XMODEM パソコン通信時代に使用されていたエラーフリー通信規格のひとつ。 
 Word Christiensenが開発した。 
 パソコン通信では通常は単純に文字をそのまま信号で流しているので、 
 途中でノイズが入ると簡単に「文字化け」が発生する。普通の会話文など 
 ではそれでも構わないが、プログラムの実行ファイルなどを交換する時には 
 1ビットでも間違いがあっては困る。そこでエラーチェックをしながら通信 
 するプロトコルが求められ、生まれた規格のひとつがXMODEMである。 
  
 XMODEMではデータを127バイト単位に分割し、それぞれのブロックに 
 チェックサム1バイトを添付してビット落ちのチェックをしていた。 
 しかしチェックサムはあまりも単純すぎる計算方法なので、たとえば 
 バイトが1個着順の逆転が起きていたような場合はエラーを検出できない。 
 そのため、チェックサムの代わりにCRCでチェックする改造版も 
 作られたりしたが、日本ではB+, Quick VANなどのもっと信頼性が 
 ありスピードも早いプロトコルが主力となっていった。 
 なおXMODEMの方式そのままにスピードアップしたYMODEM,また双方向通信 
 によりバッファオーバーフローの危険性を回避したZMODEMなどのプロトコル 
 も考案された。 
 →B+

XMS (eXtended Memory Specification) MSDOS時代の1M超のメモリーを使用  するための流儀の一つ。    MSDOSは基本的に640KBまでのメモリで動作するOSである。MSDOSがベース  としているインテルの8086は実際には00000-FFFFFまでの1MBまでのメモリ  ーを管理できるのだが、通常00000-9FFFFまでの640KB(Conventional Memory)  をソフトウェアに公開し、その上の A0000-FFFFFの384KB(Upper Memory)  は、そのアドレスを周辺機器とのインターフェイス用に使用していた。但し  一部のマシンでは 00000-BFFFFまでの768KBをConventional Memoryとする  ものもあったが、これは例外的なものである。    パソコンの世界では1986年頃からCPUに8086の上位CPUである80286が使用さ  れるようになった。80286は16MBまでのメモリーを管理できるのだが、MSDOS  側がこれにネイティブには対応できない。そこでOSを騙しながら1MBより上の  メモリー(拡張メモリー)を使おうという仕組みが作られた。その第一世代  の規格がLotus,Intel,Microsoftの3社が共同で策定したEMS(Expanded  Memory Specification)でありEMSではプログラムが使用するデータを1MB超  の空間に置くことができる。しかしそれだけではこの大きな空間を有効に  使うのは難しい。そこで第二世代の規格として上記3社に更にAST-Research  が加わって、新しい規格XMS(Extended Memory Specification)を制定した。    XMSではプログラム自体もこの空間に置くことができるようになった。そして  EMS対応のプログラムのために、XMSの配下でEMSをシミュレートする仕組み  も提供された。XMSでは80386の元では64MBまでのメモリーを制御することが  可能である。  XMSでは拡張メモリーを 100000-10FFEF の間のHMA(High Memory Area)と  10FFF0より上のEMB(Extended Memory Block)に分ける。なぜこんな変な所  に境界線を引き、しかもほんのわずかの量しかないHMA を特別視するのかと  いうとそれは8086の特殊なメモリアドレス指定法の問題がある。    8086は20ビットのアドレスレジスタを持っていて00000-FFFFFのアドレスに  対応しているわけだが、実際にはそれ以前の8ビットCPUである8080(アド  レスレジスタ=16bit)のメモリーアドレスの指定法との互換性を保つため、  プログラム上でアドレスを指定する時はレジスタは 8080と同じ16bitで指定  するようになっている。そして別途「ベースレジスタ」というもので「セグ  メント」のベースを指定するようになっているのである。ここで例えば    DS = 1111h, SI=2222h であれば  実際に指定されるアドレスは DS を 4 bit ずらして重ね合わせ    11110 + 2222 = 13332h 番地を指している。  こういう状態を8086では DS:SI = 1111:2222 のように表現する。  しかし例えば、DS:SI=1333:0002 もおなじ 13332番地を表している訳で  この付近が8086上でCでプログラムを作る人たちを大いに悩ませたのである。    さて、こういうメモリ指定の仕様のもとで8086が管理できる一番大きな番地  FFFFF を指定するにはどうすればよいであろうか?    それには例えば DS:SI = FFFF:000F のように指定すればよい。むろん  DS:SI=F000:FFFF でもよい。それでは FFFF:FFFF は何を表すだろうか?    これはFFFF0+FFFF = 10FFEF になるのである。つまり8086は本当はFFFFF  までではなく、10FFEF までのメモリーを管理できたのである。    実際には8086ではFFFFFより上のメモリが論理的に存在しないため、この  アドレスにアクセスすることはできないが、80286の場合はレジスタの設定  により21ビット目のアドレス線「Bus No.20」を開けることでアクセスでき  るようになる。そこで、XMSでは、この100000-10FFEF の間に置くプログ  ラムに関しては、プログラム側が本来XMSに対応するように考慮していなく  ても、概してちゃんと動いてくれることが多いのである。    そこでXMSではこのわずか64KB弱の領域が非常に重要なエリアとして扱われ  たのであった。    なおXMSはそれより上の10FFF0以上の領域についてはConventional Memory  と同様にメモリを確保したり解放したり、メモリ転送したりすることができ  るようになっていた。
XNS (eXtensible Name Service) OneName社が特許を持つネーミング・アド  レス処理のプラットフォーム。この技術を使うと、たとえば特定のXML文書  に署名した人が転職しても、それにあわせて自動的にダイナミックに自分が  署名したXMLが変更できるようになるという。
XNS (Xerox Network Services) 1970年代にXEROXで開発された  ネットワークシステム。Ethernetを利用しており、その後のTCP/IPや  Netwareなどの設計に影響を与えたといわれる。
xntp UNIX用のNTPサーバー/クライアントソフト。
XO (eXtra Old) 貯蔵年数が50年以上のブランデー。  →VSOP
X-on/X-off 無手順のデータ通信における、フロー制御の方法のひとつ。  受信側がデータ受信可能な時は送信側にXon符号(0x11)を送り、  受信バッファがあふれそうになった時にはXoff符号(0x13)を送って  一時的に送信を止めるように要求するもの。    基本的には画像やプログラムなどのバイナリーデータを含まない、  テキスト形式のデータの送受信の制御に使用される方法であるが  まんいち送受信データの中に 0x11 や 0x13 が含まれる場合には  エスケープして対応することになっている。但しこのエスケープを  うまく処理してくれない機器もしばしばある。また外国製の機器では  Xon/Xoff方式に設定している時に日本語を含むデータを送信すると  トラブルが起きる機器(0x91,0x93にまで反応してしまう -_-;)も  しばしばある。  X-on/X-offはどちらかというと古いタイプの制御方式であり、現在では  普通は DTR信号線(→RS232Cの信号線)のon/off で受信可能かどうか  を送信側に伝える方式が主流である。X-on/X-off を使う方法を  ソフトフロー、DTRを使う方式をハードフローという。