N5200 (NEC 5200) 日本電気の多機能パソコン。1982年5月6日発表。 
 1993年にPC9801に吸収されるまで累計出荷台数は恐らく約350万台。 
 日本電気といえばみんなPC9801と思っているがこれも当時としては 
 驚異的なヒット商品である。 
 N6300の小型版という感じで、OSもN6300のOSであるNTOSに似た 
 PTOSという独自OSを使用していたが、発売当初、当時としては画期的 
 な16ビットCPU 8086(5MHz)を搭載し、128KBというこれまた驚異的な 
 大容量のメモリーを搭載していた。しかも2本のタスクを同時に実行 
 できるマルチタスクであった。一般のパソコンで普通にマルチタスクが 
 できるようになるのはこの6年後の1988年(Windows/386)である。非常に 
 先進的なマシンであった。 
 一般に日本語付加機構(中身は漢字のフォントROM)を付けて日本語を 
 表示できる状態にして使う人がほとんどであったと思われる。多くは 
 LANPLAN,LANWORDといったN5200用のオフィス製品で使われるか 
 ACOSやIBM系マシンの端末としてPETOS環境で使用されたりしていた。 
 チケットぴあの端末も当初このN5200+PETOSであった。 
  
 またPTOSはNTOSやその上のオフコン用OSのITOSと環境が似ていた 
 ため、これらのマシン用のソフトの開発用としてもかなり使われた 
 ものと思われる。 
 開発言語は、PTOS-BASIC, PTOS-COBOL, PTOS-FORTRAN など。のちに 
 C もリリースされたが、そのころはもうPC9801がかなり力を付けてきて 
 いたので、わざわざ高価なN5200を買って C を使う人はいなかったと 
 思う。 
 当初のN5200/05(通称オーファイブ)のあと、後継のN5200mkII(マーク 
 ツー)、コンパクト型のN5200/03, ハイパワーのN5200/07が出た。マルチ 
 タスクも4本まで拡張され、その頃にはメモリーも1MB程度まで拡張された。 
 N5200/07は当時としては珍しい80286(8MHz)を搭載していて、当時メチャ 
 クチャ速いという印象があった。このN5200/07(通称ゼロセブン)は主と 
 して建築関係などでCAD用に利用された。系列機としてN5300もある。 
 当初のN5200を開発したグループ(元々汎用機系の人たちらしい)はその後 
 別方面に移されたようでmkII以降はオフコンの開発グループがN5200の 
 システムを開発したようである。とにかくこのN5200というのは、日本 
 電気のオフコンのラインナップの中で最も下位であるのに、一番高速だ 
 ったし操作性もものすごく良かった。 
 しかしmkII以降のN5200は逆に当初の輝きのようなものが失われ、ただの 
 オフコンに化していったようにも見える。そういう意味ではmkIIが出た 
 時点で、日本電気のフロンティアはPC9801に移ったともいえよう。 

N5300 →N5200
N6300 (NEC 6300) 日本電気のオフコン(下位)で当初N6300/50。それから  50N,55と発展。系列機にN6300/20N, N6500がある。のちにS3050, S3100S  と改名された。  元々ブル社のMTS7500を参考にして日本電気が開発したマシンで他社のオフコンとは  ずいぶん毛色が違っている。この思想は後に名機N5200に受け継がれた。  N6300の系列で名機だったのはやはり 50N である。8ビットCPU Z80を採用  しハードディスク無しでフロッピーから起動した状態で3〜4台の端末を  つないでも結構軽く動く、バランスの取れたマシンであった。(N6300は  実はフロッピーの方がハードディスクより高速だった。当時のハードディ  スクは「たくさん記録できる」ことがウリで、スピードは遅くても構わない  というコンセプトだった。この極端に遅いハードディスクが20MBで500万円  くらいした。しかも極端に重たく若い男性が5〜6人でやっと抱えられる  ほどであった)その次の55は失敗作。機能だけ増やしてCPUをZ80のままに  したため、重たいだけのマシンになってしまった。55の重たさを見た人たち  は上位のSystem100系統にのりかえるか、OS/2に期待を掛けてIBMのAS400  あたりへ移動したようである。  →System100
N6500 →N6300
N88-BASIC 日本電気のPC9801,PC8801で使用されたBASIC。PC8801の場合  はこれを標準OSとしていた。PC9801の場合実は下記の3種類がある。    ROM-BASIC PC9801のROMに内蔵されたBASICで、フロッピーも挿入せず         ハードディスクも接続しない状態でスイッチを入れると起動         する。「How many files?」と訊いてくるのがこれである。         一応完全なBASICだがファイル入出力機能などは無い。  DISK-BASIC PC9801に標準添付されていたBASICで、ROM-BASICにファイル         関係の機能を加えたもの。ファイルはIBM汎用機のフロッピー         フォーマットを独自に変形した特殊な形式。(セクタ配置は         同じだがファイルのヘッダーラベルの場所が違う)  DOS-BASIC 有償ソフト。MSDOS配下で動くBASICである。実際はPC9801用         のBASICソフトはほとんどこの環境で製作された。DISK-BASIC         と機能は同じだが、ファイルをMSDOS形式に変更したもの。  PC9801用のソフトがなかなか他に移植できず、逆になかなかPC9801エミュ  レーターが作られなかったのは実はROM-BASICのせいである。PC9801用の  BIOSの一部がROM-BASICを呼び出していたので、誰もROM-BASICなど直接は  使っていなかったものの、これを外す訳にはいかず互換性の足枷になって  いた。後にEpsonが作ったエミュレータはこのROM-BASICの呼び出しをソフ  トで代替するように作られていたようである。  DISK-BASICがあるお陰でPC9801というマシンは汎用機やオフコンのデータ  の交換をするのに非常にべんりな環境を提供してくれた。DISK-BASIC用の  BIOSをMSDOSのソフトから呼び出して、汎用機やオフコンのフロッピーを  読み書きすることができたからである。  DOS-BASIC は作成したソフトを動かすのにRUNTIMEが必要だったのだが奇妙  なことに日本電気はこのRUNTIMEの配布を禁止していた。つまりDOS-BASIC  で作られたソフトを動かすには、別にプログラム開発をするつもりのない  人でも2万円もするDOS-BASICを買わなければならなかったのである。実際  には多くの場合ソフト会社が日本電気と個別に交渉してRUNTIMEの配布許可  を取りソフトに添付して販売していた。
NA (North America) 北アメリカ。
n/a (no account) 取引無し。
n/a (not applicable) 適応なし。
n/a (not available) 利用できない。
NAB (National Association of Broadcasters) 全米放送者連盟。
NAB (National Association of commercial Broadcasrers) 日本民間放送連盟。
NACS (Netware Asyncronous Communication Server) NetWare上で  パソコン通信などの非同期通信をサポートするサーバ機能。  →NASI
NACS (Nature Conservation Society) 自然保護協会。
NACSIS (NAtional Center for Science Information System) 文部省が1986  年に運用開始した学術情報ネットワーク。
NAD (nicotinamide adenine dinucleotide) ニコチン・アミド・アデニン・  ジヌクレオチド。有機物の代謝の過程で使用される物質で、NADPとともに  ニコチン・アミド・ヌクレオチドと呼ばれる。