Windows_NT_3.1 マイクロソフトが1993年7月に発売したパソコン用OS。 
 Windows NTの最初のバージョンである。最初のバージョンであるのに 
  3.1 という番号が付けられているのは、当時マイクロソフトが発売していた 
 一般向けOSであるWindows 3.1に合わせたものである。 
  
 基本的にはUnixのマイクロカーネルの考え方をベースに、システムの 
 コンポネント化が進められており、各々の機能が独立してまとまって動作し 
 異なる環境で動かす場合はその部分のインターフェイスを交換するだけで、 
 全体への影響がでないようにすることができる。 
  
 実際Windows NT 3.1 は当初のこのOSのターゲットであったDECの高性能CPU 
 Alphaをはじめ、マイクロソフトの主ターゲットであるインテルのi386 
 シリーズ、また当時高性能のマシンによく使用されていたMIPS社のRISC 
 R4000などでも動作するようになっていた。また、MSDOSWindows3.1 
 のプログラムはもちろん、OS/2, POSIX などのソフトも動作するように 
 作られていた。 
  
 ファイルシステムはNTFSという新しいシステムを採用した。これはマイクロ 
 ソフトのOSでは初めて8.3形式を越える長いファイル名が使えるようになった 
 ものであるが、OS/2HPFSや、後にWindows95で採用されたVFATとは 
 互換性がない。ファイル名がVFATと同様にUnicodeで格納されるようになって 
 いて国際化に対応していたのに加え、NetWareほどの強固さではないが簡単な 
 セキュリティの設定ができるようになっていて、企業のLANを構成する場合の 
 最低限の不正アクセス防止効果は持っていた。 
 WindowsNT3.1のネットワークはNetBEUIが標準であったがMacintoshをクライ 
 アントにする場合、Service for Macintosh という機能を追加すれば、NTの 
 サーバー内に Macintosh Volume というエリアが作られ、そこにはMacintosh 
 のファイルが記録できるようになっていた。 

Windows_NT_3.5 マイクロソフトが1994年9月に発売したパソコン用OS。  このバージョンはWindows NT 3.1をチューンアップさせたバージョンであり、  3.1より小さなリソースで動作するように設計されていた。またインストーラ  が進化していてグラフィックスカードなどを自動認識するようになり、また  すぐ後にでたWindows95でも使用されたVFATが採用され、各ハードディスク  ごとにNTFSにするかVFATにするかが選択できるようにして、Windows3.1  ユーザとの融通性を高めた。    またネットワーク機能ではそれまでマイクロソフト標準であったNetBEUI  に加え、TCP/IP, IPX/SPXをサポートして、NetWareクライアントでNT  サーバーに接続したり、逆にNTがNetWareのクライアントになったりする  ことができるようになった。更にはDHCPサーバーの機能が搭載された。  このバージョンがWindows NTの完成版であり、実際にここからこのOSの普及  は始まった。この頃NetWareを導入しようかと考えていた企業の多くで、  NetWareより遙かに安い上に、馴染んでいるWindows3.1と似た操作性を持つ  このOSを代わりに導入した企業は多かったが、まだこの時代は日本国内では  シェア的にはむしろNetWareの黄金期が始まった頃で、NTは少数派であった。  なお、NT3.5にはサービスパックがSP1, SP2とリリースされている。
Windows_NT_3.5.1 マイクロソフトが1995年6月に発売したパソコン用OS。  名前のとおり、NT3.5のマイナーバージョンアップ版である。大きな機能  追加としては従来の Alpha, i386, MIPS, に加えて IBMのPowerPCでも  動作するようになったことがあげられる。    NT3.5.1にはサービスパックがSP1, SP2, SP3とリリースされている。
Windows_NT_4.0 マイクロソフトが1996年8月に発売したパソコン用OS。  WindowsNTの名前を持つ最後のOSであり、次のバージョンはWindows2000  になる。このバージョンで初めてWindows95に似たユーザーインターフェイス  が採用され、操作性がバツグンに改善された。  またInternet Explorerの3.0を標準搭載するとともに、NTのサーバー版  にはIISも同梱して、これだけでインターネットのWWWサーバーが作成でき  るようになっていた。NT4.0+IISは、通常であればかなりのネットワークに  関する専門知識がなけりば運用できないWWWサーバーが、ほとんど素人同然の  人にも運用可能であるとして、人気を博し、世界中で多数のIISサーバーが  稼働し始めた。    現在ではNT4.0+IISはセキュリティが弱すぎて、とても使い物にならないが  当時はまだ「古き良き時代」だったのである。  NT4.0のサービスパックはSP6aまでリリースされているが、MIPS社のCPU  はこのリリースの途中で見捨てられてしまった。またNT4.0は当初から  PowerPCを切り捨てており、NT4.0の最後のバージョンまで動かすことが  できたのは、結局インテルのCPUとAlphaだけであった。
Windows_NT_Embedded WindowsNTをベースにした組込機器用OS。  Windows CEでは力不足になるような高度な機器の制御用に使用される。  →Windows_XP_embedded
Windows_NT_Terminal_Server_Edition UnixのX-Serverの対抗規格として  作成された端末管理機能を持つWindows NT。1998年9月にリリースされた。  略してWTSとも。開発コードネームHydra。    この機能を持つWindows NT サーバーに、専用端末からアクセスすると、  アプリケーション自体はNTサーバー上で実行されその結果だけが専用端末  の画面で見ることができる。この機能を実現するため、NTサーバーは接続  している各端末ごとに専用の仮想的なメモリー空間を用意しており、この  領域を WinStation という。
Windows_RT Microsoftが2012年4月16日に発表したタブレット用OS。  ARMCPUを使用したタブレットで動作する。  →surface
Windows_Server_2003 Microsoftが2003年4月23日に発売したOS。  この名称に確定するまでの経緯はWindows2002の項を参照。下記の  ラインナップで発売された。基本的にはWindows XPのサーバー版  となる。  各エディション名称   Web Edition      小規模のWWWサーバー用。32bit版のみ。   Standard Edition   中小企業のファイルサーバーを想定。   Enterprise Edition  SQLサーバーを使用したバックエンド向け。   Datacenter Edition  高度な信頼性を必要とする環境向け。      Compute Cluster Server スーパーコンピュータ向け。   Small Business Server SOHO向けのセット。   Storage Server    ネットディスク(NAS)向け。   Home Server     家庭用のメディアサーバー向け。  Web, Datacenter, StorageServer, Home のエディションでは単体では発売  せずハードとセットの販売とされていたが、2006年7月からはDatacenter版  の企業向け単体提供も行われるようになった。  StandardはAMD64対応。Enterprise版,Datacenter版は更にItanium対応。  Windows 2003は SP1が2005年4月に出て、SP2も2007年に出る予定である。  また2005年12月にパッチを集約した R2 が出た。