WorkStation 2002頃まで、この言葉はサンマイクロシステムズのSPARCや  シリコングラフィックスのMIPSR14000 などのRISC型CPU を搭載し、  UNIX系のOSを搭載したコンピュータを指していた。ただそのターゲット  についてはIntelAMDの高性能CPUを搭載したハイエンドのパソコンに  Linuxを搭載したものと完璧に重なってしまい、従来のメインフレーム  やミニコンを代替する役割を吸収し、またネットワークの管理をするマシン  として使われることが多いことからサーバーと呼ばれるようになっていく。  それ以降については同項参照のこと。  ワークステーションの歴史は1979年に設立されたアポロ(Apollo)コンピュータ  から始まるという見方が多い。このメーカーはJohn Williams Poduska らの  NASAのアポロ計画に参加していた技術者により設立されたものでMotrola  製の16bit CPU 68010 を搭載し先進のグラフィック機能を持っていた。同社は  後にDOMAIN社を吸収し、ネットワーク関係の機能も強化されたが、1989年に  HPに吸収された。Apolloのワークステーションは後発他社のマシンより  かなり高価ではあったが、1980年代に日本でも非常に売れているし現在でもまだ  動作しているものがあるものと思われる。  1982年に設立され、ワークステーション分野における最大のメーカーであった  Sun Microsystems は一般に出回っている普通の部品を集めて高性能のマシンを  組み立て、大きな商業的成功を収めた。Sunという名称自体Apolloをかなり意識  している。同社は1984年にNFSを発表し、ネットワーク上で動作するソフト  ウェアについての考え方に大きな革命をもたらした。  グラフィック性能で抜きん出た力を当初から評価されていたのはSilicon Graphics  (現在はSGIと略したものが基本名称)である。3次元グラフィックスの  モデリングをするのに同社のワークステーションは利用されていたが、その凄ま  じい高性能と凄まじく高い値段の両方が多くのCG技術者の羨望のもととなって  いた。同社は後にSunと並ぶRISCチップメーカーMIPS社、そして世界最速の  スーパーコンピュータを製造していたクレイ社を吸収して、とにかく「速い」  マシンを作る技術を確保している。    もうひとつのワークステーションの雄はHP(Hewlett-Packard)である。Hewlett  とPackardにより1938年に創業されたこの古いコンピュータメーカーは独自の  ワークステーションも製作していたがApollo/DOMAINを吸収した後は3社の  技術を融合した製品へと進化していった。同社も独自のRISC PA-RISC を製造  していたが次世代のCPUを開発するプロジェクトがインテルの次世代CPU開発の  プロジェクトと融合しItaniumを生みだした。HPは2002年にパソコンメーカー  Compaqを創業者一族の反対を押し切って吸収したが、CompaqはItanium,  AMDOpteron, SGIのRシリーズと並ぶ高速チップAlphaの権利を持って  おり、今後も同社がコンピュータ業界の中で重要なファクターとなっていく  ことは間違いない。  ワークステーションは1980年代に登場してきた当初、だいたい数百万円から  数千万円クラスの価格帯で、それまで1桁高い価格帯のミニコンが行って  いた作業を代替可能なマシンとして、非常に多数のユーザーに歓迎された。  主としてCAD(コンピュータを利用した建築物や電子回路などの設計)など  のグラフィック性能を要求される分野と小規模なネットワークの制御マシン  として注目される。この時代にEWSということばが生まれる。ちょうど  その頃Unixが注目され「ワークステーションにUnix」というのが、主と  して大学などの研究機関を中心に広がり始める。    また1990年前後からはCG(Computer Graphics)が実用的なものとして利用さ  れはじめ、SGI社のマシンで作成したCGを使って人気映画が製作されたりして  ひじょうに多くの話題を呼ぶ。そして1990年代の後半にインターネットが  急速に普及しはじめると、そのWWWサーバーとしてSunMircosystemsの製品  がひじょうに多く利用されるようになった。  一方1990年前後からインテルのCPUが非常に高性能になってきてCompaqなど  がインテルのCPUを搭載したサーバーマシンを発売。更にNetWareが当初の  モトローラ製のCPUからi386マシンにターゲットに切り替えたこともあり  ApricotDECのパソコンサーバーなどが信頼性が高く評価されネット  サーバーとして広く利用された。このあたりからワークステーションと  パソコンの境界が曖昧になりはじめる。    一時期は「Unixが動作するのがワークステーション、Windowsが動作するのが  パソコン」と言われた時代もあったが、その後FreeBSD, Linuxなどの  普及により、インテルのCPUを搭載した普通のパソコンでもUnixが普通に動く  ようになり、一方ではAlphaMIPS製CPUなどでWindowsが動作するように  なり、両者の境界はもう既にほとんど無いといっても良いであろう。
WorkstationPC PC99で定められたパソコンの標準規格のうちハイスペック  のマシンの仕様。PC99の項参照。
WorldChat 仮想空間の中に自分の分身の「アバター」と呼ばれるキャラクタ  を入れ、その中でいろいろな人に出会ってチャットを楽しむシステム。  以前富士通が運用していた「ハビタット」はこういうシステムの一種。
WorldScript Macintosh上で国際化を実現するための機能。System7.1で  搭載され、これ以降日本語版のOSが英語版とほぼ同時に発売することが  可能となった。    WorldScriptはMacintoshのOSの日本語版を作成する時に散々苦労して得ら  れたノウハウをふんだんに使用しており、日本語・中国語などで必要な  2バイト文字の管理、日本語の縦書き機能、アラビア語などの右から左へ  書いたり(しかも数字は左から右へ書く)文字の連続により字体が変化する  機能などが標準で利用できるようになっていた。  →unicode
WorldScript_I 1バイト系言語のためのWorld Script
WorldScript_II 2バイト系言語のためのWorld Script
World_Wide_Web →WWW
World_Wide_Web_Consortium →W3C
WORM (Write Once Read Many disk) 追記型光ディスク。
worm 「ワーム」。近年種類が増えているコンピュータウィルスの一種で、  主としてメールを媒介に伝染し自己増殖を続けるもの。普通のウィルスのように  破壊活動を行うものはどちらかというと少ないが、ワームの伝染活動自体が、  ネットのトラフィックを混雑させ、またメールボックスの容量を消費して  ビジネス活動の妨げとなる。一般には一度感染すると二重感染しないように  自分で免疫を作ってしまうタイプが多いが、バグにより二重感染防止が働か  なかった場合、数人の間でピンポン感染が起きて、企業内ネットのダウンに  つながる。
WOSA (Windows Open Services Architecture) Windowsマシンで分散処理環境  を構築するためのインターフェイス仕様。
WOW (Windows On Win32) WindowsNT上でWindows3.x用の16bitアプリ  ケーションが動作できるようにした互換環境。
WOWOW 日本で最初の民間衛星放送会社。1991年4月開局。放送衛星は  BSAT-1a/BSAT-1b/BSAT-2a/BS-3N を使用している。2002年3月現在の  加入者数は約270万人。WOWOW の語源は Wow! という感嘆詞をふたつ重ねた  もので、3つのWは World Wide Watching の意味とのこと。  http://www.wowow.jp/
Wozniak,Steve スティーブ・ウォズニアック。名前はStephan(ステファン)  とも書かれる。アップルの創立者の一人で、世界初のパソコンApple II  の製作者。またMacintoshの初期のフロッピードライブの設計者。    1975年たまたま通りかかったフェアで見かけたモステクノロジーのCPU6502  との出会いがApple Iを生み出したと言う。友人のSteve Jobsの薦めで  このパソコンを販売、ここからアップルの歴史、そして今日のパソコン社会の  歴史が始まった。この付近についてはアップルの項を参照のこと。    その後飛行機事故を機会にアップル社の経営からは遠ざかり1985年退職。その後  ほかの会社を作ったり小学校の先生になったり音楽活動をしたりしていたが、  ジョブスの復帰とともにまたアップルに戻ってきた。  なお初期のアップル社内で、Steve Jobsは「スティーブ」,Steve Wozniakは  「ウォズ」と呼ばれていた。
WP (Word Processor) →ワープロ
WPA (Windows Product Activation) 稼働しているMicrosoft Windowsが  海賊版ではなく正規品であることを確認するために認証する仕組み。
WPA (Wi-Fi Protected Access) 無線LANの暗号化の仕組みのひとつ。  2002年10月に発表され、2003年から対応機器が出始めて、2004〜2005年頃に  多くの企業内LANや家庭内LANで従来の暗号化システムWEPから切り替えられた。  ユーザー認証機能と、数分おきに暗号キーを変更する機能を持っている。  ごれにより、万一誰かが暗号をハッキングして知ることができたとしても  すぐに次の暗号に切り替わってしまうので、安全性が高い。    基本的に企業向けのWPA-EAPと家庭向けのWPA-PSKがあるが、単にWPAと  いう場合は、WPA-EAPを指す場合が多い。従って個人向けのWPA解説書では  だいたいWPA-PSKを選択するように、という指示がなされている。    また暗号の仕様としてTKIP方式とAES方式がある。TKIPはWPAが定められた  時に同時に策定されたもので、RC4暗号を使用しているがAESは新しい  Rijndael暗号を使用していて、ガードが強力になっている。