来た側も誰から来たメールか分からず、それまでの  ように感染者に注意してあげるということができなくなってしまった。  このため以前はウィルスは対策が打たれると急速に沈静化していたのが  これ以降、長期間にわたって流行が継続するようになってしまった。  クレズ以降のメール型ウィルスでは、この「擬装型」がひじょうに多い。  擬装型のもうひとつの問題は送信元も擬装されているが、送信先はとても  適当に選ばれていることである。そのため、送信者に擬装された人には  毎日毎日大量の「宛先不明です」メールが帰ってくることとなった。  このため、ホームページを運営している人や、企業の顧客サービス用  アドレスなどにはこれらの無駄なメールが日々押し寄せ、対策の取れない  人の場合ホームページ閉鎖に追い込まれた例も少なくない。  世のサーバー管理者は宛先不明のメールやウィルス入りメールは黙々と  捨ててもらい、絶対に返信してもらいたくないものである。しかし無知  なサーバー管理者が世の中には多いため、この状況は一向に改善される  見込みがない。
ウイルスバスター (Virus Buster) トレンドマイクロ(旧リンク)社の  ウィルス対策ソフト。マカフィのインターネット・セキュリティと並ぶ  ウィルス対策の定番商品。Windowsマシンならこのふたつの内どちらかを  入れた方がよい。  特定のファイルについて検査できるほか、スケジュールを指定して全ディスク  あるいはCドライブのみ、またプログラムのみなどの検査ができる。通常常駐  させて怪しい動きを検査させる。またメールのチェックやWWW上の不正プログ  ラムをシャットアウトできる。ファイヤーウォール機能もインストールでき  る。トレンドマイクロ社のチェッカーは昔から、プログラム開発ツールとの  相性が良く、コンパイル作業をウィルス活動と誤認されることはまずない。    新しいウィルスに対抗するためのウィルスデータベースの更新については  2004年版からは強制インストール方式になった。賛否はあるだろうが現状の  激しいウィルス被害状況を背景に考えるとやむを得まい。    ただこの製品のパーソナルファイヤーウォールは、少なくとも2003年版までは  ホットスポットでの接続を拒否してしまうため、モバイラの場合、この部分を  インストールしないようにせざるを得ない。
ウィンズ (Wingz) アスキーが販売していた表計算ソフト。  プレゼンテーション能力を前面に押し立てた広報をしていた。
ウィンチェスター →Winchester
ウィンテル →Wintel
ウィンドウ →Windowシステム