HyperCard ハイパーカード。Bill Atkinsonが作成した、当時多くの人に 
 「新生代」を感じさせたソフト。マッキントッシュに1987年以降無料バン 
 ドルされた。当時、Atkinsonはこのソフトをアップルに提供するに当たっ 
 て、必ず無料バンドルすることを条件としたのであった。このためHyper 
 Cardは、ソフトを配布するインフラとしての地位を確立し、しかも誰もが 
 HyperCardのソフトを作ることができ、またカスタマイズ可能であった為 
 多くの人々の手により多くのソフトが作られ、一大文化が生まれた。 
 HyperCardは当時の言葉でいえば「オブジェクト指向データベース」とも 
 いうべきもので、「スタック(stack)」の上に多数のカード(card)を置き、 
 各カードには背景(background)の上にテキスト、画像、ボタン、などの 
 コンテナ(container)を配置する。背景は多数のカードで共通に使用され 
 る。そして、スタック・カード・背景・コンテナなどといった各オブジェ 
 クトに HyperTalkというPascalライクな言語で書かれたプログラムを 
 書くことができる。HyperTalk は初心者でも比較的習得がしやすく、 
 GOTO文が禁止されていたため、訳の分からないプログラムになりにくい。 
  
 HyperCardのグラフィックの編集ツールはかなりパワフルなもので、当時 
 3〜4万円するグラフィック・ソフトを越えていた。特にあの当時拡大され 
 た状態で鉛筆ツール以外のツールが使えるソフトは少なかった。また、 
 HyperCardはアプリケーションとして配布してビジネス・ユースなどで 
 使う場合にそなえてユーザーレベルの設定機能やパスワード保護機能など 
 も供えていた。また、どうしてもHyperTalkでは書けないような機能は 
 XCMD,XFCNという形で、バイナリー形式のモジュールを利用できる 
 ようになっており、XCMD/XFCN は C などで作成することができた。 
  
 当時HyperCardの弱点としてはカラーではなかったことと、マック以外の 
 プラットフォームで使えなかったことである。当時はまだWindowsは2.xの 
 時代でユーザーが少なくプラットフォームになり得なかった。しかしMSDOS 
 上でこのソフトの互換ソフトを作るのは相当の困難があった。カラーに 
 関しては独自にHyperCardをカラー化したスタックも多く作られたし、 
 HyperCardをデフォルトでカラー化させるソフトや、カラーのHyperCard 
 クローンなども、あちこちのソフト会社から出された。 
 しかしアップルはその後、このHyperCardについて、本来の「無料配布」 
 の方針を転換し、無料配布は HyperCard Lightにして、フルスペックの 
 HyperCardは有料にしてしまった。更には無料添付そのものが中止されて 
 しまった(一応、アップルのサイトからは無料でHyperCard Lite 2.2が 
 ダウンロード可能。またMacOSのCDには一応HyperCard Playerが収録さ 
 れているが自動ではインストールされない)。 
  
 このことによりHyperCardはインフラとしての地位を失い、当時この方針 
 に怒るファンもあり、AppleとMacintoshに見切りを付ける人たちもいた。 
 そして多くの雑誌が「さようならHyperCard」と題した特集を組んだ。 
 アップルはその極めてまずい販売戦略により、大きな市場と多くのファン 
 を失った。 

HyperRoad ハイパーロード。@niftyのアクセスポイント、及びそこから  @niftyのサーバーまでを結ぶVANの名称。  1997年にInterwayとともに公開された。Hyperの名称は、このネットワ  ークに、インターネット用のTCP/IPのパケットと、従来のTTYのパケット  の両方が共存できるように作られているからである。    ただし実際にはHyperRoadのアクセスポイントからはTCP/IP接続のみを許  可しており、TTY接続したい場合はNIFTY-ROAD7のアクセスポイントから  接続しなければならない(ただし一部のアクセスポイントは実は共用設定  になっているらしい)。  なお、HyperRoadはアナログ接続用のHyperRoadとISDNデジタル回線用の  HyperRoad64がある。
HyperTalk ハイパートーク。HyperCardで利用できるスクリプト言語。  HyperCardの各オブジェクト(ボタン、テキスト、画像、カード、背景、  スタック)ごとに指定できる。構造としては各々に起きたイベント  (on mouseUp/mouseDown, on mouseEnter/mouseLeave, onopenCard,  on closeStack, on idle, etc.)ごとにその動作を定義する方式である。  これを覚えておけば、DirectorLingo, やホームページで使用され  ている JavaScipt また AppleScipt なども比較的容易に習得できる。
HyperText 1965年にテッド・ネルソンが提唱した概念で、テキスト同士の  関連した部分が結びつけられた体系のこと。HTMLはこのHyperTextの一  種である。
HyperThreading インテルのXeonの2002年1月版,Pentium4の2002年11月版  で搭載されたCPUの高速化技術。    Pentium4は20段ものパイプラインを持っているため、実際には大半の時間  パイプラインのかなりの部分が「空いている」。そこでその空いている  パイプラインやレジスタを使用して、あたかももうひとつCPUがあるかの  ように振る舞って、結果的に全体的な処理速度を上昇させる技術である。    実際にこの機能を利用するにはマルチプロセッサに対応してアプリケー  ションが必要であるが、CPUパワーを必要とするグラフィックソフトなど  で対応するものが少しずつ登場している。    →NetBurst
Hz (Hertz) ヘルツ。波動の周波数の単位。1秒間に1回振動する時1ヘ  ルツという。人間の耳に聞こえる音の周波数は20Hz〜20,000Hzといわれる。  NHKの時報の音は440−440−880Hzである。電磁波では可視光線が 4〜8×1014 Hz、γ線は1024 Hz以上になる。
Hz (Hertz) ヘルツ。マイクロプロセッサのクロック(内部時計)の速度  の単位。1秒間にクロックが1回打つ時1Hzという。Hz数をCPIで割っ  たものがIPSになる。最近のマシンは一般にはMHz(100万ヘルツ),GHz  (10億ヘルツ)などで表す。    例えばインテルのPentium IIIは 0.5CPIくらいあるので、800MHzのPenti  umIIIが 800M÷0.5 = 1600MIPS (1.6GIPS)になる。  →コンピュータの速度
Hz (Hertz) ヘルツ。デジタル録音をする時のサンプリングの頻度の単位。  音は空気の振動であるので、十分細かい時間単位ごとに、その瞬間の音の  エネルギー量を記録しておけば、その音を(その時間単位に対応した音質  の範囲で)完全に復元することができる。  現在音楽用のCDでは44.1KHzで16ビットである。つまり1秒間に44100回サン  プリングを行い、その瞬間の音の大きさを65536段階で記録する。これは  音質に換算すると約90dbに相当する。(log65536=4.8→4.8×20=96)  →PCM,ADPCM
【I】
I2L (Integrated Injection Logic) 1972年に考案されたバイポーラ型  トランジスタを高集積するための技術。