Visual_C++_6.0 1999年に発売されたMicrosoftの開発ツール。 
 このバージョンは同社のInternet戦略に合わせてInternet Explorerの環境を 
 利用したアプリケーションの制作が容易になる機能が強化されている。 

Visual_C++_.NET 2002年に発売されたMicrosoftの開発ツール。  実際にインストールするとデフォルトでは VC7 というフォルダにインストール  されるので、これが内部的には Visual C++ 7.0 として作られていたことが  伺える。  同社の.NET戦略に合わせて、.NET Framework用のオブジェクトを生成する  ことができる。ただしこのソフトの軸足はあくまで従来通りにWindows専用の  オブジェクトをMFCATLを使用して作成することにある。  .Net Frameworkの主役はむしろVisual C# .NETである。
Visual_C#_.NET Microsoftが発表したC#の開発キット。  同社は C# について C++ をもっと安全に使えるようにした新しい言語、と  説明しているが、その言語仕様のJava との類似性は一目瞭然である。  そもそもJavaの思想と .NET構想とは似た部分が多いが、この製品はある  意味で両者の中間で双方を睨んでいるようなソフトともいえる。  Visual J++ と違って、 Visual C# では Java用の中間オブジェクトが作れる  訳ではない。Visual C# で生成されるのは .NET Framework用の中間オブジ  ェクト(MSIL)である。JavaのVirtual Machineが実行できるのはJavaで  作ったオブジェクトだけだが、.NETのランタイムが動く環境で実行できる  のは C#で作ったソフトだけではなく C++, BASIC, J# などのソフトでも  作れるというのは確かに利点ではある。    問題は今後Javaの動作環境と.NET Frameworkの動作環境とどちらが定着する  かの問題はある。当初はmicosoft製品以外では使用できないのではないかと  見られていた.NET であるが、本来はMicrosoftのライバルとみられていた  大手メーカーが次々と .NET のサポートを開始しており、微妙な情勢になっ  てきた。  C#がJavaのクローンであるのは分かり切ってはいても今までのMicrosoftの  Javaに対する冷淡な態度に批判的であった人にとっては 完璧に開き直った  C# は中途半端でJavaの名前だけを使っていた J++ よりは好感の持てる  商品である。ただこのソフトを覚える価値があるかどうかについては若干  腰の引ける人も多いであろう。
Visual_J++ MicrosoftのJava開発支援環境。その歴史と意義については  各項目を参照のこと。
Visual_J++_1.0 Microsoftが1996年に発売したWindowsxマシンで動作する  Java開発支援環境。基本的にはJDK1.0相当のJavaコンパイラと簡単な  ソースブラウザのセットであるが、当時利用できていた Visual C++4.0  などと比べるとその操作環境はかなり貧弱であった。しかし当時Javaの  日本語仕様がなかなか確定せずに、日本のJavaファンが、かなり待ちくた  びれていた時期に、見切り発車で取り敢えず日本語が扱えるJavaコンパイラ  をリリースした意義は大きい。このソフトはかなり売れたものと思われる。  むろん日本語の処理は暫定的なものなので、Windows+Internet Explorer  以外の環境での日本語表示は保証できない。
Visual_J++_1.1 Microsoftが1997年に発売したWindowsxマシンで動作する  Java開発支援環境。JDK 1.02相当のJavaコンパイラを搭載している。  Visual Studio 97にも入っている。  前バージョンで暫定的な対応した日本語の処理が正規にJavaの日本語化  仕様で定められたものに置換されているため、できあがるオブジェクト  自体は汎用的なものになったが、当時はブラウザ側がまだ完全にunicode  に対応していなかったため、一部のマシンとOSとブラウザの組合せでは  やはり日本語がうまく表示できなかった。  このバージョンをリリースする際、Microsoftは重大な路線の転換を意味  するアナウンスを行った。それは「Visual J++ 1.1を使えばWindowsのAPI  を呼び出す Windows用のアプリケーションも作れますよ」という言い方で  ある。これは Visual C++を使うほどではないが、Visual BASICでは手に  余る水準のアプリケーションを作るのに便利な環境の出現を意味したが、  一方では『どんなマシンででも動作する』というJavaの理想とは真っ向  から対立する考え方である。このため、こういうMicrosoftの方針には  本来のMicrosoftファンも含めておそらく全世界の7〜8割のソフト技術者  が反感を感じたのではないかと思われる。実際このあとMicrosoftとSunの  対立は次第に深刻化していく。  なお、Visual J++ 1.1でWindows APIを使用せずに作成したJava Appletは  現在の環境ではOSやブラウザに関係なく一応問題なく動作するが、JDK1.0  時代と1.1以降ではユーザーインターフェイス回りが大幅に変更されている  ので、できればJDK1.1でコンパイルしなおしてから使用した方がよい。  変更すべき箇所はJDK1.1以降のコンパイラが指摘してくれる。(どう変更  すればよいかはマニュアル参照)
Visual_J++_6.0 Microsoftが1999年に発売したWindowsxマシンで動作する  Java開発支援環境兼Windows用ソフト開発ツール。  これはもう悲惨なソフトである。確かにJavaの開発もできるが、この  バージョンでは完全に軸足はWindows用ソフトウェアの開発機能に移って  しまったと言わざるを得ない。Windowsの各種機能を呼び出す Windows  Foundation Class の搭載、Active X の開発、ADOによるデータベース  へのアクセスなどなど。まさにMicrosoft専用ツールであって Javaとは  違う世界に行ってしまった。
Visual_J#_.NET これはまるで Visual C++ .NET, Visual BASIC .NET  などと並ぶソフトのようなネーミングであるが、実際には 従来の  Visual J++ を使用していたプログラマが .NET framework用のオブジェクト  が生成できるようにするためのツールであり、この製品自体の寿命も暫定的  なものであろう。このソフトはVisual Studio .NETの当初版(2002)には  含まれていなかったが、2003年版で吸収された。  →Visual_C#_.NET
Visual_Studio Microsoftの統合開発環境。Microsoft製の各種開発言語と  資料類・ユーティリティがセットされている。
Visual_Studio_97 1997年に発売されたMicrosoftの統合開発環境。  最初の Visual Studioである。 Visual C++ 5.0, Visual Basic 5.0,  Visual J++ 1.1 および、それらを統合的に扱う、Developper Studio,  また MSDNのライブラリが添付されている。
Visual_Studio_6.0 1999年に発売されたMicrosoftの統合開発環境。  Visual C++ 6.0, Visual Basic 6.0, Visual J++ 6.0 および  各種のユーティリティやリソース、開発環境のセット。
Visual_Studio_.NET 2002年に発売されたMicrosoftの統合開発環境。  正確には Visual Studio .NET version 2002  後に 翌年出た2003年版と区別して「Visual Studio .NET 2002」とも  呼ばれる。  Visual C++ .NET, Visual C# .NET, Visual Basic .NET  および各種ユーティリティやリソースのセット。  同社の.NET戦略に向けて満を持して提供された開発ツールで  高い期待が寄せられた。従来のVisual Studioが独立した開発ツールと  いう感じであったのが、このバージョンからは様々な開発プロジェクトを  ブラウズするツールという感覚になっており、拡張性は高いが、専用ツール  での開発という感覚になれていた開発者からは戸惑いの声も上がった。  購入と同時にMSDNのサブクリプションをした人は無償で2003年版への  アップグレードCDが提供された。    下記の3つのエディションがある。    Professional 一般的な個人プログラマや小企業・個人商店などの           システムを組む人向けのシステム。    Enterprise Developer Windows 2000Windows Server 2003など           が動いている環境を想定して中小企業のシステムや           部門システムなどの開発をするためのシステム。      Enterprise Architect 大企業の巨大システムを開発するためのシステム。