JIS (Japan Industrial Standard) 日本工業規格 

JIS_C6220-1969 コンピュータで1バイトコードを使用する時の規格。  現在は JIS_X0201-1976になっている。同項目参照。
JIS_C6226 日本語の文字をコンピュータやネットワークなどで使用する為  の規格で、1978年に発表された C6226-1978 と、1983年に改訂された  C6226-1983 がある。一般に前者を 旧JIS, 後者を 新JIS という。  この時文字を4文字追加(非漢字でも多数の記号と罫線文字も追加)したの  は良かったのだが、一部の文字を入れ替えたことが数々の混乱を招いた。    このため「檜」と「桧」はマシンによって逆の文字に見える。日本電気の  PC98シリーズは旧JISを使用し、DOS/V機は新JISを使用していたので1980  年代後半から1990年代前半はこの問題で多くの人が余計な苦労をしたので  ある。Windows95の登場以降はPC98も新JISが利用できるようになり、多く  の人が新JISに移行したものと思われるが、一部の企業システムではまだ  旧JISが動いているかも知れない。  なお、C6226-1983は後に JISのXシリーズが創設された時そちらに移行  されて JIS X 0208-1983 と呼ばれるようになった。C6226-1983とX0208  -1983は完全に同じ規格である。   JIS C 6226-1978 第一水準 2965 第二水準 3384 非漢字 453   JIS C 6226-1983 第一水準 2965 第二水準 3388 非漢字 524    (X 0208-1983)  C6226(X0208)では、日本語の文字が第一水準、第二水準、非漢字に分け  られている。第一水準は比較的よく使用される文字で、文字の代表的音  の五十音順に並べられている。第二水準は比較的使用頻度の少ない文字  で、文字の部首順に並べられている。非漢字とはアルファベットや記号、  罫線文字などの類である。  1980年代に出た安価な情報機器の中には、第二水準の漢字が使用できな  いものもよくあった。当時は漢字の字形はROMで供給する方式が主流であ  ったため、価格を抑えるためその分をカットしたのである。
JIS_Q15001 主としてネットワーク関係の企業向けの、プライバシー保護に  関する規格。ヨーロッパで高まる個人情報保護に関する厳しい姿勢を反映  してかなり厳しい内容になっている。大手のプロバイダなどはこの取得に  向けて動き出しているものと思われる。むろん普通の企業でもネット通販  などをする場合は取得することが望ましい。  個人情報の収集・管理方法の立案や、社員教育や定期的な監査の実施など  が定められている。
JIS_X0201-1976 コンピュータやネットワークで1バイトコードを使用する時  の規格。元は C6220-1969 であった。ISO 646をベースにその交換可能  文字を使って日本で使用する¥マーク等を入れ、各国ごとの文字が定義  される80〜FFの領域にカタカナを定義したもの。
JIS_X0202 日本語の文字のエンココーディングに関する規格。ISO2022を  ベースにしている。
JIS_X0208-1983 日本語の文字に関するコード化規格。JIS C6226-1983  が JISの X規格創設に伴い、名前が変わったもの。同項参照。
JIS_X0208-1990 日本語の文字に関するコード化規格。1983年規格から  2文字(凜熙)追加するとともに145文字の字体変更をおこなった。  こういう字体変更というのは非常に迷惑なのでやめて欲しいものである。
JIS_X0208-1997 日本語の文字に関するコード化規格。文字のコード自体は  従来規格と変更されていないが、運用ルール等が明確化にされた。要点を  下記にあげる。   ・二つの文字を同じ文字とみなしてよい基準の提示   ・その漢字が採用された典拠の提示   ・各文字の字体の明確化   ・コードの空き領域をメーカー等が独自に使用することの禁止   ・合成文字の否定   ・シフトJISとISO-2022-JP(JUNETコード)の明確な規格   ・半角カナの削除予告  ここで合成文字というのは例えば○を印字した後、ヘッドを戻して1を  印字すれば丸付き数字が作れるではないか、というもの。初期の規格では  逆にそうできるから丸付き文字は不要と言われたのである。  なお、シフトJISとISO-2022-JPは X0213-2000 では規格から参考に格下げ  になった。このような流通しているコード体系を規格として取り上げたの  は英断であったが、逆に「規格」と言ってしまうと、それに反した拡張が  しづらいので、そこに考慮したものとのこと。
JIS_X0212-1990 日本語の文字コードに関する規格で通称「JIS補助漢字」。  1990年にJIS X0218 の通常のJIS漢字コードが改訂された時、同時に発表  された文字集合で、5801 文字の漢字が定義されている。    ただ、WindowsマシンやMacintoshで使用されているシフトJISの体系では  これだけ大量の文字を実際に利用するためのうまい方法が見つからなかっ  たため、折角制定されたのにも関わらず、利用されるに至ってない。  Windows98やUnixでは UnicodeやEUCの仕組みを利用して使うことができる  が、実際にはまだあまり使用されていないようである。またX0213-2000の  発表により、この規格が死に規格になる可能性も出てきた。  X0212は主として古典文学で使用されている文字を多く収録している。
JIS_X0213-2000 2000年3月8日に告示された新しい漢字コード体系。X0208  に代わる新しいコード体系で従来の文字表に約5000字が追加されている。  通称「新拡張JIS」。「第三水準・第四水準」という言い方もあるが、そ  れら以外に非漢字も拡充されている。  これまでの規格 JIS X0208 では、文字を区と点で定義していたが X0213  ではこれに面が加わる。面は1と2で、面1が従来のX0208の空間に相当する。  従って、Unixで使用されている EUCで X0213を処理するためには 3バイト  で表現することが必要になり(2面の漢字は先頭に8fを付ける)、ソフトの  対応が必要である。しかしWindowsやMacintoshで利用されているシフトJIS  ではこの第2面の漢字もきちんとシフトJISで表現できるので、フォント・  ファイルだけインストールすれば、従来のソフトでもそのまま利用できる  可能性がかなり高い。既にX0213用のフォントを発表しているサイトもある。  新し物好きな人は早速ダウンロードして使ってみるとよいであろう。  ※ X0213 のシフトJISとの対応    面1の 2121〜7E7E → 従来通り 8140〜9FFE, E040〜EFFC に対応する。    面2の 2121〜217E → F040〜F09E       2321〜247E → F140  〜  F1FC       2521〜257E → F240〜F29E       2821〜287E →      F09F〜F0FC       2C21〜2C7E →      F29F〜F2FC       2D21〜2E7E → F340  〜  F3FC       2F21〜2F7E → F440〜F49E       6E21〜6E7E →      F49F〜F4FC       6F21〜7E7E → F540  〜  FCFC  X0213には、人名や地名に必要な漢字のほか、アイヌ語表記なども睨んだ  特殊カナ(カ゜キ゜等)、数式を書くのに必要な記号(アレフ等)、よくあ  る絵文字(電話マーク等)、欧州言語用の特殊アルファベット、ローマ数字、  丸付き数字、丸付きアルファベットなども含まれている。  X0213は一応 X0208のコード体系に収まっているが、従来IBM拡張漢字な  どが「空き領域」に定義されていたところと完璧に衝突している。この  ためメーカーなどの中には X0213 への対応に消極的な発言をしている  所も多いようである。ただそれらの発言は「ちょっと待ってよ」という  時間稼ぎのため発言のようにも思われ、やはり数年以内にはきちんとし  た対応がされるのではないかと想像される。  このように漢字コードの基準によって文字が入れ替わってしまう場合の  対処としては、ISO-2022 に定められる、文字コード表のシフト機能を  利用するのがもっともスマートである。    ESC ( @ ISO-646    ESC ( B US ASCII    ESC ( H スウェーデン文字    ESC ( I JIS-X0201 カタカナ    ESC ( J JIS-X0201 ローマ文字    ESC $ @ JIS C6226-1978 (旧JIS)    ESC $ A 中国簡体字    ESC $ B JIS X0208-1983 (新JIS)    ESC $ C ハングル    ESC $ D JIS X0212-1990 (JIS補助漢字)  ここに今回の JIS X0213-2000 の識別コードも追加されるはずである。