LANカード (LAN Card)  
 パソコンなどをLANに接続するためのインターフェイスカード。 
 ネットワークアダプータ、LANアダプタ、NIC, などとも言う。 
 最近のパソコンではPCに内蔵されていることが多い。 
  
 大雑把に言って有線(100BASE-T)でつなぐものと無線でつなくものが 
 あり、最近の多くのパソコンは有線は標準装備していて無線がオプション 
 になっている。 
  
 古くはパソコンのPCカードPCMCIA)アダプタに挿入するタイプ 
 が広く使われた。業界はその後PCMCIAをExpressCardに置換しようと 
 したが、全く普及せず、ExpressCardしかスロットのないパソコンは 
 LANのみでなく、様々な機器との接続に難が生じた。 
  
 近年ではUSBで接続するタイプが普及している。 

LANで行われるサービス LANでは次のようなサービスが基本的である。  (1)ファイル共有 LANにつながった他のマシンに存在するファイルを転送    したりせずにそのまま利用できる。     (2)プリンタ共有 LANにつながったプリンタに、どのマシンからでも印刷    できる。  (3)回線共有 1台のマシン(回線サーバー)が外線(主としてインターネット)    と接続している状態で他のマシンもネットを通して、その回線を同時に    利用できる。       この機能は現在ではルータを使用するのが一般的である。    Windows98時代はWin98マシンを回線サーバーにしてLAN接続されている    他のWindows98,Windows95マシンからインターネットが利用できた。       iPhoneもこういう機能を持っておりテザリングというが、日本国内    ではキャリアが利用制限しており使用できない。  その他、一般のネットワークで使用される、電子メール、電子会議室、  グループウェア、なども利用可能である。
LANのハード規格 LANのハード的な規格としては下記のようなものがある。  (1)Ethernet XEROXのPARCで開発されたもので、現在のLANの主流で    ある。当初の規格は10Mbpsの速度だが、現在は100Mbpsが主流になって    おり、一部では1Gbpsの規格も使用され始めている。  →100BaseTX  (2)LocalTalk Appleが開発したもので、初期のMacintoshに標準装備さ    れていた。230.4Kbps。標準のLocatlTalkのSTPケーブルを使うタイプ    と、配線しやすい細いUTPケーブルを使用するPhoneNetがあった。    現在はEthernetを使用したEtherTalkに移行している。  (3)TokenRing IBMが開発したもので、EthernetがUNIXマシンやパソコン    の世界で普及したのに対して、TokenRingは基幹業務で早い時期から    使用されていた。速度は1〜16Mbpsと遅いが、秩序付けられたプロト    コルを持つため、かなりのパワーを持っていた。  (3)FDDI 光ファイバを使ったLANで、Ethernetが10Mbpsしかなかった時    代に、そのバックボーンとして使用され始めた。LANは全てFDDIに移行    するのではないかと言われた時期もあるが、100MbpsのEthernetが出た    ため、主流はそちらにいった。TokenRingを改良したようなプロトコル    である。
LANのトポロジー LANのケーブルが作る幾何学的な形状は下記のように分類  される。  (1)スター型 ひとつのノードから線が放射状に出ていて、各端末がそこ    につながっているというもの。中心に置かれた機械を集線装置(ハブ)    という。  (2)リング型 円環状のケーブルがあり、そのところどころから線を引き    出して、各端末を接続しているもの。その引き出す部分に取り付ける    装置を転送装置(トランシーバ)という。FDDIはリング型の代表の一つ。  (3)バス型  直線状のケーブルがあり、そのところどころから線を引き    出して、各端末を接続しているもの。両端には信号を反射する装置が    必要でこれを終端装置(ターミネータ)という。10Base-2,10Base-5は    基本的にはこの形。  (4)デイジーチェーン型 各端末を次々に相互接続ケーブルで結ぶもの。    バス型の変形である。LocalTalkはデイジーチェーン型の代表の一つ。  (5)ツリー型 木のように枝分かれした先がまた枝分かれしているような    形のもの。スター型を複数組み合わせたもので、10Base-T(100Base-TX)    はだいたい、この形になることが多い。  TokenRingは論理的にはリング型なのだが、そのリングがハブの中で実現  してしまい、そこから線を引き出すので、見た目はスター型に見える。
LANの共有方式 LANはデータの共有方式によって基本的に下記の3通りに  分類できる。ただし、実際には多くのシステムでこの混合形式が使用され  ている。  (1)ホスト・スレイブ型 Hostは主人、Slaveは奴隷で、全てをHostが管理    するもの。Slave側は何も自分では資源を持たず、ファイルは全てHost    上に置いておく。最も初期の形式であるが、後にはSlaveといえども    ハードディスク程度は持つことができて、そこにデータをダウンロード    できるようになっていった。  (2)サーバー・クライアウント型 Serverは奉仕者、Clientは依頼者で、    現在の企業システムの主流。(1)とは180度、パライダイムがひっくり    返ったものである。仕事は基本的にClient側で全て行うが、会社全体    で共有したいような書類などはServerに置いておき、必要な時にServer    に命じて表示させるのである。  (3)ピア・ツー・ピア型 Peerというのは「仲間」の意味。序列などは    付けずに、みんなで仲良く使おうというわけで、特定のServerを定め    ずに、パソコン同士お互いにファイルを共有し合うもの。ただし、    ほんとにどこにでもファイルがあると訳が分からなくなるので、実際    にはファイルを主に置くマシンを1つ決めておき、それを仮Serverと    して、そのマシンだけは絶対に電源を切らずに24時間動かしておく、    といった運用をされていることが多い。
LANA (LAN Adapter) NICの項を参照。
LANC (Local Area Network Controler) LANアダプタのアクセス制御機能。
LANDSAT (LAND SATellite) アメリカの地球資源探査衛星の名前。
LANDESK 日本電気がPTOS及びその類似OS環境において提供していた  高機能データベース・ソフト。LANFILEに比べて多くの機能が追加され  ているが、LANFILEと違って、独自の世界で動作していたため、あまり利  用はされていないものと思われる。
LANFILE 日本電気がPTOS及びその類似OS環境において提供していた  簡易データベース・ソフト。  データの本体は通常の(固定長)順編成ファイルを使用するため、COBOL  などで作ったソフトとの連動性が良く、また簡易保守環境としても利用で  きたため、一般のユーザーより開発者に多く支持された。データの定義部  分は「ディレクトリ」と呼ぶ専用のファイルに格納されていた。