PC98 (Personal Computer 98) 日本電気の16ビット、及び32ビットパソコン 
 の総称。大別して次の系統に分類できる。 
 PC-9801 当初の系列で純粋なPC98 
 PC-H98 PC9801の上位マシンで、CADなど特殊な用途に使用された。 
 PC-9821 1993年以降の製品で、PC9801とソフト的に互換を保ちつつ 
       ハードをDOS/V的に変えてWindowsに完全対応したもの。 
 PC-98nx 1997年秋以降の製品で、ほぼPC/AT互換機仕様になっている。 
 細かい説明は各項参照。 
 PC9801,PC9821で合計1500万台が販売されたと言われる。(これは当時稼働 
 していた国内のパソコンの半数を軽く越える) 
 下記にこちらで把握している範囲の機種一覧を掲載した。私がこのマシン 
 に興味を喪失した1996年夏以降のマシンが抜けている。 
 http://www.ffortune.net/comp/history/pc9801-list.htm 

PC98note 日本電気が1989年11月以降に発売したノートパソコン。  LaVieの前身である。  発売当時、東芝のDynabookと人気を分け合い、両者の争いが  日本のノートパソコン文化を形成していった。    第1号機は1989年11月に発売された PC9801N で愛称が 98NOTE であった。  同年6月に東芝が出した「世界初のノートパソコン」J3100SS-001と比較  すると、かなりそちらを意識していることが分かる。        98NOTE     Dynabook  CPU   V30-10MHz    80C86-9.54MHz  Memory 640+1MRAM    640+1MRAM  LCD   640x400 8階調  640x400 mono  Drive  3.5inch-2HD   3.5inch-2HD  外形  316x253x44   310x254x44  重さ  2.9kg      2.7kg  定価  248,000円    198,000円  当時黎明期だったパソコン通信の中で聞かれた声としては東芝のDynabook  に対しては、このアラン・ケイが理想とした神聖な名前を騙るのが許せない  という怒りの声が聞かれたのに対して、日本電気の98NOTEに対しては東芝の  パクリだな、という苦笑の声が聞かれた。続いて他社も似たようなコンセプト  の商品を出していく訳であるが、結果的には東芝と日本電気が何といっても  飛び抜けていた感がある。MacintoshのPowerbookが出て第三勢力となるのは  1991年である。    その後の98noteの主なモデルを概観する    1990.06 9801NS  CPUを386SXに変更。20M-HD内蔵 愛称98NOTE/S  1991.10 9801NC  TFT16色カラーモデル  1992.02 9801NS/T 386SL98-20MHz 80M-HD 愛称98NOTE/SX 異例の高速マシン。  1993.07 9821Ne  9821系列初のNoteで Windowsマシン。  1995.07 9821Na  Pentium75を搭載したWindows95仕様。"LaVie"    1995年の9821で初めて"LaVie"の名前が登場し、以降同社のノートパソコンは  98NOTEという名前よりこのLaVieという名前を前面に出して行くことになる。  なお1997年にNXが出て他のメーカーと同じDOS/V機となった(NECではDOS/V  ではなく、インテルのPC98仕様に沿ったマシンと主張している)    東芝と日本電気のノートパソコンの戦いは事実上1995年までである。1995年  末にWindows95が出ると、メーカー間の差異は現実的に問題にならなくなり、  それ以降、群雄割拠の時代がやってくる。
PC98nx (PC98 New eXeclent) 日本電気が1997年以降販売している32ビット  パソコンのシリーズ。この「98」は従来のPC9801/PC9821のアーキテク  チュアを継承する意味は全くなく、実はマイクロソフトとインテルの  PC98規格にもとづくパソコンであることを示している。一般には  PC/AT互換機と思われているが実際にはPC/ATとはかなり仕様が異なっ  ていて、あくまで「PC98規格」マシンである。但し普通に使う分には  PC/AT互換機と考えてよい。  日本電気はこのPC98規格というのが使える絶好のタイミングを狙って  とうとうPC9801の伝統を断念し他のメーカーと同じ土俵に付いたのである。
PC98フォーマット PC9801で標準とされていたフロッピーの形式。  下記のような仕様である。詳しくはFDの項参照。         byte sec  trk cyl/ byte/  ent  sec sec/          /sec /trk /cyl disk clust  /FAT /FAT root     640K(98) 512  9  2   80  1024  634  4   7     1.2M(98) 1024  8  2   80  1024  1221  2   6
PC99規格 (Personal Computer standard 99) Microsoftとインテルが1998  年に提唱したパソコンが満足すべき仕様。Windows98/Windows2000を前提  にしている。PC98規格で規定された各々の仕様の数字を更にあげたほか、  ISAを廃止したのが大きい。またCDに代わってDVDの推奨が行われている。  Mobile    PC99 intel互換 233MHz 32MB USB  1394推奨 800x600  Consumer   PC99 intel互換 300MHz 32MB USBx2 1394推奨 1024x768  Office    PC99 intel互換 300MHz 64MB USBx2 1394   1024x768  Entertaiment PC99 intel互換 300MHz 64MB USBx2 1394x3  1024x768  Workstation PC99 intel互換 400MHz 128MB USBx2 1394推奨 1280x1024  詳しくは下記参照  http://developer.intel.com/design/desguide/
PC100 正確には「PC100-SDRAM」。あるいはそれを搭載したDIMM(168pin)  のこともPC100と呼ぶ。この流儀はこれ以降に出たPC133でも同様である。    PC100-SDRAMは100MHzのクロックに同期して動作するSDRAMの仕様。これが  出る以前の66MHzの製品はメーカーによってタイミングがバラバラで互換性  に問題があったため、100MHzのPentiumIIが出荷されるのに合わせてインテル  が提唱して規格が定められた。  →メモリー,SDRAM
PC100 1983年に京セラが製作し日本電気が発売した16ビットパソコン。  CPUは8086-2, N100-BASICを添付。縦型のディスプレイが珍しかった。  結構なファンがいたのではないかと思うが、後継機は出なかった。
PC100-DIMM PC100-SDRAMを搭載したDIMM
PC100-SDRAM →PC100
PC133 133MHzのクロックに同期して動作するSDRAMあるいはそれを搭載した  DIMM(168pin)。PC133-SDRAM。PC133-DIMM。  →PC100,PC2100
PC600 Direct_RDRAMの規格のひとつで、600MHzまでのメモリクロックで  動作するメモリーチップ。RIMMに搭載して1.2GB/s。RDRAM登場初期  の頃の製品だが現在ではほとんど見ない。
PC700 Direct_RDRAMの規格のひとつで、700MHzまでのメモリクロックで  動作するメモリーチップ。RIMMに搭載して1.4GB/s。現在ではほとんど見ない。