Inside_Macintosh Macintoshのハードやシステムサービス、各種のAPI 
 の詳細を記述し、あわせてMacintosh上のプログラムを組む時の心得を 
 記載した、名著。 
 この本の考え方は最初の方に書いてある下記のようなことばに集約される。 
  
 『この本が主張する考え方に納得できない時は、中途半端にこの本の指示 
 を守るのではなく、全く別の考え方でソフトを組んで欲しい』 
 その言葉に従って、Macintoshの標準の操作手順を無視して、独自のイン 
 ターフェイスで作られた傑作プログラムがExcelである。 
 初期のWindowsの開発者向けマニュアルにはプログラミングのスタイルに 
 関するガイドブックが添付されていたが、その内容も Inside Macintosh 
 の主張するところと同様であった。 
 Appleは最初Lisaというパソコンを作り、このマシンを素晴らしいも 
 のにするため、この理念を完全に理解できている、Apple社内で全ての 
 ソフトを開発しようとした。そのためLisaの情報は一切公開しなかった。 
 しかし、それはあまりにも無謀なことでいくらAppleでも力不足であった。 
 そこでLisaの挫折をもとにMacintoshを作った時、Lisaから一転して全て 
 の情報をオープンにするとともに、変なプログラムを作られないよう、 
 自分たちがパソコンについて信じるところのものを、この本で熱く語った 
 のであった。 
  
 このため、Macintoshにおいては、ほとんどのソフトが同じ操作方法で 
 扱うことができるようになっていた。 
 Windowsの場合は、この方針が徹底しなかったため、ソフトによって操作 
 がかなりバラバラになってしまった。 

INS-P (INS Packet) NTTのISDN用パケット通信サービス。
INST (Instruction) 機械語の命令。
install →インストール
instance →インスタンス
INT (Interrupt) 割り込み。詳しくは同項参照。  →割り込み,IRQ
INT (Integer) 整数。正確には固定小数点数のこと。長さによって次の  ような範囲の数値を表現できる。                 符号付き        符号無し  int*1 1バイト    -128〜127       0〜255  int*2 2バイト   -32767〜32768      0〜65535  int*4 4バイト -2147,483648〜2147,483647  0〜4294,967295  int*8 8バイト -9,223372,036854,775808   0〜18,446744,073709,551616          〜 9,223372,036854,775807    char,byte,short,int,long などという名称もあるが、これらは開発系に  よって実際のバイト数が違うので、注意が必要である。    byte は通常1バイトである。  char は文字が入る大きさなので、かつては1バイトだったが現在はUnicode     の入る大きさ、つまり2バイトである。Unicode2が普及すると4バイト     になるかも。  shortは通常2バイトである。  int は2バイトのシステムと4バイトのシステムがある。  long は4バイトのシステムと8バイトのシステムがある。
INTAP (INter-operability Technology Association for information Processing)  情報処理相互運用技術協会。
integer →INT
Intel インテル。世界最大のMPUメーカー。  1968年、Robert Noyceはリストラに揺れていたFairchild Semiconductor  を辞めてGordon Mooreとともに Intel を設立した。すぐに Andy Groveも  参加した。Noyceが社員番号1番、Mooreが2番、Groveが4番である。    Noyceは当時画期的な「IC」というアイデアを考案していた。そのころの  コンピュータはトランジスタで作られていたが、トランジスタをハンダ  付けして配線していく作業はたいへんで、ハンダの不具合からコンピュー  タにエラーが起きることは珍しくなかった。このトランジスタは半導体で  できている。半導体はシリコン(珪素)に不純物を混ぜて作る。それならば、  いっそのこと、大きなシリコンの板の上に最初から回路の設計図を書き、  その設計図通りに不純物を浸透させて半導体を生成、トランジスタを作り  付けてしまえばいいのではないかと考えた。    Noyceはこのアイデアの特許を取得して、この新しい会社で生産・販売を  行おうと考えたのである。先行きの暗いFairchildでこの商品を上司に提  案するよりも、独立して新しい道を模索することを選んだのであった。  時にNoyceは41歳。企業家としては遅いスタートであった。  当初会社名は Moore and Noyce であったが、友人が「More Noise」に聞  こえると指摘した。そこで彼らは会社名を色々考えた結果、Intel と定め  た。これは INTegrated ELectronics という意味である。登記しようとし  たら同名のモーテルのチェーンがあったが、彼らはその権利を買い取った。  Intelの最初の製品は64ビット(!!)のSRAMである。当時はそういう時代で  ある。この商品は十分売れた。しかしIntelの運命を変えたのは日本から  の客人であった。  Intel創設の翌年、日本のビジコンの嶋正利らがIntelを訪ね、電卓用の  12種類のICを発注した。しかし当時インテルには12種類ものICを開発する  だけの資金力とマンパワーが存在しなかった。しかしこの時、プロジェク  トチームの Ted Hoff が画期的なアイデアを考えた。MPUであった。  Hoffは一つのICの中に小さなコンピュータを作り付けてしまおうと考えた。    その小さなコンピュータにはプログラムを動かす機能も持たせる。すると、  プログラムを変更することにより、1個のICが12種類の動作をこなす、と  いうわけである。そのためにはICの中にコンピュータの基本要素を全て作  り込んでしまえばよいと考えられた。  もしこの時代Intelに充分な資金力と人手があったら、このアイデアは採  用されなかったかも知れない。しかし、当時のIntelにはこの考えで行く  しかなかった。嶋とHoff,そしてFederico Fagginにより、このICは設計さ  れ、世界初のマイクロプロセッサ i4004が誕生した。    そういうわけでi4004はビジコンとの共同開発製品であるが、Intelはこの  製品は売れると踏んで、ビジコンに6万ドル(当時のレートで2000万円.今  のお金にすれば多分6000万円〜1億円くらい)を払い、このICに関する権利  を買い取った。  その後の、Inelの歩みに関しては、i8086,i80286,i386,i486,  Pentium,Pentium III,pentium 4,Pentium M,Itanium,Core,  ATOM, x86_family_CPUIDなどの各項、参照のこと。  IntelのCPUは初期の段階では交通信号などに組み込まれて、制御用に使用  されたが、MITSAltair以来、パソコンのCPUとして広く使われるよう  になった。中でも、IBM-PC のCPUとして採用されたことは、このメーカー  をひじょうに大きく飛躍させた。    AMDやかつてのCyrix,最近のTransmetaのように互換チップメーカーが育っ  ているのも、Intelの成功を物語っている。