印字ドット数 プリンタに文字を印刷する時に1文字を何ドットで印刷  するかを表したもの。  初期のプリンタでは活字を使用していたのでこのような概念はなかったが  やがてドット・インパクト方式のプリンタが登場すると、ドットの集合で  文字をあらわすようになったため、このような概念が生まれた。    初期のプリンタでは英字8×6ドットくらいが普通である(縦8dot,横6dot)。  低価格のプリンタでは7×5などというのもあった。日本語が出力できるプリ  ンタが出始めると、この解像度で日本語はとても印字できないため、英字で  16×12,日本語で16×16 の方式(これを16ドットプリンタと言う)が生まれ、  更に印字の品質を上げた24ドットプリンタ(英字24×16,日本語24×24)が  生まれた。これが1980年代の半ば頃である。  その時期24ドットプリンタはだいたい80万円くらいしていたが、この頃から  15〜20万円程度で家庭用に販売されはじめたワープロ専用機では、熱転写  方式を採用し、当初は24ドットであったがすぐに32ドット、48ドットのものが  普通になっていく。この時期、高価なビジネス用プリンタは印字品質が悪く、  低価格の家庭用ワープロは高品質という逆転現象が起きていた。    その後ビジネスの分野でレーザープリンタの利用が一般化し、文字自体が  Windows/Macintoshの普及でマルチフォントの時代に移行したことから、  文字自体のドット数で印字品質を表すという概念は消滅した。  →印刷解像度
印字ヘッド (print head) インパクト方式のプリンタや熱転写プリンタ、  インクジェットプリンタなどで、左右に移動しながら文字や図形を印刷して  いく機構。    一般に往復しながら印刷するが、順方向(左→右)の移動の時にしか印刷せず  逆方向は単にヘッドを戻すだけのものもある。また通常は往復印字するが、  長時間連続で印字させた時にヘッドを冷ますために片方向印字に切り替わる  ものもある(更に休みながらの印刷になるものもある)。
インスタレーション (installation) 空間を演出する芸術。美術館などを  まるごと舞台にして、様々な道具や造形でひとつの独特の空間を構成する。  従来の美術がカンバスその他に固定された狭い空間で実現されていたのに  対してひじょうに広い場所で演出を行うものなので、見る側もその作品が  展示されている期間だけ、その芸術を楽しむことができる。しかも音楽の  ように録音したりすることもできない。ビデオで録画しておくことは可能  だが、それでは全体の雰囲気の2割も感じ取ることはできないであろう。    この分野ではJonathan Borofsky(1942-, http://www.borofsky.com/ )の  作品が有名である。  インスタレーションの思想はウェブ全体のデザインを考える時に有用で  ある。ひとつひとつのページが良くできているように見えるサイトより、  全体の構成に独特の雰囲気を演出したサイトのほうが面白い。
インスタンス (instance) オブジェクト指向プログラミングにおいて、  クラス定義にもとづいてメモリを割り当てて生成されたオブジェクト  のひとつひとつのこと。    MDIのプログラムで複数のウィンドウが開かれている場合、ウィンドウの  数だけの文書のインスタンスが生成されている。またひとつの文書について  複数のウィンドウを開いて2箇所同時に編集しているような場合は、文書の  インスタンスがひとつだがウィンドウのインスタンスは複数あることになる。
インスタントメッセージ (instant message) インターネットLAN,  パソコン通信などに接続している人同士で、直接会話が交わせるように  するシステム。IMと略す。    そのような仕組みをインスタント・メッセージング, そのためのツールを  インスタント・メッセンジャーという。    この分野の草分けはICQ(I Seek You)だが同社はその後AOLに吸収された。  これについてはICQの項参照のこと。現在でもそのICQ, 同じくAOLのAIM  (AOL Instant Messaging), マイクロソフトのMSN Messanger, ニフティの  デリポップなどは代表的なIMである。
インスタントメッセージング (instant messaging) →インスタントメッセージ
インスタントメッセージャー (instant messager) →インスタントメッセージ
インストーラ (installer) アプリケーションをそのパソコンで使えるように  するためのプログラム。  簡単なアプリケーションでは単にディスクにコピーしただけで(あるいは  アーカイブを解凍しただけで)使えるものも多いが、複雑なシステムでは  動作に必要なDLLなどをシステムにコピーしたりレジストリに情報を登録  したりするなどの操作が必要になるため、インストーラを用意しているもの  が多い。以前はインストーラの仕様もばらばらだったが近年ではWindowsでは  MSI方式に統一されてきた。    なおインストーラで入れたソフトはアンインストーラで削除しなければ  ならないのが普通である。
インストラクション (instruction) 命令。特に機械語の命令をいう。
インストラクションセット (instruction set) 機械語の命令体系。
インストラクションミックス (instruction mix) CPUの命令の処理速度を  評価するために平均を取ったもの。技術計算、事務計算など特定の目的別に  平均の取り方は異なっていた。MIPSはこの手法で平均を取ったものである。    最近ではCPUの高速化技法が高度化してきて、単に命令の実行速度だけでは  そのCPUの性能を評価できなくなってきたことから、このように単純に平均を  取るという考え方は意味をなさなくなってきた。
インストラクタ (instructor) 講師。しばしば各メーカーの技術認定を受けて  いる人。技術力の対外的な証明のために、職業的に講師をするつもりがなく  ても資格を取る人もいる。
インストール (install) アプリケーションソフトを特定のコンピュータで  使えるように組み込むこと。セットアップともいう。    インストーラが付属しているソフトではそれでインストールする。  アーカイブを単に適当なディレクトリに解凍すればそのまま使える  ものもある。  特にインストーラは用意されておらず最初に起動した時に自動的に初期設定  をするように作られているソフトもある(この時に特定の媒体を要求する  ものもある)。    商業的に販売されているソフトやシェアウェアなどの場合、インストール  中あるいは最初に起動した時にユーザーidを要求するものが多い。最初に  起動した時に要求するタイプはしばしば違法コピーを排除するためにそう  なっている。インストールできたところで安心したところで実際に起動した  時にidを要求すると、idを持っていない人は慌てるのである。    ただし正規ユーザーでもインストールしたまま一度も使わずに忘れていた  ソフトを急に思い立って使おうとした時に、どうしてもidのメモが見つからず  ちゃんとお金を出して買ったのにソフトが使えない、という困った事態に  陥る場合もある。ソフトはインストールしたら一度は起動してみておくのが  安全である。  →カスタマイズ
インストール・オン・デマンド (install on demand) 必要に応じてインストール  されること。Internet Explorerの外国語フォントは必要な場合に自動的に  インストールされるようになっている。またOfficeのコンポーネントも  最初は入れずにおいて必要になったらその場でインストールするように指定  しておくことができる。
インスピレーション (Inspiration) Macintosh用のアイデア・プロセッサ。
隠線消去 (いんせんしょうきょ, hidden-line elimination) →陰線処理