FM音源 シンセサイザの音源の一種。複数の正弦波を周波数変調することに 
 より、自然な感じの音が得られる。 
  
 FM音源は1980年代に登場して来た。それ以前のシンセサイザでは正弦波や 
 ノコギリ波、などいろいろな波形の音を発生させ、それを重ね合わせたり 
 一部の音域をフィルターしてカットしたりして、音を作成していた。例え 
 ば440MHzの正弦波に880MHzの正弦波を足し合わせると、かなり複雑な波形 
 の音ができる。単純な正弦波は純粋すぎて耳にはあまり聞こえないが、こ 
 のように倍音が入ることで、より聞き易い音になっていくのである。 
 一般に正弦波からはフルート系の音、ノコギリ波や三角波・矩形波などか 
 らはバイオリンやオーボエ系の音が作れる。 
  
 しかし、この方式の音作りは今から見れば自由度が低く、また音自体も、 
 まさに機械が出しているという感じの音であった。 
  
 FM音源の場合はこの複数の正弦波を従来のように足し合わせるのではなく 
 掛け算!!してしまう。 
 つまり正弦波によって正弦波を変調するからFMなのである。このやり方に 
 よって、音作りの自由度は飛躍的に広がり、このFM方式の音源を搭載した 
 ヤマハのDX-7はひとつの時代と伝説を作った。 
 FM音源はまさに「シンセサイズ」する音源である。現在多く使用されてい 
 るPCM系の音源は、どちらかというと単に加工しているだけの音源である。 
  
 FM音源では、4〜8個程度の素材の正弦波を使用する。そしてその各々の 
 正弦波の立ち上がりや維持時間・崩壊速度などを細かく設定し、そして、 
 どの素材でどの素材を変調するかなどといったアルゴリズムを設定する。 
 これによって正弦波のみを使用しても、実に無限の音のバリエーションが 
 作れるのである。 
  
 FM音源を使った音作りにハマったら、あっという間に一週間や二週間は 
 ふっとんでしまう。 
 シンセサイザの音はFM音源の登場によって、はじめて生楽器を代替可能な 
 ものになったのである。 
  
 →PCM音源

FM放送 FM波を使用したラジオ放送。現在国内で使用されている地上波放送  の方式は下記のように分類される。       TV 映像部分:AM方式        音声部分:FM方式     ラジオFM放送:FM方式        AM放送:AM方式(中波使用)        短波放送:AM方式(短波使用)
FM7 富士通が1982年に発売したBASICパソコン。FM8の廉価版で、その後の  FM77のベースにもなった。
FM8 富士通が1981年に発売したBASICパソコン。CPUは6809。
FM11 富士通が1982年から1984年まで発売したBASICパソコン。
FM16 富士通が1984年から1986年まで発売していたBASIC/MSDOSパソコン。  特にFM16βシリーズは有名である。1985年までのモデルはBASICパソコン  だが1986年のモデルはMSDOSパソコンで、1987年以降のFMRにつながって  いく。  →FMV
FM16β →FM16
FM77 富士通が1984年から1986年まで発売していたBASICパソコン。  6809系のCPUを搭載。BASICマシンだが、OS/9を動かしている人もかなり  あった。
F-Mail 送られてきたFAXをホームページ上で閲覧できるというサービス。  つまり相手が電子メールの環境がなくても、そこ宛に送ってもらえば  こちらはホームページで見れるというわけである。BNTとCSKが共同開発  し、1996年からサービスを運用している。
FMB (Funkey Monkey Baby) 日本の男性3人による歌唱ユニット。
FMC (Full Model Change) (特に自動車の)フルモデルチェンジ。
FMC (Fixed Mobile Convergence) 固定電話と移動体通信とを複合化した  サービス形態。たとえば携帯電話が家庭内では固定電話の子機として使用  できるなどといったもの。
FMD (Face Mounted Display) 眼鏡式のパソコンディスプレイ。一般に  VR(仮想現実感)に使用される。オリンパスのEye-Trekなどはかなり  売れたもよう。
FMEA (Failure Mode Effect Analysis) システムの故障対策の分析手法の  ひとつ。故障を定性的にとらえる。
FMECA (Failure Mode Effect and Criticality Analysis) システムの故障  対策の分析手法のひとつ。故障を定量的にとらえる。
FML (Free Mailing List) メーリングリスト専門のプロバイダ。無料で  利用できるため利用者は多いが、運営者になりたい場合、ある程度メー  リングリスト運用の経験が無いと、いきなりここから始めるのは、少々  きついかも。
FMR 富士通が販売していたMSDOSパソコン。独自のMSDOSを使用していて  フロッピーも独自のフォーマットだったが、PC98用のフロッピーもIBM-PC  用のフロッピーも読み書きすることができた。    富士通がそれまでの9450IIの多機能パソコンの路線を諦めて制作  した本格的な汎用パソコンである。一応MSDOSで動くので、PC98用の  ソフトの中にも「お行儀が良い」ソフトでは動作するものもあり、また  簡単な変更でFMR用のソフトが作れることからPC98用のソフトにFMR用の  設定ファイルを同梱して販売しているソフトメーカーもあった。このため  使えるソフトの数は多く、各社から出ていた独自仕様の汎用パソコン  の中では比較的成功した部類である。    しかし富士通はこの路線ではどうしても日本電気に勝てないということ  を悟り、FMVを投入してIBM互換路線に移行した。    →FMV
FMS (Faith MIDI Station) ソニー・コミュニケーション・ネットワーク  がフェイスと共同で運用している、MIDIの音源や関連ソフトを配布する  サービス。
FMS (Flexble Manufacturing System) 工場の生産ラインの管理方式で、  他種類で少量の品物を生産できるように、柔軟にラインを組み替えられる  ようにしたシステム。大量消費時代が終わった、1980年代からかなり普及  するようになった。
FM-Towns 富士通が1989年に発売したパソコンで、PC98が優勢だった時代に  富士通が一矢報いた、傑作パソコンである。    初期のFM-TOWNSはハードディスクを持たず、全てのソフトをCD-ROMから起動  しようとしていた。これはいろいろなソフトをインストールするがために  各種のトラブルを引き起こすハードディスク方式から脱皮する画期的な手法  であったが、当時のCD-ROMの性能では、これは必ずしも使いやすい環境とは  ならなかった。そこで途中からFM-TOWNSもハードディスクを搭載するように  なった。    FM-TOWNSのOSはTOWNS-OSで略称TOSと呼ばれていた。Windows2.x/3.x に類似  のユーザーインターフェイスであったが、ソフトの開発環境はさすがにマイ  クロソフトとは掛けているお金の単位が違うので、貧弱であった。    FM-TOWNSにはWindowsも搭載可能で、実際問題として、FM-TOWNSでWindows3.x  を動かしている人はけっこういた。ディスクにパーティションを切って、  両方を同居させている人も多かった。    FM-TOWNSの時代はWindows95の登場によって事実上完了する。さすがの富士通  もWindows95に対抗できるほどのTOWNS-OSの新バージョンは作れなかったので  あろう。一時期はFM-TownsでWindows95を動かすことも検討したようだが、  それだけの開発費を掛けるメリットを見いだせないということでこのシリーズ  は中止されることになった。    そして富士通はこのあとFMVを発売して、Windows95時代の国内トップ・  セラーへの道を歩み出す。