HSV (Hue-Saturation-Value) 色を色相(hue),彩度(saturation),明度 
 (value)で表すこと。HSBとも。 
  
 本項では類似の表現形式であるHLSと合わせて解説する。 
  
 ■色調(hue) その物体が光を反射、または発光した時の光の波長を言う。 
  一般にカラーサークルの角度で表す。 
  hue 色相No RGB   色名 
   0度  2  255.0.0  赤 
  15度  3  255.64.0 朱色 
  30度  5  255.128.0 オレンジ 
  60度  8  255.255.0 黄色 
  90度 10  128.255.0 黄緑 
  120度 12  0.255.0  緑 
  150度    0.255.128 ターコイス 
  180度    0.255.255 水色 
  210度 16  0.128.255 セルリアン 
  240度 18  0.0.255  青 
  250度 19  42.0.255 コバルトブルー 
  255度 20  64.0.255 バイオレット 
  260度 21  85.0.255 青紫 
  270度 22  128.0.255 紫 
  300度 24  255.0.255 赤紫 
  330度  1  255.0.128 ピンク 
 ■彩度(saturation) 色の飽和度を表すもので、通常パーセントで表す。 
  0%が灰色、100%は純色である。カラーサークルでは外側ほど 
  彩度が高い。 
  
 ■明度(value) 強度ともいう。色の明暗を表すもので、通常パーセントで表す。 
  Lightness方式(HLS)とBrightness方式(HSV)で考え方が異なる。 
   
  HSV方式では Brightness 0%が黒で100%が純色である。 
  HLS方式では Lightness 0%が黒、50%が純色、100%は白である。 
  
 ※彩度と明度の組み合わせ 
  
  たとえば茶色の絵の具に白を混ぜると色は明るくなるが鮮やかさは落ちる。 
  
  大雑把にいうと彩度と明度(HSV方式)は次のように考えればよい。例:青の場合 
  
  彩度\明度 V=100       V=50      V=0  
  S=100   青(0,0,255)    濃紺(0,0,128)  黒(0,0,0)  
  S=50    空色(128,128,255) 藍(64,64,128)  黒(0,0,0)  
  S=0    白(255,255,255)  灰(128,128,128) 黒(0,0,0)  
  どんな色も彩度を0にすると灰色になる。明度を0にすると黒になる。 
  純色から始めて、明度を落としていくと次第に「濃い」色になっていく。 
  逆に彩度を落としていくと次第に「くすんだ」色になっていく。 
  
 ※彩度・明度とRGB値。 
  例えば Hue 330度のピンクの場合、明度・彩度が100%の場合のRGB値は 
  255.0.128 である。 
  
  ここで例えば彩度だけを50%に落とす場合、純色では彩度を落とした先 
  は白であるから、白(255.255.255)に近づくように、255.128.192 とす 
  れば彩度50%の色が得られる。結果はパステルピンクのような感じの色 
  である。 
  
  そうではなく明度を50%に落としたい場合は、明度0は黒(0.0.0)である 
  から、黒に近づくように 128.0.64 とすればよい。結果はワインレッド 
  のような感じの色になる。 
  
 ※HSVとHSB 
  Vはvalue, Bはbrightness で、言葉が違うだけで同じものである。 
  
 ※HLSとHSV 
  この2つの方式は類似の方式であるためしばしば混同されている場合も 
  ある。以下に両者の関係を説明する。 
   
  H(色相) 両者とも共通 
  S(彩度) どちらも彩度0は灰色になる。 
      同じHL/HVで彩度を下げていく場合、 
      HSV方式ではR,G,B中の最大の数値に向かって他の色素を上げて行く 
      HLS方式ではR,G,Bの最大と最小の中間値に向かって収束させて行く。 
      RGB=(0,0,128)から始めた場合、 
      HSVではS=0は(128,128,128)になるのに対して 
      HLSではS=0は(64,64,64)になる。 
  LとV(明度) 純色(L=120/V=100)を基準に考えた場合、 
      L=0 に変えるのは V=0 に変えるのと同じ。 
      L=240 に変えるのは Vをそのままにして S=0にするのと同じ。 
  HLSというのは、純色を基準にして、Lを上げる=白を混ぜる、Lを下げる=黒を混ぜる 
  という考え方をしている。 
   
  WindowsのペイントはHLS方式、PhotoshopやGIMPはHSV方式を採用している。 
  ただしペイントはHとは書かずEと書いている(Hと同じものである)。 
  
 ※HLSの最大値 
  HSVではだいたいHを0-360、SとVを0-100 で表すが、HLSでは何を最大値に 
  するかが、ソフトにより差異がある。 
   
  たとえばペイントやNiVEは0-240であるが、Inkspaceは0-255になっている。 
  
 →RGB,CMY

HSYNC (Horizontal Syncronization) (テレビやCRTの)水平同期。  →VSYNC
HT (Horizontal Tab) 一般には単に「タブ(tab)」という。16進数では09h。  タイプライターから来た言葉で、縦揃えをおこなうために、テキストを  ある位置まで飛ばす制御符号。昔のコンピュータのキーボードには  HTとかHTABとかいう刻印のキーがあり、現在の EnterあるいはReturnキー  に相当する役割が与えられていた。しかし現在は Enter/Returnの創設に  より、tabは左側のわりと押しにくい場所へ追いやられてしまった。  横矢印の刻印になっているキーボードもある。    →tab