Sillicon_Valleyの歴史  シリコンバレーの一帯で最初に西洋人が入植した町はサンノゼである。  1777年のこととされている。1850年にはサンノゼがカリアォルニア州の  州都となった(現在はサクラメント)。  この地域がハイテクの町になるきっかけを作ったのはスタンフォード大学  である。これは1891年、鉄道王Leland Stanford(1824-1893)が亡くなった  唯一人の息子の名前を残そうと、パロアルトに建設した私立大学である。  1938年、この大学の学生 Dave Packard とBill Hewlett がオーディオ用  の発振器を作る事業を始めた。最初はPackard夫妻がパロアルトのアディ  ソン通りに借りた家のガレージである。Hewlettもその裏に家を借りてい  た。この発振器をWalt Disneyが8個も買って、これで「ファンタジア」を  制作する。この販売代金をもとに、HewlettとPackardは1939年1月1日に  Hewlett-Packard社を設立した。    1956年にはトランジスタの発明者の一人 William Shocklyがサンフランシ  スコ東部にショックレー研究所を設立。ここで半導体の研究を始めた。  この研究所にいたのがICの発明者となるRobert Noyceやムーアの法則の  Gordon Moore, AMDの創立者となるJerry Sanders らであった。その内、  ノイスら8人の研究者がショックレーと対立して研究所をやめ Fairchild  Semiconductor を設立する。  しかしこのフェアチャイルドも内紛が続き、結局ノイスとムーアはそこを  やめてIntelを設立。ここでICを作り始めた。これが1968年のことである。  一方乾式複写機で大きな利益をあげたXeroxは1970年パロアルト研究所(PARC)  を設立して「複写機の次の世代の事務機」の開発を始めた。このPARCから  生まれた技術は現在のシリコンバレーの売上高の3分の1を占めると言われ  るほどすごい。しかしそれをXerox自身は全く自分の儲けにしそこなったの  である。PARCなくして現在の高度なコンピュータ文化はあり得ない。  Alan Kayはこの研究所でグラフィックインターフェイスを搭載し、マウスに  よって操作する全く新しいタイプのコンピュータを1970年頃までに開発した。  この成果はこのPARCで10年間眠り続け、やがて1979年末たまたまここを訪問  した Apple のSteve Jobsに「発見」され、これが名機Macintoshの誕生  につながる。Alan Kay 自身も Apple に移って、Macintosh の開発に協力  した。Xerox自身もこのマシンをStarの名前で発売したがあまりに高価で  あったこととソフトがなかったことから売れていない。    Alan Kayが PARC で作ったマシンには1970年代半ばに LAN が装備された。  このLAN(Ethernet)を作ったのはRobert Metcalfeである。彼はAlan Kayほど  我慢強くなく、この技術を持って早々にXeroxを辞め3comを設立している。    John WarnockはAlay Kayの兄弟弟子である。Ivan Sutherlandの教えを受け  た人で、やはりPARCに参加して、これぞまさにXeroxに必要であったはず  のページプリンタ記述言語を開発する。ところがこれにもXeroxは製品化に  消極的であったので、ワーノックは開発チームのメンバーを連れて独立、  Adobeを設立する。そして販売したのがPostScriptであった。    シリコンバレーの歴史はそれだけで世界のコンピュータの歴史の半分をカバー  しているかのようである。
SiLK 「シルク」。ダウケミカル社(The Dow Chemical Company)が販売している  LSIの層間絶縁膜用の有機系材料。low-kの絶縁材料として注目されており、  IBMは130nmプロセスでも採用していた。
Silverlight Microsoftが開発した、WWW上でマルチメディアを表示するため  のフレームワーク。Flashの対抗規格とみなされることも多い。    →Flash,Moonlight
Silverlining Macintoshで1990年代前半によく利用されていた  ディスクフォーマッタ。フランスの LaCie 社が開発したもの。  Windowsマシンではたいていみんなディスクの製造元が作ったフォーマッタ  を使用しているが、マッキントッシュでは、ハードディスクメーカーが必ず  しもマック用のフォーマッターまで作ってくれないため、色々なメーカーの  ディスクに使える、この種の汎用フォーマッターが普及した。    Silverliningのパワーは強力で、かなりローカルなメーカーのディスクでも  このソフトで初期化してマック用のディスクとして使用することができた。  →B'sCrew
Silverthorne ATOMの開発コードネームのひとつ。同項参照。
SIM (Scanning Ion Microscope) 走査型イオン顕微鏡。
SIMカード (Subscriber Identify Module Card) GSM方式の携帯電話に  差し込んで使用するICカード。
SimCity シムシティ。Eletronic Arts社のシミュレーションゲームで、都市  を作るゲーム。作者はウィル・ライト。建設系シミュレーションの草分け  のゲームである。1989年発売。    プレイヤーは自分で計画を頭に描きながら、町づくりをしていくのだが、  うまく行かないと公害とか交通渋滞が発生したり、ひどい時には怪獣が現  れて町を壊してしまう。  シムシティはその後1994年に SimCity2000, 1999年にSimCity3000 が出て  いる。これらの新版に対して最初のものを SimCity Classic ともいう。  またこのシリーズには地球を作るシムアース、惑星を作るシムプラネット、  人を作るシムピープルなどというのもある。
SIMD (Single Instruction Multiple Data) CPUの実行形式の分類で、  一つの命令で複数のデータに対する処理を行うこと。いわゆるベクトル演算  が可能なCPUがこれである。逆に複数の命令でひとつのデータを処理する方式  はMISDと呼ばれパイプライン方式のCPUはこれである。  なお、MMX-Pentiumで追加されたマルチメディア用の、大量データ処理用  命令も、ひとつの命令で多数のグラフィックデータを処理するためSIMD命令  と呼ばれる。  →MISD,MIMD,SPU
SIMM (Single Inline Memory Module) メモリチップをプリント基盤に  コンパクトにまとめたもの。1980年代末期から登場してきて、互換性の  高いメモリー部品として広く使われるようになった。  SIMMにおいてはひとつの基盤の上に8個とか16個とかのメモリーチップが  並んでいる。1個256KB(1Mbit)のメモリーが16個付いていれば2MBのSIMM  になる。これらのメモリーチップを一列(single inline)に並べたこと  からSIMMの名前が生まれた。    ピン数は初期の16ビット幅のものは30ピン、普及した32ビット幅のものは  72ピン。この72ピンタイプのSIMMを、Pentiumのような64ビットのデータ  バスを持つCPUでは2枚単位で増設しなければならない計算になる。    (この他、8ビット幅で30ピン,16ビット幅で68ピンというのもあった)  SIMMの属性はこのピン数(ビット幅)のほか、動作速度(60ns,70ns),パリテ  ィの有無などで区別される。その規格はJEDECが定めている。  SIMMが登場する以前は各メーカーごと、しかも各機種ごとに増設するメモ  リーの属性が異なっており、その機種に適合するメモリー以外を増設して  も動かないし壊れる場合もあった。しかしSIMMの登場後は次第に融通性が  良くなり、パソコンのメモリーを増設する時に以前増設していたSIMMを  外して他のメーカーのパソコンに転用するなどということも属性さえ合え  ば可能になった。    SIMMは最初マッキントッシュで普及し、その後PCやオフコンなどにも採用  された。しかしPentiumマシンが広く使われ始めると次第にDIMMへ移行  した。
Simonyi,Charles MS-Word,MS-Excelの開発者のひとり。  元々Xeroxのパロアルト研究所(PARC)でAlto用のWYSIWYGタイプの  ワープロソフトを開発していた。その後、Microsoftに移り、Wordの開発  に携わった。    変数名で gPathName, iGetCount といったような、先頭にタイプを表す  接辞を付ける、いわゆるハンガリアン・ネーミングの考案者でもある。
SIMOX (Separation by Implanted Oxygen) 酸素イオン打ち込みにより  シリコン基板の内部に酸化珪素の層を生成する技術。またそのようにして  作られた基板。
SimpleSound マッキントッシュに標準添付されたユーティリティで  システムの警告音などの設定ができる。
SimpleText マッキントッシュに標準添付されたテキストエディタ。  以前はTeachTextという名前であった。簡易ファイルビューワー的  な要素もあるが、非力さはTeachText時代からそう変わっていない。
SIMSCRIPT (Simulation Script) ランド社が開発したシミュレーション用  の言語。
SIMULA (Simulation Language) オブジェクト指向の思想を持った、  離散型シミュレーション言語。一部の人には結構人気がある。
sin (sine) サイン。正弦。三角形の高さを斜辺で割ったもの。  →三角関数
SINET (Science Information Network) 文部省学術情報センターが主宰  する大学間ネットワーク。
SINS (Ship Inertial Navigation System) 慣性航法。