OS (Operating System) コンピュータの制御システム。モニターとも。 
 コンピュータのハードウェアと一般のソフトウェアの間に位置して、 
 ハードウェアの管理をするとともに、ソフトウェアに各種のサービスを 
 提供するシステム。 
  
 例えばプログラムがプリンタで何かを印刷する場合、プログラムは実際 
 にはOSに印刷を依頼し、OSがプリンタの制御装置と通信しながら作業を 
 行うのである。 
 タスク管理,メモリー管理,入出力管理,ファイル管理, 
 ユーザー管理などなどのモジュール群からなっている。 
  
 コンピュータの黎明期にはOSは利用者が各自作ったり、また利用せずに 
 直接プログラムからマシンを操作したりしていた。ゲームソフトでは 
 1990年代頃まで、OSを使わずに作られたものは多い。 
 しかしその内メーカーがマシンと一緒にOSを提供するのが通例となり、 
 更にはいろいろなマシンで動作する汎用OSが生まれた。 
  
 汎用OSを利用すると、そのOSさえ動作すればひとつのプログラムをどんな 
 マシンででも利用できることになる。汎用OSの誕生はソフトウェアの 
 再利用性を高め、ソフト文化の発展に大きな貢献をした。 
  
 この汎用OSとしては、UNIX,Linux,CP/M,MSDOS,Windows,OS/2 
 が名高い。これらについてはこの各項を参照のこと。 
  
 →BIOS,NOS,カーネル

OS/2 (Operating System 2) マイクロソフトとIBMが共同開発したパソコン  用汎用OS。    IBMが提唱したSAAに沿っていてマッキントッシュに迫る操作性の良さと  マルチタスクが特徴。しかし動作するのに必要なメモリが最低でも8M  程度と当時としては巨大であったことや、MCAを巡るライセンス問題から  普及が遅れた。  そうこうしている内に マイクロソフト独自のMS-Windowsが普及しはじめ、  特にWindows3.0とWindows-NTが出てからはOS/2のシェアは急落。現在では  残念ながら完全に少数派となった。
OS/2_Warp OS/2のver3以降の名称。
OS/360 IBM360用のOSで時代により名前の変遷がある。  PCP 初期のOSで基本的な機能しかない。1966年リリース。     当初はもっと早く開発する予定だったが遅れたため、IBMは暫定的な     OSとして下記の3種類を先行してリリースした。      BOS (Basic Operating System)      TOS (Tape Operating System)      DOS (Disk Operating System)  MFT 初めてマルチタスクを実現したシステム。但しタスクのメモリーサイズ     はあらかじめ固定で設定しておく必要があった。     後に OS/VS1 という名称に改訂された。  MVT タスクサイズを可変にしたシステムで1967年にリリースされた。     PCPの上位バージョンとして最初から予定されていたものであったが     リリースはひじょうに遅れた。  SVS 仮想記憶を初めて採用したものだが、次のMVSへの移行過程として     作られたもの。正式名称 OS/VS2 Release 1。  MVS 360のOSといったら誰もがこの名前を連想する、同社の汎用機を     成功に導いた優れたOSである。     最初に出たバージョンの正式名称は OS/VS2 Release 2。  OS/360の初期の開発をリードしたFrederick Brooksは、苦労した開発の経験  から様々な名言を残しており、ソフトウェア業界で、特にSEたちを指揮する  プロジェクトマネージャーたちの間で、自分たちを慰めることばとして、  熱く語り継がれている。(本当は経営者達に理解して欲しいのだが、みんな  それは無理だと思って諦めている)
OS-9 (Operation System 9) モトローラの6809CPU上で動作するパソコン用  OS。Microwareが開発した。UNIXライクな操作で、富士通のFMシリーズで  採用され一部に根強い人気があったがMSDOSとの競争に敗れた。現在でも  頑張って使っている人はいると思う。
OS-9000 OS-9系列のOSで、機器の組込用OSとして工場関係などで広く使わ  れている。
OSA (Open Scripting Architecture) アップルが公開したOSとアプリケー  ションの間のインターフェイスで、AppleScriptからこれを利用して  マシンの自動操作が可能である。
Osaka Macintoshが標準で搭載しているゴシック系のフォント。System6  頃までのMacintoshでは日本語のフォントは標準では、このOsakaと  明朝体系のKyotoしか使えなかった。(Kyotoはその後消滅)  当時サードパーティーから出るフォントの名前でもしばしば日本の  (特に関西の)地名が使われるケースが多かった。
OSC (Oscillator) 発振器
OSCI (Open SystemC Initiative) 1999年9月に発足したSystemCの  管理擁護団体。  http://www.systemc.org/
OSD (On Screen Display) 画面の明るさやコントラストなどを画面上に  表示するウィンドウで行えるディスプレイのこと。
OSDL (Open Source Development Labs) 2000年に創立されたLinuxのビジネス  利用を促進する団体。2007年にFSGと合併しLinux Foundationを設立。
OSF (Open Software Foundation) UNIXの統一の陣営の一つ。IBMが中心  になり、DEC、ヒューレット・パッカード、MIPS、ゼロックス、ソニー、  日立等が参加した。  →UI
OSF/Motif →Motif
OSI (Open Systems Interconnection) ISOが標準化した通信のモデル。  7つの層(layer)に分けられており、通信に関する規格を説明する時、その  規格がどの層に関わるものなのかを説明してもらうと、わかりやすい。  物理層(physical)         ケーブル等の電気特性や変調方式など  データリンク層(datalink)     パケットの作り方や送受信手順など  ネットワーク層(network)      ノード間のデータ転送手順  トランスポート層(transport)    プロセス間のデータ転送手順  セッション層(session)       セッション間のデータ転送手順  プレゼンテーション層(presentation)送受信するデータの表現に関する問題  アプリケーション層(application)  アプリケーション間の転送手順  ネットワークにつながっている各マシンのことをノード(節,結び目)という。    データは基本的にパケット(小包)と呼ばれる単位にまとめられて送受信される。  通常データの送受信を行う場合、相手のノードに「送受信できるかい?」と  尋ね「OK」という返事が返ってきたら、送受信の作業が始まる。この通信  開始手続きから終了手続きまでの一連の流れを「セッション」という。  プロセスというのは一定の機能を持った活動するモジュールのことである。  普通、ひとつのアプリケーション・ソフトウェアでは複数のプロセスが同時  に進行している。似たような言葉でスレッドとかタスクとかいったことばが  あるが、どういう単位で捉えるかの違いであって、余り気にすることはない。